【2024年5月最新】ポケカ環境デッキランキング【Tier】

ポケカコラム

当Webメディアは、チャンピオンズリーグ入賞や世界大会の権利獲得等の実績を持つプレイヤーによって運営されています。

更新日:4/29【月】

ポケカの環境とは?

トーナメントシーンで活躍するポケモン群をポケカの環境デッキと言います。環境はTier上位のデッキで形成され、現在【R6/4/29】では、ドラパルトexが環境の中心にいるデッキです。

Tier(ティア)とは?

Tier(ティア)とは、「段」「階層」のこと。

ポケモンカードではデッキの強さや評価を格付けしたものを表します。

強い順からTier1,Tier2,Tier3…(またはS、A、B…)と用いられることが一般的です。

Tier ランキング

信頼性

このランキング表は日本、海外の公式大会の結果に基づいて作成されています。

Tier1【Sランク】

ドラパルトex

変幻の仮面収録の新カード、開幕早々トーナメントシーンを席巻中の超新星。現状リリースされているカードだけではダメカン6個をのせる効果を防ぐことは難しく、撒いたダメカンの布石を回収する再現性の高さから先攻2ターン目の『ファントムダイブ』は現代ポケモンカード最強の攻めと言っても過言ではない苛烈さを備えている。

ドラパルトexの『ファントムダイブ』は数年前リリースされたドラパルトVMAXを彷彿させるもの。ドラパルトVMAXは当時もその能力の高さで世間の耳目を集めた存在であったが、コロナ下の影響もあり脚光を浴びることなかった。そんな辛酸を舐めた過去を清算するべく、更なる強化を経て煉獄から蘇る。

Tier2【Aランク】

ルギアVSTAR

ルギアVSTARの特性【アッセンブルスター】でアーケオスのベンチに出し、アーケオスの特性【プライマルターボ】で特殊エネルギーをポケモンにつけて戦うデッキ。

アーケオスさえ出してしまえば特性【プライマルターボ】を宣言するだけで強力な攻撃を繰り出すことができるため、ルギアの魅力はその手札干渉への強さと、場の制圧力にて測られる。チラチーノのワザ『スペシャルころころ』をメインウエポンに据え、環境で唯一ドラパルト、リザードン両exをタイマンで凌駕する最後のリベンジャー。

変幻の仮面環境ではレガシーエネルギーが追加された。これによりテツノカイナex、オーガポンいどのめんex、かがやくリザードン諸々が参戦。正にルギアこそ新弾タイトルを冠する変幻を称するに相応ししく、オーガポンからその称号を奪取して1段階上のデッキへ進化する。

リザードンex

HP330、最大ダメージ330、特性はエネルギー3枚加速と単体性能は2進化exの中でも最強格。

序盤の安定性とダメージの低さという課題を抱えているが、そのデメリットすらも逆手に取る高いカウンター性能と、ポテンシャルを最大限に引き出すために練り上げられた先駆者たちの理論で武装してTier1の座に君臨する絶対王者。ピジョット型とビーダル型の2種類があり、4/29【月】現在、チャンピオンズリーグ優勝構築や世界最強と名高いトード選手愛用のピジョット&ビーダル混合型が人気の型となっている。

変幻の仮面環境では遂にTier2へのランクを落とす。2024年シーズン終始Tier1デッキとして全デッキの前に立ち塞がっていたが、その玉座からは引きずり降ろされ市民の立ち位置へ。リザードン最強神話は崩壊した。

Tier3【Bランク】

ギラティナVSTAR

VSTARの中で単体性能最強を誇るギラティナ。

環境を度外視するスターレクイエムを主体にすることで、ex環境に移り変わっても粘り強く活躍ができている。

ロストギラティナの強みは単純に対策が難しいことが挙げられる。ギラティナVSTARだけを倒すのであればそこまで苦労はないのだが、極端な対策をすると今度はギラティナVSTARの取り巻きに勝てなくなってしまう。とにかく万能なデッキであり、このデッキに真っ向から有利を取るのはなかなかに難しい。

環境初期から時の経過とともに徐々に人気を取り戻しており、相性が不利なデッキが少ないこと、手札が悪くても粘り強く戦えることから腕自慢たちがこぞって使用している。

ロストバレット

たねポケモンを主体としたロスト軸のデッキはロストバレット(海外ではロストゾーンボックス)と呼ばれる。(場面に応じてポケモンを使い分けて戦うデッキタイプは日本ではバレットと呼ぶ。)

ロストバレットは長い間ダメージ不足に悩まされてきたが、トドロクツキexのワザ『くるいえぐる』により念願の必殺を得た。大型exにはトドロクツキが、小型にはウッウやヤミラミが戦う効率の良さを武器に有利なサイドレースを展開する。高いカスタマイズ性能を活かして環境にムーブメントを巻き起こす変幻自在の風雲児。

クリムゾンヘイズ環境ではガチグマアカツキexが新たな選択肢として加わった。前環境ではロストバレットに対してはテツノカイナexを最速でぶつけることで対策されていたが、その手段に対する有効なカウンターを得た。

パオジアンex

セグレイブの特性【きょくていおん】とパオジアンexのワザ『ヘイルブレード』を基本戦術に相手ポケモンを蹴散らすデッキ。ダメージ上限のないパオジアンexのワザ『ヘイルブレード』は青天井ワザといわれ、水エネルギーを用意することさえできればどんなポケモンでも1回の攻撃できぜつさせることができる。

水エネルギーでエネルギー要求を間に合わせることができるポケモンはすべてこのデッキのアタッカー候補であり、例えばテツノカイナexのような雷エネルギーを要求するワザも特性【きょくていおん】と合わせて無理やり成立させることが可能。

デッキの弱点として、手札を減らされる行為にとにかく弱い。(ナンジャモ、ツツジ等)

パオジアンが生涯向き合うこととなるのは、タイプ弱点やデッキ相性うんぬんではなく手札干渉行為そのものであり、その戦いの歴史を刻んでいくこととなる。

サーナイトex

フワンテ、サケブシッポ、ミミッキュ、ハバタクカミ等、綺羅星の如く集結した超タイプの才能たちをサーナイトの特性【サイコエンブレイス】で彩るデッキ。

超タイプのたねポケモンには一風変わった能力を備えたものが多く、サーナイトexは本来このようなポケモンたちを細かく運用して戦うデッキとなるように開発されたものと思われる。特殊能力を持ったたねポケモン+【サイコエンブレイス】の組み合わせは環境に対するメタカードをリリースしやすく、環境考察が行き詰まったときに、その答えはサーナイトの中にある、と導きたい開発陣の思想が読み取れるデッキコンセプト。

クリムゾンヘイズ環境ではアンフェアスタンプ、公民館が選択肢として加わった。特にアンフェアスタンプの介入でロストデッキに対して強く立ち回れるようになり、サーナイトのシェア率を伸ばすきっかけとなった。

未来バレット

ミライドンのワザ『アクセルピーク』を起点にエネルギーをつけて、そのポケモンたちをテツノカシラexで強化して戦うデッキタイプ。環境当初は様々な未来のポケモンを使い分けて戦うデッキという認知のされ方だったが、昨今ではテツノカイナexにエネルギーを集めてワザ『ごっつぁんプリファイ』でサイドを6枚もぎ取るゴリゴリの根性論デッキとなっている。

クリムゾンヘイズ環境ではテツノイバラexが選択肢に加わった。特性【イニシャライズ】の変化球でコントロール寄りの立ち回りも可能に。

Tier4【Cランク】

カビゴンLO

カビゴンの特性【とおせんぼ】で相手のワザが乏しいポケモン(マナフィ、かがやくゲッコウガ等)をバトル場に縛りつけ、相手にサイドを取らせないまま、番始めのドローで相手のLO(ライブラリアウト=山札切れ)による勝利を狙うデッキタイプ。

妨害に特化した性質から嫌煙されがちなこととプレイ難度が高いという先入観から使用率こそあまり高くないが、たねポケモン主体のため安定性が高く、確立された強さがある。

クリムゾンヘイズ環境ではガチグマアカツキexが登場し、サイドを取り切る戦術も現実的に可能になった。ただ、強化された反面多くのデッキにミカルゲを始めとしたメタカードが採用されるほど風当たりが強くなり、4/23【火】現在、身動きが取りづらい状況になっている。派生として「ピジョットex」を軸にした型も存在する。

トドロクツキex

強制きぜつワザ『くるいえぐる』を主体に戦う。「オーリム博士の気迫」と「ダークパッチ」で悪エネルギーを用意し、海千山千の猛者共を有無を言わさぬ強制きぜつで追い込む。

代償としてトドロクツキexはワザの反動で自らに200の多大な自傷ダメージを負う。そのためワザの反動で倒れないように相手より先に攻撃を仕掛ける必要があり、そのスピードは環境デッキの中でもトップクラスの最速構築。

4/23【火】現在、トドロクツキにはイキリンコexやミュウexで最速を目指すスタンダード型、『あだうちやばね』のトドロクツキとのコンビネーションで戦う黒古代と呼ばれる2種類がある。

アルセウスギラティナ

アルセウスのワザ『トリニティノヴァ」でエネルギーを加速しつつ、大物はギラティナのワザ『ロストインパクト』で仕留める硬派なデッキ。このシンプルな動きに「ジャッジマン」や「ナンジャモ」などの手札干渉を交えて相手を妨害しながら戦う。

アルセウスを1回の攻撃できぜつさせることができるデッキには弱く、そのデッキは環境内に数多く存在するが、新カード「マキシマムベルト」の追加により生存権を得る。『トリニティノヴァ』でパオジアンやトドロクツキ、『ロストインパクト』でリザードンを倒せるようになり、妨害性能とその火力を活かして戦うデッキとなった。

クリムゾンヘイズ環境で強化を得たポイントはない。4/21【月】現在、カビゴンLOが注目されている中、それに対抗してルギアがシェア率を伸ばしている。アルセウスギラティナはルギアを苦手とするデッキであるため、カビゴンLO対策に巻き込まれる形で勝率を落としている。

タケルライコex

自分の場のポケモンについている基本エネルギーを好きなだけトラッシュし、その数×70ダメージを与えるワザ『きょくらいごう』をメインに据え戦う。その倍率は現環境トップのダメージ倍率を誇る。

『きょくらいごう』のみで戦うと立ち回りが一辺倒となるため、相方には柔和な動きを促進するものが選ばれる。4/23【火】現在、タケルライコのデッキタイプはスナノケガワexを相方にしたスタンダード型、ロスト型、サーナイト型、オリジンパルキア型など多岐にわたる。

イダイナキバLO

【イダイナキバLO】ジムバトル優勝デッキレシピ
4/15【月】トレカショップVOW(滋賀)優勝

ワザ『じばんほうかい』にて相手の山札切れを目指す能動的ライブラリアウトデッキ。「古代」のサポートを使ったあとに『じばんほうかい』を使うことで1ターンで相手の山札を4枚トラッシュすることができる。

その回数、およそ4枚×8回の『じばんほうかい』で勝利できると言われており、プレイヤーはこの8回を意識したプレイと構築が求められる。特別有利なデッキもいたり、特別不利なデッキもいたりと、勝敗はマッチアップに大きく依存する。しかし『じばんほうかい』でトラッシュされるカードによっては相手のリソース切れ勝利も狙えるため、机上では到底測れない実対戦ならではの因果で勝利を引き寄せる。

Pokeca Book Presents

タイトルとURLをコピーしました