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更新日:2025年12/8【月】
現在【R7/12/8】では、サーフゴーexが環境の中心。MEGAドリームex環境1週目、上位デッキの顔ぶれは変わらずだが、中でもサーフゴーexは頭3つぶんくらい抜けてダントツの使用率。
MEGAドリームex環境新興デッキはNのゾロアークexとバチュルバレット。Nのゾロアークは「Nのゼクロム」、バチュルバレットは「でんきだま」の強化ポイントを得た。
12/6、12/7はシティリーグはお休みのため環境変動はなし。

MEGAドリームex環境考察
11/29【土】~12/5【金】
サーフゴー:シェア率、勝率増加。構築変化により環境が乱れやすい新弾初週だが、サーフゴーだけは乱れず。他が乱れて落ちた結果、サーフゴーだけ環境から飛び抜ける。
リザードン:シェア率減少。苦手なオーロンゲが増えたことで使用率を下げる。(VSオーロンゲの有利不利は上級者間でも意見が割れる。意見が割れる理由はオーロンゲ使用者側にある。オーロンゲ使用者側の「デッキが回ればオーロンゲが有利」という解釈には幅があり、その認識差が見解のすれ違いを生んでいる。)
ドラパルト:シェア率減少。ドラパルトはサーフゴーが苦手で、サーフゴーのシェア増加の影響を最も強く受ける。
サーナイト:シェア率減少。新弾でレイスポスという強化カードを得たが、強く使うための構築と立ち回りが難しい。
オーロンゲ:シェア率増加。HP70ユキメノコで明確に強化。
タケルライコ:シェア率増加、勝率好調。環境に遅いデッキが多い+サーフゴーに勝てることで数字を伸ばす。
ソウブレイズ:シェア率、勝率減少。完全にメタゲームから脱落。
アブソル:シェア率増加。CL愛知の予選形式と多少相性が良く、研究されているか?(CL愛知のDAY1のリアルタイムスイスドロー形式は早く着席すれば通常よりも対戦時間が多めに確保できる。対戦時間さえ確保できればイベルタル(逃げロック)の使い方が易しくなる。)
Nのゾロアーク:環境浮上。シェア率、勝率共に特に目立った動きはない。今後の動きに注目。
バチュルバレット:環境浮上。様々なデッキに枠を割かなければならない現環境においてダークホース的なポジションが期待できる。相手の下振れを拾う能力が高い。
Tier ランキング
Tier(ティア)とは?
Tier(ティア)とは、「段」「階層」のこと。
ポケモンカードではデッキの強さや評価を格付けしたものを表します。強い順からTier1,Tier2,Tier3…(またはS、A、B…)と用いられることが一般的です。
Tier表には顕在的Tierと潜在的Tierの2種類が存在します。
顕在的Tier: 使用者数を基準に作成されたTier表
潜在的Tier: 環境に対してそのデッキが持つ本質的な強さを評価したTier表
潜在的Tierは個人の体験や主観に左右されやすく、一意に定めることができません。そのため、SNSやYouTubeなどで発信される多くのTier表は、顕在的Tier表に基づいています。(当サイトでも使用者数を基準にランキングを作成しています。)

↓↓遷移

Tier2帯とTier3帯の使用率には大きな隔たりがあり、ドラパルト、サーフゴー、サーナイト、リザードン、オーロンゲ、タケルライコの上位の6デッキがループしている環境。
シェア率・勝率の両面で他を圧倒しているのがサーフゴー。
そのサーフゴーを追随するのはリザードン、サーナイト、ドラパルトの3デッキだが、これらの間では3デッキによる小競り合いが続いており、結果としてサーフゴーへ刃が届かない構図となっている。
サーフゴーを強く意識したポジションを取れば、サーフゴーのシェア率以上の不利マッチが増加する。いまやどのデッキも簡単には選ばせてくれない厳しい立ち位置にあり、その争いを頂から眺めているのがサーフゴーである。つまり「とりあえず勝ちたければサーフゴーを使っておけ」という結論になるが、デッキ難易度などのあらゆる観点から見ても、まあ、おおむねその解釈で問題ない。
2025年は環境のバリエーションがかなり狭い一年だった。新規で台頭したデッキといえば、オーロンゲくらいのもの。
ZAの開発が遅れた帳尻合わせか、パートナーポケモンやBWコレクションの、なんとか凌いだ感は凄まじい。(予想です、真実は不明)
しかしその一方、カードパワーを意図的に抑え、次の環境に向けて布石を打っていた印象も強い。いわば過渡期としての一年だった。来年のポケモンカードMEGA環境はより面白くなると期待したい。
▼各デッキ採用率検索システム▼
Tier1【Sランク】
サーフゴーex






サーフゴーには主に3種類の型が存在し、代表的なのはルナトーン+ソルロック型。安定感とドロー枚数が抜きん出ており、シェア率1位も納得の構築。サーフゴールナソル型のようなルナトーン+ソルロックを採用しているデッキでは、メインポケモンよりもソルロック速攻の強さが評価されている傾向が強い。
高いシェア率と高い勝率を長期間維持している。多くのプレイヤーに支持されている証左であり、2025年最高峰の「勝ちデッキ」の代表格と称しても差し支えないだろう。
MEGAドリームex環境
11/29【土】~12/5【金】
ミラーやグッズロックに対して強いカードとして、ホップのウッウが標準搭載へ。
新弾で強化要素はないが、弱体化要素もないため、高い入賞率を維持している。環境的には有利なオーロンゲが増えており、立ち位置がさらに良くなった。
-補足-
立ち回り関連では、サーナイトの「勇気のおまもり」+プルリルのみが現環境、唯一の懸念。(ソルロックの攻撃を勇気のおまもり付きプルリルで受けられると、マシマシラのアドレナブレインで返され続け、対戦が前に進まない。そのため、プルリルの処理をサーフゴーexで行う必要が出てくるが、サーフゴーexでおまもり付きのプルリルを倒すにはエネルギーを3枚要する。ゆえにグッズロックが継続するとサーフゴー側はエネルギーを拾えず、攻撃の手が止まってしまう。)
これの対策カードが「スイレンのお世話」「ホップのウッウ」「メガミミロップex」。このロックに対する立ち回りはよく練習、よく理解しておくこと。無策で挑めば必ず負ける。
Tier2【Aランク】
リザードンex




多くの環境デッキに対して互角以上に渡り合える点が評価されている。ただし、グッズロックは苦手で、ドラパルト相手は割り切るべきレベルの相性差がある。(ドラパルトからは食い物にされているが、それ以外は戦える。)
デッキタイプはヨノワール+ジェットクレッフィ型が主流。ジェットクレッフィはコダックの他に、ルナサイクル、アドレナブレイン、マシマシラのサイコトリップの混乱解除、イベルタルの逃げロック解除など、幅広く貢献している。環境に合わせてその都度デッキをチューニングし、長きにわたり環境に君臨し続けている絶対王者。
MEGAドリームex環境
11/29【土】~12/5【金】
MEGAドリームex環境で構築に大きな変化はないが、仮想敵であるサーフゴーのシェア率が高いことからリザードンも高いシェア率を保っている。
苦手なオーロンゲが増えはじめている点は向かい風だが、サーフゴー、サーナイト、タケルライコといった有利デッキのシェア率も高い。不利デッキを割り切ってでも使う価値があるデッキという印象。
サーフゴーのシェア率が抜けすぎている以上、サーフゴーに対しては強ければ強いほど良い。リザードンはそのサーフゴーに強いため、サーフゴーに引っ張られる形で評価されている。
サーナイトex




サーナイトexの特性【サイコエンブレイス】で多彩なアタッカーを彩るデッキ。ダメカンを自ら生成する【サイコエンブレイス】と、マシマシラの特性【アドレナブレイン】が無限のシナジーを生み出し、かつてないほどの逆転力を備えている。さらに、このデッキに採用されるすべてのポケモンがアタッカーとなり得るため、選択肢の豊富さから日本・海外を問わず不動の人気を集めている。
MEGAドリームex環境
11/29【土】~12/5【金】
レイスポスの登場で構築難度が上がった。レイスポスは強力だが、レイスポスにしかできない役割が特にあるわけではないため、評価は揺れている。
悪タイプであるNのゾロアークの入賞率が上がったことで不利マッチが1つ増えてしまい、わずかではあるが立ち位置が悪化した。
ドラパルトex




ドロンチの特性【ていさつしれい】による中盤以降の安定感と、ワザ『ファントムダイブ』の高いパフォーマンスが支持を集めているデッキ。
ボムドラパへのコンセプト評価は常に最大を与えるべきと考える。(ボムボムナンジャモファントムダイブは相性差を覆す。このコンセプトは特定のデッキのシェア率の増減により弱体化するものではなく、普遍的なもの。)
机上論での有利対面こそ少ないものの、実対戦ならではの因果で勝利を引き寄せる。環境で唯一、すべてのデッキに勝ちうるデッキ。
MEGAドリームex環境
11/29【土】~12/5【金】
コンセプトとしては環境最強であるが、いまいち勝率が安定しない。その理由は、天敵であるサーフゴーの存在が重いから。サーフゴー側の「フトゥー博士のシナリオ」が決まってしまうと、ドラパルト側の攻撃が1回ぶん無効化される。そのため、サーフゴーに自由に動かれてしまうと、テクニックやプレイングといった、そういう抽象的な話ではなく、ロジック的な観点から誰しもが基本的に勝てない。
ゆえにサーフゴー戦ではコレクレーが並ばないことを期待した盤面崩壊を狙う立ち回りを選ばざるを得ない。しかし、この戦法自体がドラパルト側が後攻を取る前提で成立しているため、どれだけ好意的に見積もっても勝率が50%を超えることはないだろう。こればかりはサーフゴーにフトゥーやピクニックバスケットの採用がある以上、仕方がない。
サーフゴーさえ割り切れれば、本来は極上のポジションに立てるデッキである。しかし現状、そのサーフゴーを割り切る選択肢はありえないため、デッキポテンシャルに対しては控えめな位置にとどまっている。
タケルライコex




攻撃までのハードルが低く、相手の盤面が完成する前に強制的にサイドレースへ参加させることができる。その結果、相手が立ち遅れると、巻き返し不可能な段階まで一気に試合が進行する。
各デッキ、VSタケルライコには、メタカードを用いず、デッキが持つ純粋な回転力そのもので勝ちきらなければならないフェーズに入っている。タケルライコは肯定的に捉えるにせよ否定的に捉えるにせよ、環境に存在しているだけであり、他に影響を及ぼさない石像と化している。
MEGAドリームex環境
11/29【土】~12/5【金】
ほぼ確実に先攻を取らせてもらえる+速攻能力の高さからシェア率を伸ばしている。
タケルライコに対して非常に強力なメタカード「ファイヤー」の環境採用率は10%前後。一時期は30%もあり立ち回りが難しかったが、今や10%前後となると許容範囲であろう。
タケルライコのシェア率はファイヤーの採用率と明確に連動している。つまり、ファイヤーが増えない限り、タケルライコの立ち位置は保証されている。
マリィのオーロンゲex




ターンを重ねるごとに有利になるコンセプトを持ち、可能な限り運の要素を排除したいと考える上級者層に好まれるデッキである。「対戦に勝つ」という一点に対してストイックなプレイヤーたちが使用する強者のデッキ。多くのプレイヤーの知見が結集し、デッキ完成度は極めて高い。
マシマシラを複数用意するため、プレイの難易度は環境の中でもトップクラス。プレイングの良し悪しも勝てば官軍状態。正しいプレイングが存在することすら懐疑的な空中戦デッキであり、理論よりも直感や瞬間の判断が重視される。
MEGAドリームex環境
11/29【土】~12/5【金】
HP70ユキワラシの登場で入賞率を増やした。他デッキレシピの変更点はなし。
元々強者が好むデッキ(難しすぎて強者しか使えないデッキ)のため、一度シェア率が戻ると高いパフォーマンスレベルを魅せる。
ユキワラシのHPが70となったことで話題にはなったが、シェア率こそ増えたが勝率には一切反映されておらず、革命を起こすには至っていない。
Tier3【Bランク】
メガアブソルex




海外大会で大活躍し、満を持して日本に上陸したデッキ。
後攻1ターン目からプレシャスキャリーとワザマシン『エナジーターボ』で盤面を組み、後攻2ターン目からメガアブソルexのワザ『あくのかぎづめ』で相手の手札を削りながら攻撃していく。
上記はメインプランであるが、他対面によっては採る戦術がまったく異なる。
青天井ダメージデッキにはイベルタルでの縛りプラン、特性持ちのデッキには闘オーガポンによる詰ませプランを取る。しかし、この戦術は海外環境では有効であっても、日本環境では完全に噛み合っておらず、明確な脆弱性を抱えたままの来日となった。
海外と日本では対戦ルールに若干の差異があるため、うまく適応できるかが今後の課題となる。
幸い、このデッキは単純にアタックが強いデッキタイプ(殴ってサイドを取る)のデッキであるため生き残っている。問題は、「詰ませ」コンセプトの方が日本のルール下でどこまで通用するか。
MEGAドリームex環境
11/29【土】~12/5【金】
タケルライコのシェア率が安定したことで立ち位置が悪化し、結果としてシェア率・勝率ともにダウンした。もし本当に“タケルライコの増加 → シェア率低下”という因果が成立しているのであれば、アブソルがシェア率を戻すにはタケルライコ側のシェア率ダウンを経由する必要がある。
タケルライコのシェア率が下がった背景はファイヤーが蔓延していたことに起因するため、環境にファイヤーが増えなければタケルライコのシェア率は下がらない。 しかし、そのファイヤーは元々タケルライコとサーフゴー対策として採用されていたもの。そして、ファイヤーはサーフゴーには十分な戦果を上げられないことが判明している。したがって、今後ファイヤーが再び増えるかどうかは眉唾である。
Nのゾロアークex




MEGAドリームexの登場により「Nのゼクロム」が介入。念願の高ダメージ帯へ踏み込むパワーカードを手に入れたことで、悲願の環境入りを果たした。目下研究中のデッキタイプであり、そのポテンシャルは未知数である。
今後どう差別化を図るか、その解答は「サイドレース」にある。
ただバトル場のポケモンを倒し続けるだけであれば、Nのゾロアークは劣化サーフゴー、劣化タケルライコに過ぎない。この軸以外の要素をデッキに組み込まなければ、環境に残り続けるのは難しい。
バチュルバレット




ソウブレイズex




ソウブレイズexのワザ『しんえんほむら』でワンパンを狙うデッキ。
環境デッキの中でも、いや、現存するポケモンカードのデッキ全体を見渡しても、トップクラスにシンプルな構築。その扱いやすさから、初心者プレイヤーからも絶大な支持を集めている。
CL横浜の週から急激にシェアを伸ばしてきた。サーフゴーにはタイプ相性で有利を取り、2進化相手には展開速度で有利を取る。ソルロック+ルナトーンのギミックとの相性が良く、デッキの安定感が大幅に向上した。
サーフゴーと似たようなゲームプランを取るデッキだが、「ブライア」を使用できる点が明確な差別化要素となっている。
MEGAドリームex環境
11/28【金】~11/30【日】
「しんえんほむら」が多くのエネルギーを必要とするワザである都合上、固定枠は多めに取る。
パーフェクトミキサー採用率38.9%、レガシーエネルギー採用率55.6%。
単純なバトル場の殴り合いを制したい→レガシー
2進化デッキに勝ちたい→ミキサー、と目的がある。構築に関してはここくらいしか触れるところがない。
テラスタルバレット




オーガポンいどのめんexのワザ『げきりゅうポンプ』の通りが良いこと、この一点のみを武器に環境デッキへカムバック。
テラスタルバレットは動きは単調+パワーの上限値もBIG6には劣っている。現状、タネが割れているにもかかわらず成績を残せているのは、ノーマークの状態での『げきりゅうポンプ』が通っているからに過ぎない。いつ対策されてもおかしくないが、正直テラスタルバレットにまで対策の手が回らないのが実情であるため、当分無視されてダークホースの位置に居座り続ける可能性もある。明日の保証は一切ないものの、環境的には有利なデッキではある。
メガルカリオex

デッキレシピ平均化
サーナイトには勝てないが、それ以外のデッキには有利に立ち回りやすいと話題。
昨今はあまり見かけなくなったが、ルカリオは「Tier1一点切り」という考え方で生存権が認められている。
サーナイトのシェア率は多くても全体の2割にとどまる。残り8割に勝てるのであれば、その2割を割り切るのは合理的と判断するもの。
2進化exをワンパンするダメージ、非ルールアタッカー、ベンチの呼び出しやすさなど、対戦を有利に進めるロジックは一通り揃えているポケモンカードの王道デッキ。あとは果たしてこの王道が通用するのかどうか。(環境が邪道ばかりで、邪道が強すぎる)
サーフゴーやタケルライコを厚く見たければ非ルールビート、2進化を重く見たければメガルカリオ+フトゥー厚め。リバーサルや、ルカリオex等の枚数を1~2枚いじるだけだが、この微調整の加減にセンスが光り、意思が宿る。
Tier4【Cランク】
フーディン

環境で1つだけ認められる、非ポケモンex主体枠の椅子に着席したデッキ。
ユンゲラーとフーディンの特性【サイコドロー】、ノココッチとリッチエネルギーによる大量ドローで手札を確保するデッキ。非exがメインアタッカーのため、ダメカンばら撒き系のデッキには成す術なく敗れてしまうアーキタイプだったが、「バトルコロシアム」の収録により風向きが変わる。
手札干渉の少ないサーフゴーのシェア率が高い現在、そこに対して明確に有利を取れる点が強み。オーロンゲやサーナイトに対しては、「バトルコロシアム」多投による圧殺で無理やり勝利をもぎ取っている。一方、ケーシィのHPが低いため、ドラパルト相手は「バトルコロシアム」があってもやや苦手。
シロナのガブリアスex

メガミミロップex

ドラパルトex+リザードンex



















