【2025年9月最新】ポケカ環境デッキランキング【Tier表】

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更新日:9/17【水】

ポケカの環境とは?

トーナメントシーンで活躍するポケモン群をポケカの環境デッキと言います。環境はTier上位のデッキで形成され、現在【R7/9/17】では、サーフゴーexが環境の中心にいるデッキです。

Tier ランキング

8/25【月】~8/31【日】

↓↓遷移

9/6【土】~9/7【日】

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9/8【月】~9/14【日】最新

8/1【金】から、メガブレイブ/メガシンフォニア環境へ。3月に発売された「熱風のアリーナ」以降、ポケカのパワーバランスは大きく変化していなかったが、ようやく大転換期を迎える。

事前予想では、サーナイト・タケルライコ・サーフゴーの三強と見られていたが、結果はダントツでサーナイト。その後、サーナイトと有利とされるリザードンが評価され、そのリザードンに強いボムドラパルトが評価され~…などという手順を踏み、今に至る。

Tier2帯とTier3帯の使用率には大きな隔たりがあり、上位の6デッキ(SNS上では『BIG6』と呼ばれる)がループするという構図は以前と変わっていない。

BIG6はいずれのデッキタイプもプレイ難易度が著しく高い。一方で、比較的扱いやすいデッキは高頻度でパワー不足を痛感させられ、BIG6に割り込んで行けない理由を否応なく提示してくる。

その結果、現在のポケモンカードは「強いデッキは難しい」、「扱いやすいデッキはパワー不足」という至極当然の構図となり、ポケモンカードに向き合った時間がそのまま勝率に反映されやすい、強者のゲーム環境となっている。

以前までは、初心者プレイヤーでも上級者プレイヤーにワンチャン勝てるようなギミックを持つデッキが環境に1つは存在していた。(例:ルギアの「アッセンブルスター」、三神の「オルタージェネシス」など。)
しかし現在は競技性を重視するあまり、初心者にとっては非常に厳しい灼熱の環境となっている。これまでのポケモンカードは、多少なりとも運の要素を取り入れた、あくまでカジュアルさをベースにした開発方針を感じさせていたが……。
ポケモンカード、少し上手に作りすぎたか?(個人の見解です)

Tier1【Sランク】

サーフゴーex

9/13【土】~9/15【月】

ブラックボルト/ホワイトフレアによって強化を受け、一気に環境デッキとして再浮上したデッキタイプ。
ゲノセクトexの特性【メタルシグナル】により安定感が向上したことで序盤の出遅れが減少した。
手札からエネルギーを捨てる都合上、盤面で明確なリーサルプランを描きにくい側面はあるものの、特性によって大量ドローが進行する点から、「ボスの指令」や「フトゥー博士のシナリオ」といった、状況に応じたサポートカードを柔軟に使用できる点が強み。

使用感はタケルライコにかなり近い。サーフゴーもタケルライコもじゃんけんで言うところの「グー」。サーフゴーの方が、より、でかい「グー」を出しているイメージ。(タケルライコはサーフゴーよりかは小さめの「グー」で小回りを利かしている感)

現在、最も構築が読みづらいデッキがサーフゴーデッキ。
デッキタイプでは【トゲキッス採用型、ハッサム採用型、ルナソル型、バチュル型】といった選択肢があり、エーススペックでは【転送PRO、プライムキャッチャー、レガシーエネルギー】等。
さらにアイアンディフェンダーやフトゥー博士のシナリオの枚数配分など、細部までバリエーションに富んでいる。

9/13【土】~9/15【月】期間、シェア率ダントツ1位。
従来のタケルライコのポジションをサーフゴーが奪い取った印象。このデッキはフトゥー博士のシナリオを無理なく採用できる点が評価できる。
1手損も許されないスピードで戦うサーフゴーに、フトゥー博士のシナリオを華麗に決められでもしたら実質ゲームセット。サーフゴーに攻撃してダメカンを乗せる以上、倒し損ないは許されない。
サーフゴーを重く見るなら、まずサーフゴーexをワンパンできるデッキから選択したい。

Tier2【Aランク】

タケルライコex

9/13【土】~9/15【月】

攻撃までのハードルが低く、相手の盤面が完成する前に強制的にサイドレースへ参加させることができる。その結果、相手が立ち遅れると、巻き返し不可能な段階まで一気に試合が進行する。

9/13【土】~9/15【月】期間、ポジティブな変化もネガティブな変化もない。デッキパワーだけで評価されており、BIG6ではあるものの、あまりメタゲームの相関には影響を与えていない。

環境が混迷を極めるあまり、多くのプレイヤーはVSタケルライコに対してリソースを割く余裕がない。
VSタケルライコには、メタカードを用いず、デッキが持つ純粋な回転力そのもので勝ちきらなければならないフェーズに入っており、タケルライコを意識して構築を見直すというプレイヤーは皆無。いや、皆無であるべきだ。
タケルライコは肯定的に捉えるにせよ否定的に捉えるにせよ、環境に存在しているだけであり、他に影響を及ぼさない石像と化している。

多くのプレイヤーにとっては、タケルライコは増えようが増えまいが…といったところだろう。一方、これはタケルライコ使用者側にとっては朗報であり、一般がタケルライコに対してガードを上げてこないことを意味している。

サーナイトex

9/13【土】~9/15【月】

メガブレイブ/メガシンフォニア環境の開幕当初は、サーナイトが1強状態にあったが、現在では常識的なシェア率へと落ち着いている。
そもそもメガサーナイトexやミステリーガーデンを不採用にしているデッキも多く、純粋にサーナイト本来のデッキポテンシャルだけで戦っている印象が強い。

9/13【土】~9/15【月】期間、ブルンゲル型のシェア率が増加。また、弱点を散らせる+フワンテを採用せずともアドレナブレインと合わせることで高いダメージを与えられるメガディアンシーexの採用率UP。

オーロンゲデッキが多いという事前情報があったにも関わらず、シェア率を大きく伸ばした。
つまり歴戦のサーナイト使いたちはオーロンゲに勝ち越す見込みでこのデッキを持ち込んだことになり、この事実をどう解釈するかが今週のテーマ。ちなみにブルンゲル採用型のサーナイトは全体の45%。

ドラパルトex

9/13【土】~9/15【月】

ボム型とボムなし型の2種類があり、いずれもドロンチの特性【ていさつしれい】による中盤以降の安定感と、ワザ『ファントムダイブ』の高いパフォーマンスが魅力である。(メガブレイブ/メガシンフォニア環境でドラパルトといえばほぼボム型となっている)

シティリーグのシェア率トップ、高勝率を叩き出している。「リーリエの決心」で手札を増やしながら【ていさつしれい】でカードを抱え、最強の盤面を作っていくコンセプトが評価されている。

9/13【土】~9/15【月】期間、構築は集合知によって至高の領域に達しており、プレイ難易度も低め。さらにパワーは環境最強格であり、ドラパルトが減る未来は想像に難い。しかし今週はサーフゴーに押し切られてしまったか?ややシェア率を落とす。

ボムドラパへのコンセプト評価は常に最大を与えるべきと考える。(ボムボムナンジャモファントムダイブは相性差を覆す。このコンセプトは特定のデッキのシェア率の増減により弱体化するものではなく、普遍的なもの。)
したがって、ボムドラパのシェア率が落ちたとしても、それは単なる気まぐれに過ぎず、ボムドラパへのガードを下げて良い理由にはならない。

マリィのオーロンゲex

9/13【土】~9/15【月】

ターンを重ねるごとに有利になるコンセプトを持ち、可能な限り運の要素を排除したいと考える上級者層に好まれるデッキである。「対戦に勝つ」という一点に対してストイックなプレイヤーたちが、次々とオーロンゲへと流れている。このデッキもタケルライコと同様、多くのプレイヤーの知見が結集し、デッキ完成度は極めて高い。

扱いが難しいデッキではあるが、使い込むほどに勝率という形でリターンが得られやすく、環境において最も『常勝』という思想に近い。

マシマシラを複数用意するため、プレイの難易度は環境の中でもトップクラス。プレイングの良し悪しも勝てば官軍状態。正しいプレイングが存在することすら懐疑的な空中戦デッキであり、理論よりも直感や瞬間の判断が重視される。

9/13【土】~9/15【月】期間、立ち位置よりもデッキ構築が難しくなってきた。ユキメノコラインを増やす、コダック、シェイミの採用率。このあたりの採用率のアンテナに敏感でありたい。
特にサーフゴーへのダメージ総量を意識したユキメノコ3-2ラインが目立つ。

Tier3【Bランク】

リザードンex

9/13【土】~9/15【月】

環境上位のサーナイト、タケルライコ、サーフゴーに対して強く出られる。
「リーリエの決心」を採用することで、これまでネックだった手札の細さが解消され、構築全体が強化された。特にハイパーボールのコストに無駄が生じにくくなったのが評価ポイント。

9/13【土】~9/15【月】期間、ボムドラパルトの台頭によりシェア率を落としているが、それでも有利対面の多さから根強い人気を誇る。ボムを不採用にしてマシマシラを代わりに採用→ディフェンス寄りの動きを強化する傾向にある。(対戦時間をロングにして1ターンでも多く自分の番が回ってくるようにする)

コダックが出てくるとボムラインは完全機能停止するため、マシラ型の需要が上がっている。(ボムドラパと違い、コダックを処理するためにはリザードンexがコダックに直接手を下さなければならないため、ゲームを大きく迂回させられる。一方、ボムドラパはファントムダイブの余波でコダックをながら取りができるので、コダックが出てきても効果は薄く、むしろサイドを稼げて嬉しい場合も多い。同じコダックでも、ドラパルトとリザードンではボムに対する制限が天地ほどの差がある。)

個人的見解を述べると、ボムなしリザードンが能動的に攻めていくにはどうしてもパワーが不足しており、リザードンはボムが採用されているからこそBIG6に名を連ねていたのでは?と感じる。

メガルカリオex

9/13【土】~9/15【月】

サーナイトには勝てないが、それ以外のデッキには有利に立ち回りやすいと話題。

昨今はあまり見かけなくなったが、ルカリオは「Tier1一点切り」という考え方で生存権が認められている。
サーナイトのシェア率は多くても全体の2割にとどまる。残り8割に勝てるのであれば、その2割を割り切るのは合理的と判断するもの。

2進化exをワンパンするダメージ、非ルールアタッカー、ベンチの呼び出しやすさなど、対戦を有利に進めるロジックは一通り揃えているポケモンカードの王道デッキ。あとは果たしてこの王道が通用するのかどうか。(環境が邪道ばかりで、邪道が強すぎる)

9/13【土】~9/15【月】期間、サーフゴーが増加してきたが、サーフゴー対面はサイドレースに気をつければ想像していたよりもやれなくはない。問題はただただサーナイトのシェア率に終始する。

サーフゴーやタケルライコを厚く見たければ非ルールビート、2進化を重く見たければメガルカリオ+フトゥー厚め。リバーサルや、ルカリオex等の枚数を1~2枚いじるだけだが、この微調整の加減にセンスが光り、意思が宿る。

ドラパルトex+リザードンex

9/13【土】~9/15【月】

相手によってアタッカーを切り替えることで対戦を有利に進めることができるデッキ。不利対面がないぶん、有利対面もないため、プレイヤーの自力が求められるデッキ。

BIG6に肩を並べるかと問われれば、パフォーマンスは高いものの、一歩及ばない印象は否めない。
その理由は、BIG6はパワー・スピード・再現性・逆転性といった、いずれかの要素を極限まで高めた積極的なメリットを備えているのに対して、このデッキは「どのデッキとも対等に戦える」という、他者に依存した消極的なメリットに終始している点にある。

この「どのデッキとも対等に戦える」という特性をどのように解釈し、どこまで引き伸ばせるかが課題。

マリィのオーロンゲデッキが苦手。このデッキが伸びてきたことによりシェア率を大きく落とした。

ソウブレイズex

バチュルバレット

ブリジュラスex

ブースターex

Tier4【Cランク】

テラスタルバレット

9/13【土】~9/15【月】

オーガポンいどのめんexのワザ『げきりゅうポンプ』の通りが良いこと、メガガルーラexの特性ドロー、メガクチートexのワザ『がっつく』でのフィニッシュなど、様々な強化ポイントを得て環境にカムバック。

テラスタルバレットは動きは単調+パワーの上限値もBIG6には劣っている。現状、タネが割れているにもかかわらず成績を残せているのは、ノーマークの状態での『げきりゅうポンプ』が通っているからに過ぎない。いつ対策されてもおかしくないが、正直テラスタルバレットにまで対策の手が回らないのが実情であるため、当分無視され続けてダークホースの位置に居座り続ける可能性もある。明日の保証は一切ないものの、環境的には有利なデッキではある。

ヒビキのバクフーン

シロナのガブリアスex

Nのゾロアークex

ヤドキング

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