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更新日:3/31【月】
熱風のアリーナ環境変化まとめ3/31【日】
- ドラパルトex
「きらめく結晶」採用型が増加している。主にタケルライコに採用されている非ルールのタケルライコのワザ『らくらいあらし』により、エネルギーを付けたドロンチが撃ち抜かれてしまい、攻撃が間に合わなくなるケースが原因。タケルライコ側もアカマツの2枚目採用やエネルギーつけかえの採用が進んでおり、明確にドラパルトを意識した構築へ。現時点ではアンフェア型の方が依然として多数派ではあるが、今後の環境次第では採用率が逆転する可能性も視野。 - タケルライコex
環境にスローデッキが増えているため、非ルールのタケルライコのワザ『らくらいあらし』とアカマツを活かして盤面を荒らす立ち回りが効いている。(環境のシェイミ採用率が低いことも手伝っている。)この変化はイワパレスに対しても牽制になっている。 - サーナイトex
3番手の立ち位置にある。本来であれば、1番手のドラパルトや2番手のタケルライコに対して有利を取れる点から、より上位に位置していてもおかしくはない。しかし、グッズロックに対する耐性の低さや事故率の高さといった構造的な欠点が目立つ。有利対面の多さにもかかわらず、それらの弱点が足かせとなり、複数の要因が絡み合った結果として3番手という位置づけに収束。 - テラスタルバレット
イワパレス、シェイミのいずれに対しても不利を取る。しかしイワパレスはヒビキのバクフーンに完全に抑え込まれて沈黙。シェイミも出現回数が少ないため、テラスタルバレットへのガードは下がっている。3/24【月】~3/30【日】勝率好調。このまま変化がなければ立ち位置は良好のままま宮城を迎えるだろう。 - サーフゴーex
サーナイトの台頭により立ち位置悪化。それでもタケルライコやガブリアスなど、勝ちにくいところに強く出れるのが評価ポイント。岩オーガポンやイワパレスで詰むのを回避するためバクフーン型が主流だが、環境を見て純正型に立ち返るのも良い。 - リザードンex
ドラパルトが主流の間は慎ましく生きるしかない。握るならドラパルト以外のデッキに勝つというコンセプトで握ることになるが、トーナメント形式だとどうしてもドラパルトが上位に来てしまうので、成績を残すことが難しい。アベレージは出るが、結果や実績がつきにくい。 - ブリジュラスex
毒ブリジュラス活躍。しかし毒ワンキルも警戒され、かつてほどの勢いはない。現状は環境の中で右往左往している中間的な立ち位置。ブリジュラスは性能面において致命的な欠点が少なく、マイナス評価を与えにくい。しかし「ではプラス評価に値するか」と問われれば、即答は難しい。テラスタルバレットのような多数のポケモンexを展開するデッキとマッチアップして、イージーウィンをある程度積み重ねることができなければ、使用する側としての旨味は限定的。そもそもブリジュラスは、苦手マッチに挑んで打ち勝つというよりも、落としてはならない対面を確実に拾うことに主眼を置いたデッキ。そのため環境における有利マッチの絶対数が非常に重要。その絶対数と照らして勘案すると、悪いところはないが良いところもないといった印象。 - シロナのガブリアスex
高耐久とマシマシラを活かして環境デッキに勝てるよう日々カスタマイズされている。ガブリアス自体が好きで使っているプレイヤーも多い印象を受けるので、恐らくデータで出ている占有率よりも一段階使用者数が多い。ロズレイド型とユキメノコ型があり、ユキメノコ型の方が勢いがある。しかし、タケルライコを苦手デッキとしているマイナス要素を無視することができない。 - イワパレス
かなり意識されてしまい最悪の立ち位置。サーナイトとヒビキのバクフーンが環境に多い間は沈黙が吉。イワパレス単体での活躍は難しいが、ミロカロスexやリキキリンexと組み合わせたデッキタイプがSNS上で一定の注目を集めつつある。 - Nのゾロアークex
シェア率が大幅に減少したが、シェイミのシェア率はそれほど高くないので再浮上のチャンスは残されている。しかし、それでもヒビキのバクフーンにサイドの有利トレードを交わされてしまうのが痛い。もう一周、二周、メタゲームが回ったら立ち位置が良くなる予感がする。 - ブースターex
環境前評価は高かったものの、シェア率・勝率ともに伸び悩んでいる。環境にヒビキのバクフーンが多いことが原因か? - ヒビキのホウオウex
シェア率伸びず。ホウオウはとにかく手札干渉に弱い。これに弱いとどうしてもアーキタイプとして存続しにくい。ポテンシャルはあるが、環境入りはまだまだ先。アンフェアスタンプやナンジャモが飛び交っている間の活躍は難しいかもしれない。本格始動は来年か?
ポケカの環境とは?
トーナメントシーンで活躍するポケモン群をポケカの環境デッキと言います。環境はTier上位のデッキで形成され、現在【R7/3/31】では、タケルライコex.ドラパルトexが環境の中心にいるデッキです。
環境デッキ統計情報
対象期間:3/24【月】~3/30【日】
シティリーグ最多優勝デッキ【ドラパルトex】
シティリーグTOP16最高占有率デッキ【ドラパルトex】
シティリーグTOP4最高占有率デッキ【ドラパルトex】
最高勝率デッキ【ドラパルトex】
Tier(ティア)とは?
Tier(ティア)とは、「段」「階層」のこと。
ポケモンカードではデッキの強さや評価を格付けしたものを表します。強い順からTier1,Tier2,Tier3…(またはS、A、B…)と用いられることが一般的です。
Tier表には顕在的Tierと潜在的Tierの2種類が存在します。
顕在的Tier: 使用者数を基準に作成されたTier表
潜在的Tier: 環境に対してそのデッキが持つ本質的な強さを評価したTier表
潜在的Tierは個人の体験や主観に左右されやすく、一意に定めることができません。そのため、SNSやYouTubeなどで発信される多くのTier表は、顕在的Tier表に基づいています。(当サイトでも使用者数を基準にランキングを作成しています。)
Tier ランキング
このランキング表は日本、海外の公式大会の結果に基づいて作成されています。
Tier1【Sランク】
ドラパルトex
変幻の仮面収録のカード、リリース直後トーナメントシーンを席巻した超新星。現状リリースされているカードだけではダメカン6個をのせる効果を防ぐことは難しく、撒いたダメカンの布石を回収する再現性の高さから先攻2ターン目の『ファントムダイブ』は《現代ポケモンカード最強の攻撃》と言っても過言ではない苛烈さを備えている。
ドラパルトexの『ファントムダイブ』は数年前にリリースされたドラパルトVMAXを彷彿させるもの。ドラパルトVMAXは当時もその能力の高さで世間の耳目を集めた存在であったが、コロナ下の影響もあり脚光を浴びることはなかった。そんな辛酸を舐めた過去を清算するべく、更なる強化を経て煉獄から蘇る。
タケルライコex
自分の場のポケモンについている基本エネルギーを好きなだけトラッシュし、その数×70ダメージを与えるワザ『きょくらいごう』をメインに戦うデッキ。『きょくらいごう』のダメージ倍率は現環境トップのダメージ倍率を誇る。
「ワンパンってのはこうやってやるんだぜ」と誇示してくるそのダメージ量はまさに桁違い。そのダメージ範囲のスケールは最大級のHPを誇るリザードンexはおろか、10年先の環境ポケモンすらも灰燼に帰す超級エクスプロージョン。圧倒的なダメージとスピードで、現代ポケモンカードの理から外れて特異点に到達する稀代のモンスターデッキ。
Tier2【Aランク】
サーナイトex
フワンテ、サケブシッポ、ミミッキュ、ハバタクカミ、マシマシラ等、綺羅星の如く集結した超タイプの才能たちをサーナイトexの特性【サイコエンブレイス】で彩るデッキ。瞬間火力、ベンチ狙撃、回復、神秘、状態異常、特性ロックと対戦におけるあらゆる要素を包含する空前絶後のポケモンサーカス集団。
特性【サイコエンブレイス】は特殊能力を持つたねポケモンたちに対し、無尽蔵のエネルギー供給する。この組み合わせは環境メタカードの柔軟な採用を可能とし、メタゲームが停滞した局面においても「その答えはサーナイトの中にある」と導く設計思想を感じさせる。
リザードンex
HP330、最大ダメージ330、特性はエネルギー3枚加速と単体性能は全ポケモンカードの中でも最強格。序盤の安定性とダメージの低さという課題を抱えているが、そのデメリットすらも逆手に取る高いカウンター性能を持ち、ポテンシャルを最大限に引き出すために練り上げられた理論武装で君臨する絶対王者。
シンプルに、”テキストが強いカード”たちを中心に構成されており、環境デッキの中で最もパフォーマンスレベルが高いことで名高い。「カースドボム」「ブライア」「アンフェアスタンプ」等、現環境屈指の強カードを用いて殴り合いを制する驚天動地のドッグファイター。
シロナのガブリアスex
熱風のアリーナより参戦。ガブリアス、ロズレイド、ミカルゲ等、シロナの手持ちポケモンたちで構成されるシロナのテーマデッキ。シロナのガブリアスにパワーウエイトをつけることで、ガブリアスの耐久力は400となる。そのHP400のガブリアスをシロナのロズレイドでのパワーバフや、ユキメノコとマシマシラの妨害でサポートし、パワーと物量でゴリ押しで勝負する無情の合理主義集団。
筋骨隆々、万丈のフィジカルを以て盤面を制圧する重戦車型のクイーンズギャンビット。
毒ブリジュラス
サーフゴーex
サーフゴーexの特性【ボーナスコイン】により手札を拡充し、ワザ『ゴールドラッシュ』によって大型exポケモンをワンパンすることを基本線とするデッキ。一度“手札拡充→ワンパン”の流れを確立してしまえば、以降は手札干渉による介入を許さず、極めて予定調和的な結末へと収束する性質を持つ。
サーフゴーexは相手にサイドを1枚取らせた後、そのアタッカーに対してカウンターを仕掛けることを基本戦法とする。このカウンターの応酬においてサーフゴーは環境屈指の再現能力を誇り、サイド進行2-2-2カウンターの王様として泰然自若に座して待つ。
ブリジュラスex
ブリジュラスexはHP300の最硬の1進化ポケモン。特性【ごうきんビルド】でエネルギーを加速し、その耐久力を活かして戦うデッキ。
「フトゥー博士のシナリオ」を駆使して相手の攻撃を何度もいなして戦うため、このデッキの攻略には第一段階として1撃300ダメージを要求される。更にブリジュラスexは速攻性にも長けているため、第二段階としてダメージに上乗せしてスピードも要求される。次々と高い条件を提示し続け、この二段階ハードルを越えられない者を軒並み淘汰する、デカくて速い不動の摩天楼。
Tier3【Bランク】
リーリエのピッピex【テラスタルバレット】
バトルパートナーズより参戦。リーリエのピッピexを主体とし、後攻1ターン目から攻撃を仕掛ける新型速攻デッキ。リーリエのピッピexの特性【フェアリーゾーン】は、相手の場のドラゴンポケモンすべてに超タイプの弱点を付与するドラゴンキラーの効果を持つ。
デカい面をしたドラパルト、タケルライコにお仕置きすべく、アーキタイプの垣根を越えて環境をパトロールする妖気を纏ったピンクの羅刹。
ブースターex
テラスタルフェスexより参戦。ブースターexのワザ『バーニングチャージ』を起点に、自分の場のポケモンにエネルギーを2枚加速する。
現代のポケモンカードにおいて、エネルギー加速なしで戦えるデッキは皆無と言ってよい。その中でも、加速手段としての『バーニングチャージ』は、シンプルながらも破格の性能を誇る。
『バーニングチャージ』は、エネルギーのタイプを問わず全てのポケモンにエネルギーを供給できるため、ニンフィアex、リーフィアex、サンダースexなど多様なポケモンへ加速。そして更にその枠組みを超え、今後誕生する未来のアーキタイプへ。無限の可能性にエネルギーを紡いでいくテラスラルシンチレーション。
ヒビキのバクフーン
Nのゾロアークex
バトルパートナーズより参戦。Nのゾロアークexのワザ『ナイトジョーカー』を介してNのポケモンのワザで戦うデッキ。
Nのポケモンが有するワザの多様性はそのまま選択肢の広がりに直結し、Nのゾロアークexをして環境対応力の極致たらしめている。更にそこへエーススペックの分岐、サポートカードによる後押しが加わることで、その対応力は多層構造を成す。無数の選択肢を以て環境のウィークポイントに絶えず形を変化し続ける、変幻自在の新世代パーフェクション。
未来バレット
Tier4【Cランク】
イワパレス
熱風のアリーナより参戦。イワパレスはポケモンexとポケモンexが激しく殴り合う、熾烈を極めた戦場に突如投入された選ばれしギフテッド。高い耐久力を誇り、攻撃性能にも優れ、更にポケモンexからのダメージを受けない特性【しんぴのいしやど】を与えられた幽玄のヤドカリ。
ポケモンex、非ルールのポケモン、そしてポケモンexからの攻撃をシャットアウトする神秘のポケモン。三者鼎立を形成する一勢力として、未踏のムーブメントを巻き起こすポケモンカード環境第三勢力。
ソウブレイズex
自分のトラッシュにあるエネルギーの枚数の数ぶんダメージが上昇していくワザ『しんえんほむら』で戦うデッキ。デッキの約3分の1はエネルギーで占められいるため、早い段階から『しんえんほむら』の超火力が期待できる。
ソウブレイズは初心者推奨デッキNo.1。ルールの観点から、ソウブレイズより扱いが簡単デッキを作る方が難しい。このデッキの方針は極めて明確であり、プレイヤーの選択肢はほぼ一つに収束する。引いたポケモンをすべて場に展開し、手札のグッズをすべて使用した後、「博士の研究」を使用。以降はこの手順を繰り返しながら、ワザ『しんえんほむら』を宣言するのみ。年々と複雑化する環境の中、究極のベーシックで達観するポケモンカードの彼岸。
ホップのザシアンex
バトルパートナーズより参戦。ホップのザシアンexを主体とした構成となっており、ホップのザシアンexのワザ『せつなぎり』を中心にゲームメイクがされる。ホップ専用カードである「ホップのカビゴン」+「ホップのハチマキ」+「ハロンタウン」の効果で『せつなぎり』を強化。
ブリジュラスexでエネルギーを加速し、ヨノワールが爆ぜ、ザシアンexが四方八方に斬撃や刺突を繰り出し、まさに天馬の所業にてサイドレースを駆け抜ける。
オーダイル
個人の煌めきが評価されにくい現代ポケモンカード環境において、一人のデッキビルダーが生み出した新たなアーキタイプ。
ジーランスの特性【きおくにもぐる】により、オーダイルにワニノコのワザ『かじりつく』を付与。対戦相手に「あなたのポケモンはにげられますか?」を問う、デッキの瑕疵を突いた妨害コンセプト。特性【トレントハート】およびマシマシラの特性【アドレナブレイン】とウエイティグを駆使することで疑似的なエクストラターンを創出するミュータントアリゲーター。
ヤドキング
バトルパートナーズから環境入りを果たしたデザイナーズコンボデッキ。
ヤドキングのワザ『ひらめきチャレンジ』を使用し、スタンダードレギュレーションにおいて最強クラスの攻撃ワザとされるキュレムの『トライフロスト』をコピーし、相手の場の全滅を狙う。
リリース当初はユニークコンボの域を出なかった『ひらめきチャレンジ』だが2025年、懐才不遇のヤドキングにラマヌジャンが憑依する。
ミロカロスex
バトルパートナーズから環境入りした堅牢堅固のメタデッキ。
テラスタルからダメージを受けないミロカロスexを筆頭に、たねポケモンに対してはリキキリンexやオンバーンex、特性持ちはオーガポンex、ポケモンexに対してはミミッキュをマッチアップさせることで相手の一切の攻撃をシャットアウトしてワンサイドゲームを追求。完全試合のテールランプを追いかける武闘派ヴィーナス。
古代バレット
自分のトラッシュにある「古代」のカードの枚数ぶんダメージを上げていくトドロクツキのワザ『あだうちやばね』をメインに戦う。
「古代」の枚数ぶんダメージを与えるため、デッキの大部分は「古代」のカードで占められている。良い意味でも悪い意味でも構築には自由度がなく、普遍的、恒久的なコンセプトで動く。どの対面においても同一の立ち回りしかせず、持ち玉の漢気ストレート一本で環境デッキをねじ伏せる最強の足し算デッキ。
トドロクツキex
相手のポケモンを強制的にきぜつさせるワザ『くるいえぐる』を主体に戦うデッキ。『くるいえぐる』は一撃必殺の代償に自身に200ダメージと多大な自傷ダメージを負う特攻ワザ。そのため常に先手で攻撃する必要があり、その速度は環境の中でもトップクラスの最速構築。
『くるいえぐる』一辺倒の大味なデッキかと思わせつつ、ワザ『あだうちやばね』のトドロクツキも参戦させることで存外、技巧的で狡猾な一面も覗かせる狼藉者。
パオジアンex
セグレイブの特性【きょくていおん】とパオジアンexのワザ『ヘイルブレード』を基本戦術に相手ポケモンを1回の攻撃できぜつさせるデッキ。ダメージ上限のないパオジアンexのワザ『ヘイルブレード』は青天井ワザといわれ、水エネルギーを用意することさえできればどんなポケモンでも1回の攻撃できぜつさせることができる。
水エネルギーでエネルギー要求を間に合わせることができるポケモンはすべてこのデッキのアタッカー候補であり、例えばテツノカイナexのような雷エネルギーを要求するワザも特性【きょくていおん】と合わせて無理やり成立させることが可能。
デッキの弱点として、手札を減らされる行為にとにかく弱い。(ナンジャモ、ツツジ等)
パオジアンが生涯向き合うこととなるのは、タイプ弱点やデッキ相性うんぬんではなく手札干渉行為そのものであり、その戦いの歴史を刻んでいく。