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更新日:12/13【金】
テラスタルフェスex環境変化まとめ12/13【金】
- リザードンex
減少。善戦しているが、スボミー入りのサーナイトとドラパルトに分からされている。中間進化を強制採用させられることでデッキスロットを圧迫→ポテンシャルを落とす結果へ。 - ドラパルトex
増加。スボミーを採用することでドラパルトexを育成する時間を確保できるようになった。ドロンチの特性【ていさつしれい】でグッズロック中もアクションを行える。 - サーナイトex
増加。序盤の脆弱性をスボミーでカバーできるようになった。ボムドラパルト以外に強い。最もバランス良く立ち回ることができる。 - ルギアVSTAR
増加。ルギア自体、元々グッズの採用枚数は少ない+ルギアVのワザ『かぜよみ』により、グッズロックの影響を受けにくい点が評価されている。レジギガスがシンオウ神殿の効果と無関係であるためドラパルトに強く立ち回れる。 - レジドラゴVSTAR
大幅減少。スボミー環境の最大の被害者とされる。しかしリザードン同様、スボミー環境で上位に来るデッキに対して強い。環境全体がマナフィ不採用の傾向にあるため、『トライフロスト』への期待値が高まる。 - タケルライコex
減少。単純に、新環境でシェア率を増やしたデッキと相性が悪い。 - ミライドンex
増加。苦手なリザードンexが減少したことで勢いを増した。サーナイト、ドラパルト、ルギアの環境上位3デッキに強いが、残りのデッキに弱い。 - ソウブレイズex
増加。スボミー採用率100%。従来の構築では後攻1ターン目に使えるワザがなかったが、まさかのグッズロックと言う極上の選択肢を得る。 - ガケガニ
増加。グッズロックの影響を受けない、風通しの良いデッキと評されている。2進化デッキに弱いため、この勢いはフロックであるとの意見も多い。 - ブリジュラスex
増加。ブリジュラスをワンパンできないデッキ(ドラパルトやミライドン)に強く、ワンパンできるデッキ(サーナイトやソウブレイズ)に弱い。ただし、デッキのスピードが比較的優れているため、不利デッキに対しても先行逃げ切りを狙える場合がある。
ポケカの環境とは?
トーナメントシーンで活躍するポケモン群をポケカの環境デッキと言います。環境はTier上位のデッキで形成され、現在【R6/12/13】では、サーナイトex.ドラパルトexが環境の中心にいるデッキです。
環境デッキ統計情報
12/7【土】~12/8【日】
シティリーグ最多優勝デッキ【サーナイトex】
シティリーグTOP16最高占有率デッキ【サーナイトex】
シティリーグTOP4最高占有率デッキ【サーナイトex】
Tier(ティア)とは?
Tier(ティア)とは、「段」「階層」のこと。
ポケモンカードではデッキの強さや評価を格付けしたものを表します。
強い順からTier1,Tier2,Tier3…(またはS、A、B…)と用いられることが一般的です。
Tier ランキング
Tier1【Sランク】
サーナイトex
フワンテ、サケブシッポ、ミミッキュ、ハバタクカミ、マシマシラ等、綺羅星の如く集結した超タイプの才能たちをサーナイトexの特性【サイコエンブレイス】で彩るデッキ。瞬間火力、ベンチ狙撃、回復、神秘、状態異常、特性ロックと思いつく限りのすべてを揃えた空前絶後のポケモンサーカス集団。
特殊能力を持ったたねポケモン+特性【サイコエンブレイス】の組み合わせは環境に対するメタカードをリリースしやすく、環境考察が行き詰まったときに「その答えはサーナイトの中にある」と導きたい開発陣の思想が読み取れるデッキコンセプト。
ドラパルトex
変幻の仮面収録のカード、リリース直後トーナメントシーンを席巻した超新星。現状リリースされているカードだけではダメカン6個をのせる効果を防ぐことは難しく、撒いたダメカンの布石を回収する再現性の高さから先攻2ターン目の『ファントムダイブ』は現代ポケモンカード最強の攻撃と言っても過言ではない苛烈さを備えている。
ドラパルトexの『ファントムダイブ』は数年前にリリースされたドラパルトVMAXを彷彿させるもの。ドラパルトVMAXは当時もその能力の高さで世間の耳目を集めた存在であったが、コロナ下の影響もあり脚光を浴びることはなかった。そんな辛酸を舐めた過去を清算するべく、更なる強化を経て煉獄から蘇る。
Tier2【Aランク】
ミライドンex
スターバース級の特性、ミライドンexの【タンデムユニット】で雷タイプの環境永続を支える。「エレキジェネレーター」で雷エネルギーの加速し、『フォトンブラスター』および『ごっつぁんプリファイ』を使い分けることでサイド進行2-2-2を実現。ポケモンカードのルールで認められた最速の3ターン勝利を目指す。
その圧倒的な速度差の分別を経て環境入りを果たし、たった一つのアイデンティティを誇示し続けるポケモンカード界最速の韋駄天。
ルギアVSTAR
ルギアVSTARの特性【アッセンブルスター】でアーケオスのベンチに出し、アーケオスの特性【プライマルターボ】で特殊エネルギーをポケモンにつけて戦うデッキ。
アーケオスさえ出してしまえば特性【プライマルターボ】を宣言するだけで強力な攻撃を繰り出すことができるため、ルギアの魅力はその手札干渉への強さと、場の制圧力にて測られる。チラチーノのワザ『スペシャルころころ』をメインウエポンに据え、環境で唯一ドラパルト、リザードン両exをタイマンで凌駕する最後のリベンジャー。
ソウブレイズex
自分のトラッシュにあるエネルギーの枚数の数ぶんダメージが上昇していくワザ『しんえんほむら』で戦うデッキ。デッキの約3分の1はエネルギーで占められいるため、早い段階から『しんえんほむら』の超火力が期待できる。
デッキとして、圧倒的に初心者推奨デッキNo.1。環境デッキの中でこのデッキより扱いがイージーなデッキは絶対に無いと断言できるほど一直線。そもそもこのデッキは組み方としてできることが1つしかなく、引いたポケモンをすべて場に出し、手札にあるグッズをすべて使い、「博士の研究」を使用、冒頭を繰り返してワザを宣言するだけ。どんどん複雑化する環境の中、究極のベーシックで達観するポケモンカードの彼岸。
ガケガニ+モモワロウ
アラブルタケの特性【もうどくふんじん】、かがやくヒスイオオニューラの特性【ポイズンピーク】、ガケガニのワザ『ヒステリックシザー』で戦うデッキ。前環境までは知る人ぞ知るマイナーコンボ。
このまま鬱々とマイナーデッキ界隈を揺蕩うがままかと思われていた矢先、超電ブレイカー収録のモモワロウが参戦する。特性【もうどくしはい】で毒のダメージを上乗せすることによりダメージラインが大幅に改善。カニさんたちはメランコリーの谷間から環境デッキへと引き上げられ、マイナーデッキ界隈出自のスーパー外様大名としてその威光を放つに至る。
タケルライコex
自分の場のポケモンについている基本エネルギーを好きなだけトラッシュし、その数×70ダメージを与えるワザ『きょくらいごう』をメインに戦うデッキ。『きょくらいごう』のダメージ倍率は現環境トップのダメージ倍率を誇る。
「ワンパンってのはこうやってやるんだぜ」と誇示してくるそのダメージ量はまさに桁違い。そのダメージ範囲のスケールは最大級のHPを誇るリザードンexはおろか、10年先の環境ポケモンすらも灰燼に帰す超級エクスプロージョン。後攻1ターン目から280以上のダメージを繰り出す圧倒的なダメージとスピードで、現代ポケモンカードの理から外れて特異点に到達する稀代のモンスターデッキ。
リザードンex
HP330、最大ダメージ330、特性はエネルギー3枚加速と単体性能は全ポケモンカードの中でも最強格。序盤の安定性とダメージの低さという課題を抱えているが、そのデメリットすらも逆手に取る高いカウンター性能を持ち、ポテンシャルを最大限に引き出すために練り上げられた理論武装で君臨する絶対王者。
単純に、券面に記載されたテキストの効果が強力であるカードが多く採用されており、環境デッキの中で最もパフォーマンスレベルが高いことで名高い。「カースドボム」「ブライア」「ネジキ」「アンフェアスタンプ」等、現環境屈指の強カードで殴り合いを制する驚天動地のドッグファイター。
Tier3【Bランク】
ブリジュラスex
ブリジュラスexはHP300の最硬の1進化ポケモン。特性【ごうきんビルド】でエネルギーを加速し、その耐久力を活かして戦うデッキ。
「フトゥー博士のシナリオ」を駆使して相手の攻撃を何度もいなして戦うため、このデッキの攻略には第一段階として1撃300ダメージを要求される。更にブリジュラスexは速攻性にも長けているため、第二段階としてダメージに上乗せしてスピードも要求される。次々と高い条件を提示し続け、この二段階ハードルを越えられない者を軒並み淘汰する不動如山のごとし摩天楼。
古代バレット
自分のトラッシュにある「古代」のカードの枚数ぶんダメージを上げていくトドロクツキのワザ『あだうちやばね』をメインに戦う。
「古代」の枚数ぶんダメージを与えるため、デッキの大部分は「古代」のカードで占められている。良い意味でも悪い意味でも構築には自由度がなく、普遍的、恒久的なコンセプトで動く。どの対面においても同一の立ち回りしかせず、持ち玉の漢気ストレート一本で環境デッキをねじ伏せる最強の足し算デッキ。
テツノイバラex
World Championships2024で優勝したデッキタイプ。特性【イニシャライズ】にて相手の特性を封じて殴り勝つ正統派妨害ポケモン。
デッキにはテツノイバラexしか採用されていないため、必ずテツノイバラexがバトル場でスタートすることができ、相手のポケモンの特性を封じる一貫性を持って対戦に臨むことができる。
ポケモンは4枚のみの昨今では珍しいデッキの組み方だが、ポケモンカードの歴史では馴染みの深い元祖単構成。未来のポケモンであるにも関わらず、原初で古典的な戦法を用いるダイバージェンスデッキ。
サーフゴーex
サーフゴーexの特性【ボーナスコイン】で手札を増やすコンセプトのデッキ。「はげましのてがみ」「ポケストップ」、キチキギスexの特性【さかてにとる】も組み合わせると1ターンで10枚以上山札を引くことも可能。手札を増やせるだけ増やしてワザ『ゴールドラッシュ』で大型exをワンパンするのがサーフゴーデッキの一連の流れ。1回流れを作ってしまえば手札干渉で妨害する隙がないため、波乱がなく予定調和的な結末を迎える。
サーフゴーデッキの戦略は相手にサイドを1枚取らせた後に攻撃してきたポケモンに対してカウンターを仕掛けるのがメイン戦法。このカウンター合戦において、サーフゴーは環境屈指の再現能力を誇る。サイド進行2-2-2カウンターの王様。
レジドラゴVSTAR
レジドラゴVSTARのワザ『りゅうむそう』の効果でトラッシュのドラゴンポケモンのワザを使用して戦うデッキ。ワザ『りゅうむそう』のエネルギー指定が重たく長い間、環境とは無縁であったが、オーガポンexの特性【みどりのまい】からの「エネルギーつけかえ」でスムーズにワザ発動へ移行できるようになった。
戦い方は環境の中でも最も「無双」という言葉が良く似合う。そのクリーンナップにはドラパルトex、ヒスイヌメルゴンVSTAR、タケルライコex等のエース級の顔ぶれがエントリーしており、リリースから二年経過現在、ようやく悲願の環境入りを果たしたネクストパーフェクション。
トドロクツキex
相手のポケモンを強制的にきぜつさせるワザ『くるいえぐる』を主体に戦うデッキ。『くるいえぐる』は一撃必殺の代償に自身に200ダメージと多大な自傷ダメージを負う特攻ワザ。そのため常に先手で攻撃する必要があり、その速度は環境の中でもトップクラスの最速構築。
『くるいえぐる』一辺倒の大味なデッキかと思わせつつ、ワザ『あだうちやばね』のトドロクツキも参戦させることで存外、技巧的で狡猾な一面も覗かせる狼藉者。
Tier4【Cランク】
ロストバレット
たねポケモンを主体としたロスト軸のデッキはロストバレット(海外ではロストゾーンボックス)と呼ばれる。(場面に応じてポケモンを使い分けて戦うデッキタイプは日本ではバレットと呼ぶ。)
ロストバレットは長い間ダメージ不足に悩まされてきたが、トドロクツキexのワザ『くるいえぐる』により念願の必殺を得る。大型exにはトドロクツキが、小型にはウッウやヤミラミが戦う効率の良さで有利なサイドレースを展開する。高いカスタマイズ性能を活かして環境にムーブメントを巻き起こす変幻自在の風雲児。
オリジンパルキアVSTAR
ステラミラクル収録「ゼロの大空洞」により前線復帰。「ゼロの大空洞」の効果でベンチに出せるポケモンが8匹となり、ワザ『あくうのうねり』のダメージが大幅に上昇した。
テラスタルのポケモンが場に出ていることが必須なコンセプトの都合上ヨルノズクと相性が良く、特性【ほうせきさがし】に支えられ抜群の安定感を誇っている。従来を遥かに超えるスケールで躍動するきっかけを得たことによりオリジンパルキアは晩年、最期に立ち上がる。
テラパゴスex
海外産の輸入デッキ。海外のポケモンカードの販売ペースは日本から約3ヶ月ほど遅れている。そのため、海外環境は基本的には日本環境を踏襲したものとなる。そんな中、日本の環境ではまったくと言っていいほど見なかったテラパゴスexが海外で評価され、後に日本の環境にも参戦することとなった極めて稀有な経緯を持つデッキ。
ヨルノズクの特性【ほうせきさがし】+ピジョットexの特性【マッハサーチ】を駆使して適宜必要なカードをサーチして戦う王道ピックデッキ。「ブライア」とヨノワールの特性【カースドボム】でサイドと盤上を意のままにコントロールする異邦より到来した魔弾の射手。
パオジアンex
セグレイブの特性【きょくていおん】とパオジアンexのワザ『ヘイルブレード』を基本戦術に相手ポケモンを1回の攻撃できぜつさせるデッキ。ダメージ上限のないパオジアンexのワザ『ヘイルブレード』は青天井ワザといわれ、水エネルギーを用意することさえできればどんなポケモンでも1回の攻撃できぜつさせることができる。
水エネルギーでエネルギー要求を間に合わせることができるポケモンはすべてこのデッキのアタッカー候補であり、例えばテツノカイナexのような雷エネルギーを要求するワザも特性【きょくていおん】と合わせて無理やり成立させることが可能。
デッキの弱点として、手札を減らされる行為にとにかく弱い。(ナンジャモ、ツツジ等)
パオジアンが生涯向き合うこととなるのは、タイプ弱点やデッキ相性うんぬんではなく手札干渉行為そのものであり、その戦いの歴史を刻んでいく。
ゲッコウガex
「しのびのやいば」を駆使し、好きなカードを自在に手札に加えることで、戦況をコントロールするデッキ。このデッキはサーチ能力に優れており、鈍重な戦略に見える動きも、計算し尽くされた布石として成立させることができる。最終目標は、ワザ『ぶんしんれんだ』を通すことにある。
『ぶんしんれんだ」を通すためにはベンチポケモンへのダメージを防ぐマナフィの対処が鍵となり、対戦ではマナフィを突破するためのインテリジェンスバトルが展開される。デッキ構築の段階から『ぶんしんれんだ』のコンボをどう成立させるかが重要であり、その戦術に権謀術数を巡らせる。
ギラティナVSTAR
VSTARの中で単体性能最強を誇るギラティナ。
環境を度外視するスターレクイエムを主体にすることで、ex環境に移り変わっても粘り強く活躍ができている。
ロストギラティナの強みは単純に対策が難しいことが挙げられる。ギラティナだけを倒すのであればそこまで苦労はしないが、極端な対策をすると今度はギラティナの取り巻きに勝てなくなってしまう。とにかく万能なデッキであり、いくら探しても瑕疵が見つからない完成されたデッキコンセプト。
練磨が積み重ねられたロストギラティナのデッキレシピは環境唯一至高に近い。ほとんどのデッキが55枚は相違なく、その完成度には個人色の介入の余地がない。ロストギラティナでの勝率とは個人の技術力を示すパラメータ。そんな硬派な奥深さで大衆を魅了する。
イダイナキバLO
ワザ『じばんほうかい』にて相手の山札切れを目指す能動的ライブラリアウトデッキ。「古代」のサポートを使ったあとに『じばんほうかい』を使うことで1ターンで相手の山札を4枚トラッシュすることができる。
その回数、およそ4枚×8回の『じばんほうかい』で勝利できると言われており、プレイヤーはこの8回を意識したプレイと構築が求められる。特別有利なデッキもいたり、特別不利なデッキもいたりと、勝敗はマッチアップに大きく依存する。しかし『じばんほうかい』でトラッシュされるカードによっては相手のリソース切れ勝利も狙えるため、机上では到底測れない実対戦ならではの因果で勝利を引き寄せる。