更新日:12/8【日】
リザードンex環境動向メモ
- テラスラルフェスex収録のスボミーの影響でシェア率大幅減少。グッズロックが解除されるまで能動的に動くことができないため、中間進化を経由する工夫が必要。(エヴォリューションや偉大な大樹等)
テラスタルフェスex収録カードによる構築変化
- スボミーの影響により、構築の変更を余儀なくされた。スボミーによるグッズロックで盤面を整えられ、その後、カースドボムが有効でないタイミングで動き出されるため、勝利のための条件が増加している。
また、相手の動き出しのタイミングで「ナンジャモ」が併用されることで、ピジョットexへの進化が困難となった。この結果、従来の構築のままでは新環境で後れを取る可能性が高い。
環境デッキに対する立ち回り方
リザードンex【ヨノワール採用】
「森の封印石」とサポート「ペパー」で初動を支えるデッキタイプとなっており、ロトムVの特性【そくせきじゅうでん】を使うことで序盤からサポートカードに触りやすく、安定度が高い。
ピジョットexの進化さえできれば、特性【マッハサーチ】で好きなカードを持ってこられることで、デッキパワーを余すことなく発揮できるようになっている。
そのため、序盤はロトムVの特性【そくせきじゅうでん】を多用して手札、盤面を整え、数枚サイドを取られてからダメージの上がったワザ『バーニングダーク』で制圧していくように戦う。
中盤以降はヨノワールやブライアを駆使してサイド枚数を調整し、より少ない攻撃回数でサイドを取り切ることを目指して戦う。どちらも追加でサイドを取る効果なため、非ルールを主体としたデッキ(古代バレット等)との殴り合いや、1枚サイド先取した後に2-2-2で追いかけられるゲーム展開で有効にはたらく。
VSドラパルト
1ターン目の入り方が重要。ヒトカゲ、ポッポ、ヨマワル、ロトムVをすべてベンチに出して、潤沢な選択肢を以て2ターン目を迎えたい。そのため、ボール系の採用枚数を甘えない構築に仕上げるほど相対的に勝率は増す。序盤の準備が肝心、ポケモンさえ並べば勝てる。
ゲームの方針
ドラパルト側は「カウンターキャッチャー」を常にアクティブにするため、サイドを進めないようにダメカンをばら撒き、その後『デヴォリューション』による盤面崩壊を狙ってくる。
それを防ぐためにリザードン側はあえてHP60であるヨマワルを出し、『ファントムダイブ』の効果のデコイにする。
これをすることでドラパルト側にサイドを取らせ、「カウンターキャッチャー」を使わせないようにできるため、『デヴォリューション』による盤面崩壊プランを未然に防ぐことができる。
ドラパルト側にとってヨマワルはリザードン側の逆転を許す起爆剤であるため、(※)ヨマワルデコイ作戦は概ね通る。ここで巧みにサイドの枚数を操り、3回の攻撃でサイドを6枚取り切るように立ち回る。
カースドボム登場以前のリザードンデッキでは、ほとんどドラパルトデッキに勝つことができなかった。このマッチアップに革命を起こしたのはカースドボムであること。そしてこのマッチアップに勝利するためにはカースドボムを存分に活かす必要があることに留意しておかなければならない。
(※)ドラパルト側はヨマワルを倒さなければ、それこそボム、ボム、カウンターキャッチャー、ツツジ…のような凝縮された1ターンの集中攻撃により逆転のキッカケを与えてしまうため、ヨマワルは倒さなければならない。逆にリザードン側はこのヨマワルきぜつを利用して『バーニングダーク』のダメージ計算を行う。もちろん、ヨマワルのきぜつを確約されているわけではないため、倒されなかった世界線も想定しておく必要がある。
序盤にサマヨール、ヨノワールまで進化させられた場合は、特性【カースドボム】を織り交ぜることでドラパルトexをワンパンできる機会が訪れる。特にサマヨールの特性【カースドボム】50+『バーニングダーク』270=320ダメージでドラパルトexをワンパンするのはかなりコスパが良く強力であるため、積極的に狙う。
淡々とラリーが続くとやはりリザードン側が1手分遅れていることが多い。「フトゥー博士のシナリオ」でその1手分の挽回をしたい。毎ターンヨマワルをベンチに出すように努めると、概ねドラパルト側はヨマワルを倒してくれるため、毎ターンキチキギスexの特性【さかてにとる】がはたらく。【マッハサーチ】と【さかてにとる】を巧みに使いこなして、強い盤面を作っていく。
「ミストエネルギー」の採用がある場合はピジョットexにつける。ピジョットexに『デヴォリューション』が効かなくなることで盤面が崩れにくい。
VSレジドラゴ
お互いに2-2-2のサイドプランでの進行を目指すマッチアップ。リザードンにとってレジドラゴは明確に不利マッチと言われている。1体目のレジドラゴVSTARにサイドを3枚ぶんの活躍をされてしまうと概ね負け。(その後、『まんようしぐれ』と『かえんばく』で敗北)
狙うゲームプランはレジドラゴ側にサイドを2~3枚先行された後、かがやくリザードン+「まけんきハチマキ」の『かえんばく』でレジドラゴVSTARのワンパンを狙う。(この時、ベンチのリザードンexにはエネルギーは無し、又は1枚が望ましい。)(まんようしぐれのケアのため)
そして更にそこから2個の分岐がある。
- 2度目のかがやくリザードンの起用を試みる。
- リザードンexの『バーニングダーク』を宣言。レジドラゴ側のオーガポンexにエネルギーがつかないことを祈る。
当然、1の2度目のかがやくリザードンの起用を目指すほうが強力。ただ、リザードンデッキには炎エネエルギーの数が少なく、エネルギーを引き込む手段が【マッハサーチ】か【れんごくしはい】しかないため、かがやくリザードンの2度目の起用は簡単ではない。
以下このマッチアップの注意点。
- サイド1枚1枚を大事に考えなければならない。いたずらにポッポやヨマワルを出してしまうと『ファントムダイブ』のターゲットになるだけ。サイド1枚の損失すらも大事に戦わないとあっという間にサイドを取り切られてしまう。
- 特性【カースドボム】が勝敗に絡んでくることが少ないため、ヨマワルの選出は慎重に考えたい。(上記のサイドの損失を抑える心構えとカースドボムの性質が真っ向から対立している。)
- 育成の優先順位はピジョットexへの進化が最優先。このゲームの終盤まで見据えると、最後はレジドラゴ側がオーガポンexへの育成が間に合うかどうかの勝負となる。然るべきタイミングで手札干渉をするためにも、ピジョットexの用意が必要。(それに加えてリザードンexの準備も並行して行わなければならないから、このゲームは勝ちにくい。つまりリザードン側の最低条件のハードルですら著しく高い。)
- 中盤以降はリザードンexよりかがやくリザードンの方がレジドラゴ側にとって(※)負荷が高い。
(※)リザードンexは3枚のエネルギーで『まんようしぐれ』を宣言されただけで弱点できぜつしてしまうが、かがやくリザードンをきぜつさせるためには4枚のエネルギーで『まんようしぐれ』を宣言する必要がある。そのため、ことレジドラゴ戦においてはリザードンexよりかがやくリザードンの方が若干負荷が高いという不思議な相関図ができあがる。中盤以降、レジドラゴ側がオーガポンexの育成に手をかけ始めたらかがやくリザードンの起用を考えたい。
WCS環境ではレジドラゴVSTARの下馬評が高く、実際当日もダントツのトップシェアであった。そんな中、リザードンexで挑んだ日本選手の多くは「ヒーローマント」を採用していた。(3枚エネルギー『まんようしぐれ』をリザードンexが耐えるようになるため。)
VSタケルライコ
相手にサイドを1枚取られた返しのターンにサイドを2枚取れるポケモンを倒すことを目標にする。
このマッチアップの流れを簡単に説明すると、タケルライコ側は非exのスナノケガワのワザ『じばさくれつ』の90ダメージでバトルポケモンを倒してサイドを1枚取ってくる。ここでリザードン側が「カウンターキャッチャー」でオーガポンexの狙い撃ちができるかどうかのマッチアップ。
オーガポンexを倒し続けてタケルライコexのワザ『きょくらいごう』でリザードンexを倒すことを強要し続ける。『きょくらいごう』の5枚のエネルギーを求め続けることで、タケルライコ側のエネルギー不足による攻撃停止を狙うのがリザードン側の目標。そのため、安易にリザードンexをきぜつさせることができるオーガポンexは一番のターゲットとなる。次点で、リザードン側の後々の手札干渉の効きを良くするためにキチキギスexを倒したい。
- 序盤に出遅れてサイドを2枚以上先行されてしまうと、リザードンexのHP330をもってしても簡単に1回の攻撃で倒されてしまうため逆転が難しくなる。つまり序盤のカウンターの成否が勝敗を分ける大きな分岐点。
- 中盤以降はかがやくリザードンの押し付けを狙っていく。かがやくリザードンの押し付けは効率の良いサイド進行の妨害、ブライアのケア、盤面のエネルギー数の兼ね合い等、タケルライコ側にとって不都合なことが多い。
- タケルライコ側にも「ブライア」が採用されている可能性があるため、サイドを1枚取られた返しにサイド2のポケモンを倒して先に2-2-2のサイドプランを見れそうな場合でも油断は禁物。草エネルギーが付いたオーガポンexを積極的に倒して備えたい。
- タケルライコ側が2-2-2とサイドを取得するため、あえてサイドを取らずにパスをしてくるパターンもある。(カウンターキャッチャーからオーガポンexきぜつを防ぐため。)
この場合はサマヨールの特性【カースドボム】を使用すればリザードン側から能動的に攻撃を仕掛けることができる。基本的にベンチは余るため、相手のパスに備えるためにも1ターン目からヨマワルは選出する。
VSリザードン【ミラーマッチ】
基本的には相手のピジョットexの取り合い。ピジョットexを失ってしまうと、ドローに恵まれる必要がある。(運任せのゲームになってしまう。)
早い段階でピジョットexを倒して、相手の手札満足度が悪くなったところを一方的に畳み掛けて行くのが理想の倒し方となる。お互いのサイドが6-6で動いていない場合、ピジョットexをきぜつさせるところからスタートできれば、とりあえず正解の初動と言っても良い。
ミラー戦ではワザ『バーニングダーク』がピジョットexを倒せるダメージになる時間帯とリザードンexを倒せるダメージになる時間帯がターニングポイントになっている。
具体的には、サイドを1枚取られた時点でサマヨールの【カースドボム】をピジョットexに使うと、取られたサイドが2枚になり、『バーニングダーク』の圏内になる。
さらにピジョットexを倒した時点で互いのサイド枚数は残り4枚で並んでいるため、ピジョットexを倒された側のプレイヤーは「カウンターキャッチャー」が使えない状況が続いている。
つまり、先にサイドを取った側が一方的にピジョットexを失う展開になってしまう。このように基本的に受け側のプレイヤーが先にピジョットexを倒す権利を獲得するため、ゲームを長い目で見た時に受け側に回る方が有利なマッチアップとなる。
ヨノワールついて
ヨノワール(サマヨール)の登場でサイドの進み方が非常に複雑になった。
状況次第で例外が多く発生するため、すべての選択肢を網羅することは難しいが、主にミラー戦でヨノワールを扱う上で抑えておきたいポイントを2つ提示する。
①リザードンexを削る目的で使用しないこと(特性【カースドボム】だけでサイドを取る)
2回の攻撃が必要だったところを1回の攻撃で済むようになり得をしたように感じるが、実際はヨノワールの特性でサイドを1枚捧げているため、このアクションはヨノワールを失っている分の損失を抱えている。相手に後続のアタッカーがいない場合は例外だが、基本的に相手のリザードンexに対しての加点目的で使用するのは好ましくない。
特性【カースドボム】をリザードンexに対する加点要素として使用すると、リザードンex+ヨノワールの合計3枚ぶんのサイドの価値で相手の2枚のサイドを取りに行くアクションとなり、ゲーム全体で考えるとここがサイドの不利トレードが発生しているポイントとなる。(ヨノワールは意図して狙わなければなかなか進化できないため、ヨノワールを育てたリソースや構築スロットの観点からも損失を生んでいる。)
②手札干渉と合わせて使うこと
ヨノワールは相手のベンチに控えているヒトカゲ、リザードを倒して次のアタッカーを育てるハードルを上げながら、相手にサイドを献上することで『バーニングダーク』のダメージを上げるという使い方をすることが多い。だがこれだけに留まらず、更に手札干渉を組み合わせるとより一層ハードルを上げることができて強力。
現状メジャーなピジョットex型は必要なカードを1枚しか加えられないため、次の攻撃に必要なカードが「ふしぎなアメ+リザードンex+ボスの指令」というように高い要求を突きつけることができる。特性【カースドボム】でサイドを取らせることで、自ら「ツツジ」使用圏内に入れることも意識しておきたい。
ブライアついて
①場のヨマワルも考慮にいれてサイド枚数を考える。
相手の場にいるヨマワルの数だけこちらはサイドを取らされる可能性がある。
相手の場のヨマワルも含めてサイド枚数を考え、「ブライア」を使われる可能性を考慮する必要がある。
例えばこちらのポケモンexが削られている時、ヨノワールでそこを倒されつつブライア込みでサイド2のポケモンを倒されると、最大5枚まで一気にサイドを取られる計算になる。
②ヨノワールでブライアを使える範囲をジャンプする。
理想は、残りサイド4枚から1枚まで行くこと。
基本的にヨマワルが1体は場にいるので、サイド3枚はデッドライン。
削ったリザードンをヨノワールの【カースドボム】を倒しつつ他のポケモンを倒すか、【カースドボム】でベンチの非ルールを倒しながらピジョットexを倒すのが現実的。
ただ、「ブライア」の使用には手札の噛み合いが求められる。「ブライア」はお互いに警戒し合う幻想の存在で、多くの場合は杞憂に終わる。
VSサーナイト
サーナイト側の基本行動はマシマシラのワザ『サイコトリップ』によるこんらん状態。こんらんにすることでリザードン側の攻撃が失敗するように仕掛けてくる。そのため、1番最初の攻撃はピジョットexのワザ『ふきすさぶ』から入ると良い。ピジョットexは逃げるコストが0であるため、サーナイト側はこんらん状態による攻めに価値を見出しにくい。
リザードン目線として、サーナイト側の展開を鈍らせるためにも序盤から「ボスの指令」でキルリアをどんどん倒していきたい。ただしサーナイトexを狙う用の「ボスの指令」は必ず残しておく。調子に乗って「ボスの指令」をすべて使ってしまうと、最後のミミッキュが突破できなくなるパターンがあるため注意。
マシマシラの特性【アドレナブレイン】+サケブシッポのワザ『ほえさけぶ』で、サーナイト側が「勇気のおまもり」を使うことなくロトムVをきぜつさせることが可能。これを許してしまうとサイドの有利トレードが発生して逆転のキッカケを与えてしまうので、ロトムVは早急に「崩れたスタジアム」や「フトゥー博士のシナリオ」で消しておきたい。
「ペパー」からの「アンフェアスタンプ」+「デヴォリューション」はリザードン側に非常によく刺さってしまう。ヒトカゲのリザードへの進化は早急に進める。
「アンフェアスタンプ」+「デヴォリューション」の憂いがあったとしても、常に攻撃意思は失わないこと。「デヴォリューション」からのビタ止まりを警戒して、あえてパスをするという選択は、一見賢そうに見えるが、サーナイト側の術中にハマっただけ。
なんだかんだ場の展開で苦しいのはサーナイト側の方であることに留意する。「アンフェアスタン」+「デヴォリューション」でビタ止まりしてしまう可能性もあっても、それは根性で「ふしぎなアメ」を引いてくるしかない。このマッチはそういうマッチ。休まずサイドを取る。
VSルギア
リザードンexがチラチーノにワンパンされることを防ぐマッチアップ。
ルギア側はチラチーノでリザードンex(ピジョットex)を倒せるかに焦点を当てプレイングする。
これに対抗するため、リザードン側は早々からチラチーノもしくはアーケオスを倒していき、エネルギーが5枚ついたチラチーノが完成しないように立ち回る。
チラチーノとアーケオスのどちらを倒すのかの基準は「場のチラチーノ(チラーミィ)についているエネルギーの数が4個以上か」で判断するといい。既に場に4個ついている場合、アーケオスを倒しても次のターンに手貼りと【プライマルターボ】1回で5エネチラチーノと2エネチラチーノが出来上がり、チラチーノとアーケオスのどちらを倒しても続くターンに5エネチラチーノが出来上がる計算となる。この場合はアーケオスを倒してエネルギーの供給を断つよりチラチーノ自体を減らす方が得策となる。
とにかく、なんでも良いからリザードンexが1回攻撃を耐えること。(ルギア側がサイドを取れないターンを作ること)
ヨノワールの登場によって、チラチーノとアーケオス(チラチーノ×2も強力)を同じターンに倒す芸当ができるようになったため、リザードンexがワンパンされにくくなり、元々リザードン側が不利寄りであった相性関係が大きく改善した。
マッチアップの要点をまとめると
- リザードンexがワンパンされないよう、アーケオスかチラチーノを【カースドボム】を絡めながら倒す。
- チラチーノを狩り尽くしたとしても、アーケオスが2体生き残るとアヤシシVが奇襲を仕掛けてくる場合があるため注意。
- 【カースドボム】+攻撃でチラチーノ2体同時処理ができる可能性があるため、アーケオスとチラチーノ、どちらを倒すか迷った時はアーケオスを倒すと良い。(アーケオスを倒す→チラチーノにワンパンされる→カースドボム、バーニングダークでチラチーノを2体取りしてリザードンが耐えるターンを作る。)
- 「レガシーエネルギー」がついたポケモンは特性【カースドボム】で倒すと「レガシーエネルギー」の効果がはたらかない。(レガシーエネルギーの取得サイドを減らす効果はワザのダメージできぜつした場合に限定されているため。)
お互い理想的な回りをした場合、正攻法では十中八九ルギア側が勝つ。このマッチアップの相性関係に革命を起こしたのはヨノワールの特性【カースドボム】であるため、ヨノワールの活用は積極的に狙っていく。
VSトドロクツキ
- トドロクツキ側がサイドを取る(サイド5-6)
- リザードンexがベンチポケモンを倒す(サイド5-4)
- リザードンexに『くるいえぐる』をする(サイド3-4)
- 特性【カースドボム】でトドロクツキexはきぜつ(サイド3-2)
- 『バーニングダーク』でゲームは終了する。(3-0)
上記がVSトドロクツキのお互いの動き。ポイントはワザ『くるいえぐる』に備えてサマヨールを用意すること。この準備が間に合えばトドロクツキ側は『くるいえぐる』を封じることができる。
たまに水エネルギーを採用して「エネルギーつけかえ」から『げっこうしゅりけん』を宣言してくる構築もあるため、余裕があるならマナフィを置いたらなかなかの環境通。
VSテツノイバラ
特性【れんごくしはい】が使えないため、かなり厳しいマッチアップになる。リザードンデッキには炎エネルギーが5~6枚しか採用されていないため、そもそも山札から炎エネルギーを引いてくること自体が難しい。「フトゥー博士のシナリオ」を使いつつ、ボチボチ延命を試みて偶然にもエネルギーが間に合う幸運を期待する。
マッチアップの要点
リザードンexにエネルギーをつけることのみに焦点が置かれる。リザードンexにエネルギーさえついてしまえばテツノイバラexを3体ストレートで倒すことができるため、とにかくエネルギーを大事にする。
手順としてリザードンexに進化→エネルギーをつけるという手順を踏む。ヒトカゲの段階でエネルギーをつけてしまうと、呼び出されて倒されてしまう。(ただ、リザードン側は終始ほぼ動くことができないため、エネルギーをつける手順を考えていられるほどの余裕はない。できればそうしたい、という願望。)
「キャンセルコロン」があればテツノイバラexの特性【イニシャライズ】が消えるため、【れんごくしはい】を使うことができる。【れんごくしはい】さえ使えたらゲームをかなり有利に進めることができるため、テツノイバラを対策したいのであれば「キャンセルコロン」が必要。
このマッチアップはメタカードによって勝率の改善を図らなければならない。対策なしの構築では勝ち目はない。
VSボムパルキア
リザードン側の継戦能力が試されるマッチアップ。
ヒトカゲを並べ早急にリザードンexに進化させることを目標にする。攻撃よりもまずは盤面形成優先の思考でゲームを開始する。
パルキア側は序盤から【カースドボム】や『げっこうしゅりけん』でヒトカゲとポッポの全滅を狙ってくるため、ヒトカゲやポッポはフル展開。場に出せるだけ出す。(できればマナフィも置きたい。ヒトカゲ全滅の展開に備えてネジキプランも考えておきたい。)
中盤以降は以下のことを気をつける。
- 「カウンターキャッチャー」でヨマワルを倒す。
- パルキア側の「夜のタンカ」と「ふしぎなアメ」の枚数をチェック。【カースドボム】の残り回数を把握する。
- ゲームの進行に合わせてできる限りベンチを絞っていく。
上記1項のヨマワルを倒すを補足。オリジンパルキアVSTARを狙っても次はパルキアより強いガチグマexが出てくるだけ。つまりリザードン側はオリジンパルキアVSTARと相対することのメリットが小さい。そしてヨマワルを1体倒すだけでもパルキア側の1ターンの最大値を大きく抑えることができる。
上記3項のベンチを絞っていくを補足。ポケモンのきぜつに伴い、ベンチの数を収束させていく。リザードン側のベンチを1体までに留めれば【カースドボム】130+『あくうのうねり』180を耐えることができる。リザードン側はこの耐えのターンを作ることを最終目標に立ち回っていくことになる。
結局このゲームはパルキア側の盤面を荒らしにリザードン側が耐えられるかという、終始パルキア側の都合でゲームが進行する。リザードン側は引いてきたカードをすべて使い、パルキア側の失速を咎めるしか勝つ方法はない。リソースを全開放して負けないことに努める。
VS大空洞パルキア
『バーニングダーク』のダメージが足りない序盤のうちは、ホーホーやテラパゴスexを倒すことでサイドを進めていきたい。
序盤のうちにサイドを1枚取るターンがあった場合はサイドの進行が奇数になるため、特性【カースドボム】や「ブライア」でサイドを取り切るターンを早めて勝つことを目指す。
パルキア側には「スグリ」や「げんきのハチマキ」の採用があるため、リザードンexがワンパンされないためにも、ベンチの数は3,4体までで抑えておきたい。相手の「ゼロの大空洞」に任せてベンチを出しすぎるのは厳禁。
水タイプの伝家の宝刀『げっこうしゅりけん』を防ぐため、マナフィの展開は必須。「キャンセルコロン」の採用もメジャーなので、過信は禁物。
VSロストバレット
リザードンexを倒すように強要させることが有利にゲームを進めるコツになる。
HPが少ないポケモンを場に出さないように努める。リザードンexを倒さないとサイドが取れないような場を作り、リザードンexを倒すための多大なリソースを求め続けることでこのゲームは勝ちやすくなる。
基本的な流れ
序盤のうちはウッウ、キュワワーなどの非ルールを相手にし、中盤からポケモンexを倒して1-1-2-2のルートを辿るようにすると効率よくサイドを進めることができる。
「ボスの指令」や「カウンターキャッチャー」などのベンチを呼ぶカードを使う機会は少なく、基本的にバトル場に『バーニングダーク』を宣言し続けるような展開になる。そのため、ピジョットexは無理に用意しなくても良い。(『デヴォリューション』で退化きぜつの要因にもなる。)
ヨノワールの特性【カースドボム】が非常に強力であるため用意したいが、ただヨマワルを場に出すだけではヤミラミのワザ『ロストマイン』で美味しくサイドを稼がれるのが関の山。そのため、バトルの水面下では「ネジキ」からのいきなりヨノワール進化を狙っていく。
VSガケガニ+モモワロウ
リザードンexの耐久力が高くワンパンされないため、有利に立ち回ることができる。
- 毒状態で相手の先攻1ターン目からバトル場のポケモンがきぜつする場合があるため、対戦開始前にポケモンを出しておく。ガケガニが環境に多いなら警戒したほうが良い。
- 相手の場にポケモンVやポケモンexが多く並ぶため、「カウンターキャッチャー」でサイドを2枚ずつ取っていく。
- 毒のダメカンでリザードン側のポケモンがきぜつした場合、「アンフェアスタンプ」は使えないので気をつける。
- ガケガニ側に「デヴォリューション」の採用があるため、速やかにリザード経由したリザードンexを用意する。
- 手札干渉を積極的に行い、「ボスの指令」を使わせないようにすればガケガニ側は効率よくサイドを取ることができない。(できる限りリザードンexの相手をさせるようにする。)
VS古代バレット
古代バレット視点、1体目のリザードンexを2回の攻撃で倒し、ダメージが上がったところでピジョットexと2体目のリザードンexをそれぞれ1回の攻撃で倒すのが最短ルートになる。
リザードン側はこれをさせないためにも、ダメージを負ったリザードンexを「フトゥー博士のシナリオ」で回収することや、トラッシュの古代の枚数を増やさないためにかがやくゲッコウガを攻撃することが重要。また、ダメージを負ったリザードンexをベンチに下げ、複数のリザードンexで戦うような立ち回りも良い。
古代バレット側がリザードンexを1回の攻撃できぜつさせることができるダメージラインに入るまでの間に、「崩れたスタジアム」でダメージを負ったリザードンexをトラッシュしたり、「フトゥー博士のシナリオ」で回収したりと、1回ぶん相手の攻撃を無効化することができたら概ね安全圏。
最後のサイド2枚の状況でブライアを使って取り切るために、ヨノワール(サマヨール)を使って相手のサイド枚数をコントロールするようにしたい。
VSパオジアン
互いに理想の動きをした場合、順当な殴り合いで勝つことは難しい。そのためセグレイブかビーダルを倒すことでエネルギーもしくは手札の供給を断つことを目指す。
セグレイブとビーダルのどちらを狙うかは相手の場の状況と、相手のトラッシュのふしぎなアメの枚数で判断するとよい。リザードン側が「ビワ」を採用してあると、相手の「ふしぎなアメ」や「スーパーエネルギー回収」等があたったらそれだけで一気に勝ちに近づく。
ただし、ヨノワールの特性【カースドボム】が決まれば単純な殴り合いを押し切ることができる。特にリザードン側が先にサイドを1枚とった状態でゲームがスタートした場合はパオジアン側はヨノワールラインを無視することができない。パオジアン視点、ヨマワルは時限爆弾にしか見えない。
これまではポケモンexに対する『ヘイルブレード』と非ルールポケモンに対する『ごっつあんプリファイ』で2-2-2でサイドを進められて負けていたところ、ヨマワルがヘイトを集めるため、パオジアン側はサイドを1枚取るだけの弱いターンを強要される形となった。
VSロストギラティナ
ワザ『スターレクイエム』と「マキシマムベルト」付きの『ロストインパクト』でリザードンexが1回の攻撃で倒されてしまうため、序盤にサイドを先行できていても油断ならない相手である。
同じギラティナVSTARに『スターレクイエム』と『ロストインパクト』で戦われ続けるとリソースの消費が少なく楽をさせてしまうため、なるべく180ダメージでギラティナにダメージを刻んでいくようにしたい。
ダメージを刻むことはすぐサイドを取得することに繋がらないため回り道に感じるが、そのような展開になるかどうかはギラティナ側のさじ加減であるため、相手のプレイング依存になってしまいあまり得策ではない。ギラティナを削ってプレッシャーをかけていく方が確実な勝負ができる。
ギラティナ側の手札が潤沢であれば、ゲーム進行の主導権はギラティナ側となってしまう。相手のサイドが動くたびに「ナンジャモ」を使って少しでも難しいゲームにしてやることで勝ちやすくなる。
VSカビゴンLO
ドラパルトの影響でワザ『ヒートタックル』のヒトカゲが採用されなくなったため、かなり厳しい対面となってしまった。カビゴンの特性【とおせんぼ】で縛られてはいけないロトムV、マナフィといった攻撃できないポケモンは絶対に出さないようにし、ワザ『バーニングダーク』で遅滞なく攻撃していきたい。
「おはやし笛」の登場で余分なポケモンを出さされやすくなったため、これまで以上に「フトゥー博士のシナリオ」の扱いに慎重になる必要が出てきた。ヒトカゲやポッポは最悪進化させてアタッカーとして運用することとし、絶対に攻撃できないロトムV、マナフィに「フトゥー博士のシナリオ」を使うようにする。
ナイトワンダラー以降、ヨノワールの採用により状況が改善しつつある。
カビゴン側にサイドを取らせることで、相手の準備が終わる前にロトムVを倒して、足場を崩して勝つ戦い方ができるようになった。
「オーガポンいしずえのめんex」に対しても特性【カースドボム】は有効なアプローチであるため、使い終わったヨマワルはすぐに「すごいつりざお」で復活させたい。
デッキ解説
デッキの特徴
リザードンexの強みは相手とったサイドの枚数ぶんダメージが上がる『バーニングダーク』で逆転を狙えること。その強力なカウンター性能から、相手には「あえてリザードンを攻撃をしない」という選択肢が生まれるほど、不用意な立ち回りを許さないシビアさが特徴のデッキ。
序盤にダメージが出せず、ポケモンV,exのHPにすら届かないため、序盤はしっかり盤面を育てて中盤以降に伸びたダメージで戦うのが良い。そのため、ピジョット型のロトムVや、ビーダル型の「エヴォリューション」のように相手にサイドを先行させてでもベンチで確実に「リザードンex」を育てようとする考え方が主流。
相手にサイドを先行されても、持ち前の耐久力で相手には4,5回の攻撃を要求し、リザードン側はサイドを取られたことで上がったダメージで、より少ない攻撃回数で勝ち切る戦い方ができる。
プレイするときの注意点は、サイドを先行されても確実にリザードンexを用意し、息切れしないように戦い続けることである。そのため、ピジョットexの特性【マッハサーチ】による毎ターン必要なカードを確実に手に入れる行動がマッチしている。
リザードンデッキはACE SPEC次第でそのデッキの基本戦術を大きく変える。これはリザードンが他のデッキよりもより逆転を意識したデッキであることから、すなわち「どのACE SPECで逆転するか」という基礎概念に直結している。どのACE SPECも優秀で、何が入っているのか読み切れないところがリザードンの強みだと言える。
採用カード解説
リザードンex
ワザ『バーニングダーク』は相手が取ったサイドの数×30ダメージ追加されるため、最大330ダメージまで上がる。いかに上手に相手にサイドを取ってもらうかが課題であると同時に、サイドを取ってもらえなかったパターンも想定しておく必要もあるため何かと考えることが多い。
特性【れんごくしはい】は炎エネルギーを3枚、自分のポケモンに好きなようにつけることができる。この特性のおかげでデッキのエネルギーの枚数を削ることができ、ピジョットやビーダルのようなシステムポケモンを多めに採用することを可能としている。
ヒトカゲ
トドロクツキexにのワザ『くるいえぐる』でリザードンexが倒された後、1エネ30ダメージで倒せるHP60のヒトカゲ。ドラパルトexのワザ『ファントムダイブ』やヤミラミのワザ『ロストマイン』を考慮してよりHPの高いHP70のヒトカゲかで採用が分かれている。
カビゴンLOに対して、ワザ『ヒートタックル』の自身へのダメージでヒトカゲをきぜつさせて相手にサイドを取らせることでワザ『バーニングダーク』のダメージを210まで上げ、「勇気のおまもり」が付いたカビゴンも倒せるようにするプレイングが重要とされる。
どのヒトカゲにもメリットがあるので、環境に合わせて複数の種類を散らして採用するのが良い。
ピジョットex
特性【マッハサーチ】は山札から好きなカードを1枚手札に加えることができるという、非常に強力な特性。特定の相手にしか使わないようなピン採用のカードでも、この特性のおかげで採用できるようになっている。選択肢が非常に多く悩むポイントになるので、最適な選択するには普段からの練習の積み重ねを必要とする。
雷弱点であるため、「ライコウV」や「ブーストエナジー未来」が付いた「テツノカイナex」から標的にされたりと懸念要素アリ。(他特性【みなぎるせんこう】のレントラー等)
モモワロウex+くさりもち
「くさりもち」と合わせて2枚のパーツが必要な代わりに、ワザのダメージを+40もするという破格の性能を持っている。
+40というダメージラインは非常に優秀で、180+40=220で主要なV,exポケモンを、240+40=280で主要なVSTARポケモンを倒すことができる。
また、モモワロウexは単純に入れ替えの役割も兼ねているのがうれしいポイント。
ドラパルトex対策にHP60のヒトカゲを採用しなくなってから手薄になっていたカビゴンLOに対して、完全なるメタカードとして機能する。
キチキギスex
前の番に自分のポケモンが倒されていた場合に3枚もドローできるため、後続を育てるためのリソースの供給に一役買ってくれる。ピジョットexが倒された時の補填としても優秀で、ビーダルと違ってたねポケモンなのが魅力的。
HPの低いexポケモンが場に出てしまうことでリザードンexの高い耐久を押し付ける動きが生かしづらくなるのは難点。
サマヨール,ヨノワール
リザードンデッキにおけるヨノワール(サマヨール)は特性でダメージを与えられるだけでなく、相手にサイドを取らせることでワザ『バーニングダーク』のダメージも上げられるため、相性が良い。
リザードンexが倒された返しにヨノワールの特性を使ってサイドを取らせることで、「ツツジ」を使える圏内に入る動きも強力。
かがやくリザードン
このデッキはexポケモン主体で構成されているため、exポケモンのみで戦うとサイドカードは2枚、2枚、2枚と取られる。これだと(※)効率が悪いので相手の残りサイドが1枚(奇数)になるタイミングを作るようにサイドが1枚しか取られないアタッカーを用意したい。
特にたねのポケモンexに対して、サイドが1枚しか取られないアタッカーでサイドを2枚取る行為が非常に強力である。強力なカードだが逃げるコストが重いため、「ボスの指令」などでバトル場に縛られることを警戒しなければならない。
【※なぜ効率が悪いのか?サイドレースについては下記記事を参照】
ロトムV
特性【そくせきじゅうでん】で序盤の安定感を高める目的で、主にピジョット型に採用される。「森の封印石」にも対応しているのも嬉しいポイント。サイド落ちのケアや序盤に引きやすくする目的で2枚採用した構築もある。
カウンターキャッチャー
サイドの残り枚数が負けているときに、相手のベンチポケモンを呼び出すことができる。リザードンはサイドを先制することのほうが珍しいデッキなので相性が良い。
特にエヴォリューション型はサイドを先行されやすく、「ペパー」で手札に加えられるので、より相性がいい。
ロストスイーパー
ポケモンのどうぐは「森の封印石」、「ブーストエナジー古代」、「学習装置」、「サバイブギプス」など、スタジアムは相手から先に貼られた「崩れたスタジアム」などをロストするために採用される。
夜のタンカ
すごいつりざおと比べてトラッシュから戻せる枚数は少ないものの、トラッシュのポケモンを直接手札に回収できる点が便利。
追加でポケモンを加えるカードまで必要としないため、毎ターン欲しいカードを1枚ずつしか供給できないピジョットexと相性がいい。
プレシャスキャリー
場にヒトカゲ、ポッポ、ヨマワル、ロトムVすべてのポケモンを場に出せる。リザードンデッキは最初の番に場に多くのポケモンを出したいため、1ターン目に使用することができれば強力。
ただし、後半はほとんど使い道がないことが懸念点。
アンフェアスタンプ
終盤にダメージが上がる「リザードンex」と、自分のポケモンが倒された返しに手札干渉できる「アンフェアスタンプ」は逆転を目指すプレイスタイルで噛み合っている。
手札干渉自体は「ナンジャモ」でも可能だが、「アンフェアスタンプ」を採用することで「ペパー」からでも手札干渉できるようになる分安定する。また自分の手札補充の側面としても非常に強力。
ヒーローマント
ルギアデッキに採用されているチラチーノのワザ『スペシャルころころ』を耐えられるようになるとして注目視されている。サーナイトデッキに対しても強く、リザードン側はどのポケモンexに「ヒーローマント」をつけても強力にはたらく。また、ドラパルトexに対してHPを大きくすることで相手の想定をずらしながら戦うこともできる。
ただ「ヒーローマント」は「ロストスイーパー」で対策ができるので、流行してしまうと廃れてしまう性質を持つ。「ヒーローマント」が環境の意識から外れているときにしか輝けないカード。
マキシマムベルト
ポケモンexに対しるダメージを「+50」できる道具。これにより、サイドを取られていない状態でもたねのポケモンexを倒せるようになった。
また、ミラー戦においてもサイドを2枚取られている状態でピジョットexが倒せるようになったり、互いにサイド2枚で並んでいる状態でリザードンexを倒せるようになった。このカードによりミラー戦がより難解で複雑となった。
対ドラパルトでも重要な1枚。今後強力なexポケモンが登場して環境入りする度に注目されるカードである。
プライムキャッチャー
相手のデッキに依存せず活躍できる点で非常に汎用性が高いACE SPEC枠。サポート「ペパー」からアクセスできるのも都合がいい。入れ替えカードとしての効果を持っている点も評価できる。
まけんきハチマキ
自分のサイドが相手のサイドの枚数より多いとき、ダメージを「+30」することができる。ポケモンexに対して加点する要素のカード。サイドを先行してしまえば効果のないカードなので、上手にサイド枚数をコントロールする自分の立ち回り次第と言える。
特性【カースドボム】で相手にサイドを取らせつつ、「まけんきハチマキ」で加点する動きが非常に強力。(特にドラパルトexに対して良く刺さる。)
ワザマシン エヴォリューション
ベンチポケモンを2匹進化させるワザを持つ。通常「ふしぎなアメ」からリザードンに進化させるが、エヴォリューションで進化を導くパターンも強力。
進化デッキであるリザードンは後攻1ターン目に使えるワザがないが、エヴォリューションは後攻での選択肢を増やした。また「ワザマシン デヴォリューション」での退化に強くなるというメリットもある。
ワザマシン デヴォリューション
ミラー戦の対策として採用されている。ピジョット型であれば「ふしぎなあめ」を多く必要とするので、中盤以降、不意に使うことでアタッカーとピジョットexを同時に壊滅させることができる。ただ「ミストエネルギー」に防がれるのは注意。
一応パオジアンに入っているセグレイブのような、他デッキに存在する2進化ポケモンの牽制にもなる。
ペパー
グッズとポケモンのどうぐを1枚ずつ手札に加えるカード。グッズは「ふしぎなアメ」や「なかよしポフィン」。ポケモンのどうぐは「森の封印石」や「ワザマシン エヴォリューション」など。
初手に1番欲しいサポート。
ネジキ
ロトムVやネオラントV等をヒトカゲやヨマワルに入れ替える。意表を突くリザードンex、ヨノワールの登場で相手のプランを狂わせる効果が狙える。
ブライア
相手のサイドが2枚ぴったりの時という条件こそあるが、取れるサイドの枚数が増えるという超強力な効果を持っている。
相手のサイド枚数はヨノワール(サマヨール)の特性【カースドボム】で調節しやすく、ピジョットexの特性【マッハサーチ】があれば要所で加えられるため、非常に噛み合っている。
ビワ
リザードンexに対しては「ふしぎなアメ」、ロスト系デッキに対しては「ミラージュゲート」「いれかえカート」「すごいつりざお」、カビゴンLOに対しては「カウンターキャッチャー」「ともだちてちょう」をトラッシュすることができれば勝ちやすくなる。様々なデッキに対して役割のあるカード。
偉大な大樹
ACE SPECの選択肢として新たに加わった1枚。
序盤に森の封印石から加えてピジョットexを進化させると、「ふしぎなあめ」と「ピジョット」の2枚分の役割を1枚でこなすことができる。
中盤以降で使っても、ヨノワールの進化に大いに役立つ。リザードンexの特性【れんごくしはい】は使えないので、リザードンexに使うことを想定する場合は事前にエネルギーを貼っておく必要がある。
崩れたスタジアム
ロトムVやネオラントVのような、役割を完遂して不要になったポケモンを負け筋にならないようにトラッシュする目的で採用されている。
特にミラーマッチでは序盤に1回の攻撃でサイドを2枚取られる弱点になってしまうため、早々にVポケモンを退場させておきたい。また、相手にVポケモンをトラッシュさせないためにベンチが4体までのうちに先に自分から「崩れたスタジアム」を貼ってしまう、というプレイングも抑えておきたい。
ジャミングタワー
タケルライコオーガポンによく採用される「勇気のおまもり」やテツノカイナexに付けられる「ヘビーバトン」のような受け身のポケモンのどうぐに対するメタカードとして採用される。
リザードンデッキ自体も多様なポケモンのどうぐを用いるため、使う場合は自分の首を締めてしまわないように。
シンオウ神殿
ルギアに対するメタとして採用される。(他ロストギラティナのジェットエネルギー等)
「レガシーエネルギー」の効果を消して取るサイドが減らないようにすることと、「ギフトエネルギー」の効果を消して倒したときにドローされないようにすることが目的。
ミストエネルギー
ドラパルトexのワザ『ファントムダイブ』やトドロクツキexのワザ『くるいえぐる』や「ワザマシン デヴォリューション」を防ぐことができる。環境に応じて採用される。
ダブルターボエネルギー
- マシマシラのワザ『サイコトリップ』でこんらん状態となったリザードンexを逃がすため、その逃げるコスト。
- ピジョットexのワザ『ふきすさぶ』を使うため。
- かがやくリザードンのワザ『かえんばく』が早い段階から使える。(タケルライコ等、たねポケモンex主体のデッキに有効)
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