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更新日:8/18【月】
WCS2025世界大会結果
ポケカの環境とは?
トーナメントシーンで活躍するポケモン群をポケカの環境デッキと言います。環境はTier上位のデッキで形成され、現在【R7/8/18】では、サーナイトexが環境の中心にいるデッキです。
Tier(ティア)とは?
Tier(ティア)とは、「段」「階層」のこと。
ポケモンカードではデッキの強さや評価を格付けしたものを表します。強い順からTier1,Tier2,Tier3…(またはS、A、B…)と用いられることが一般的です。
Tier表には顕在的Tierと潜在的Tierの2種類が存在します。
顕在的Tier: 使用者数を基準に作成されたTier表
潜在的Tier: 環境に対してそのデッキが持つ本質的な強さを評価したTier表
潜在的Tierは個人の体験や主観に左右されやすく、一意に定めることができません。そのため、SNSやYouTubeなどで発信される多くのTier表は、顕在的Tier表に基づいています。(当サイトでも使用者数を基準にランキングを作成しています。)
Tier ランキング


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8/1【金】から、メガブレイブ/メガシンフォニア環境へ。3月に発売された「熱風のアリーナ」以降、ポケカのパワーバランスは大きく変化していなかったが、ようやく大転換期を迎える。
事前予想では、サーナイト・タケルライコ・サーフゴーの三強と見られていたが、結果はダントツでサーナイト。
その脇を固めるメンツにも特に変化はなく、結局は以前と同じ構図を辿る結果となった。
Tier1【Sランク】
メガサーナイトex


メガブレイブ/メガシンフォニア環境
メガサーナイトex、ミステリーガーデンで立ち位置UP。多くの人が予想した通り、頭ひとつ抜けてのTier1。
メガサーナイトexへの比重の振り方やミステリーガーデンの利用頻度などを勘案すると、構築難易度は高く、いまだ手探りの状態。
デッキのスペックが高いため、どのように組んでもそれなりに強さは出るが、肝心の構築意思が不透明なまま事が進んでいる。
この構築意思はそのままデッキの回し方に直結する。
構築意思が曖昧だと、「どう回すと強いのか」がわからないまま、デッキパワーだけでなんとなく勝ってしまうという状況に陥る。これは多くのプレイヤーにとって望むところではないでしょう。
そのため現状、多くの人がサーナイトの結論構築を模索中。プロ選手が生み出す洗練されたリストに期待。
メガサーナイトexを主体とした型、純正サーナイト(メガサーナイト不採用型)、ブルンゲル型の3種類がある。トレンドを押さえるなら「ヒーローマント」が採用されたメガサーナイトexデッキが注目されている。
Tier2【Aランク】
タケルライコex


メガブレイブ/メガシンフォニア環境
攻撃までのハードルが低く、相手の盤面が完成する前に強制的にサイドレースへ参加させることができる。その結果、相手が立ち遅れると、巻き返し不可能な段階まで一気に試合が進行する。
タケルライコはサイドの複数取りの手段を持たず、必殺の大技があるわけでもないので、相手の動きが強い場合には順当に敗れることもままある。しかし勝率全体で見れば、タケルライコに対して明確に優位な勝率を示せるデッキはほとんど存在しない。Tier1のデッキの中で唯一正攻法で戦っている、究極のベーシックデッキ。
ワンパン系のデッキ需要が認められTier1へ。ドロー要員としてメガガルーラexを採用したデッキも見受けたりするが、59枚はBW環境構築と変わっていない。
ドラパルトex


メガブレイブ/メガシンフォニア環境
ボム型とボムなし型の2種類があり、いずれもドロンチの特性【ていさつしれい】による中盤以降の安定感と、ワザ『ファントムダイブ』の高いパフォーマンスが魅力である。
ボム型の方は取れるプランが多く、上振れた際の破壊力は環境全体でも随一である。一方、ボムなし型はメタカードの採用により環境上位デッキへの対応力を重視した構築となっている。特に6月15日に開催されたNAICにおいて、トード・レクレフ選手が使用したボムなし型のドラパルトは、サポートを厚く採用しオーロンゲに対してマシマシラの数的有利を維持できるよう構築されている。
ボム型とボムなし型で有利不利のマッチアップに大きな差は見られない。どちらが強いかは『ぶっちゃけ好み』で、絶対に意見が割れることが明白であるがゆえに、SNS上ではボム型とボムなし型の優劣の議論が行われたことすらない。
新サポート「リーリエの決心」により、さらなる強化を獲得。
特に“待つデッキ”であるドラパルトにとって、「リーリエの決心」は盤面形成をサポートする重要なカードとなった。
「リーリエの決心」で一気に手札を引き込むアクションの強さから、ボム型ドラパルトの勢力が増している。
リザードンex


メガブレイブ/メガシンフォニア環境
環境上位のサーナイト、タケルライコ、サーフゴーに対して強く出られる。
メガサーナイト+ヒーローマントの組み合わせすらも、リザードンであれば難なく突破可能。
「リーリエの決心」を採用することで、これまでネックだった中盤以降の手札の細さが解消され、構築全体が強化された。
構築自体に大きな変化はないものの、『バーニングダーク』のダメージでは物足りなさを感じる対面は今のところ少ない。
マリィのオーロンゲex


メガブレイブ/メガシンフォニア環境
ターンを重ねるごとに有利になるコンセプトを持ち、可能な限り運の要素を排除したいと考える上級者層に好まれるデッキである。「対戦に勝つ」という一点に対してストイックなプレイヤーたちが、次々とオーロンゲへと流れている。このデッキもタケルライコと同様、多くのプレイヤーの知見が結集し、デッキ完成度は極めて高い。
扱いが難しいデッキではあるが、使い込むほどに勝率という形でリターンが得られやすく、環境において最も『常勝』という思想に近い。
マシマシラを複数用意するため、プレイの難易度は環境の中でもトップクラス。プレイングの良し悪しも勝てば官軍状態。正しいプレイングが存在することすら懐疑的な空中戦デッキであり、理論よりも直感や瞬間の判断が重視される。
「ツールスクラッパー」を採用してサーナイトの「ヒーローマント」を対策した構築が増加。
サーフゴーex




メガブレイブ/メガシンフォニア環境
ブラックボルト/ホワイトフレアによって強化を受け、一気に環境デッキとして再浮上した構築である。
安定感が向上したことで序盤の出遅れが減少した。
手札からエネルギーを捨てる都合上、盤面で明確なリーサルプランを描きにくい側面はあるものの、特性によって大量ドローが進行する点から、「ボスの指令」や「フトゥー博士のシナリオ」といった、状況に応じたサポートカードを柔軟に使用できる点が強み。使用感はタケルライコにかなり近い。
メガブレイブ/メガシンフォニアで強化されたわけではないが、「ワンパンデッキ」という一点のみで評価を得ている。エーススペックを《エネルギー転送PRO》にしたエネ転型と、バチュルバレットと組み合わせたバチュル型の2種類がある。
Tier3【Bランク】
メガルカリオex


メガブレイブ/メガシンフォニア環境
サーナイトには勝てないが、それ以外のデッキには有利に立ち回りやすいと話題。
昨今はあまり見かけないが、これは「Tier1一点切り」という考え方。
サーナイトは多くても全体の2割にとどまる。残り8割に勝てるのであれば、その2割を割り切るのは合理的だとする考え方。
メガフシギバナex




メガブレイブ/メガシンフォニア環境
特性【ソーラートランス】と高いHPを活かして耐久するデッキ。SNS上の一部では「実は結構やるやつなのでは」と、まことしやかに囁かれていたが、ついにその片鱗を見せ始めた。
2進化ポケモンをワンパンするほどの火力はないものの、たねポケモンexの代表格であるタケルライコexはワンパン可能なため、最低限のダメージは確保できている。
メタを読む(大会で勝つためにデッキを組む)のであれば、リククラゲの採用は必須。
ソウブレイズex


ルナトーン収録でドロー強化。再評価へ
メガライボルトex


シロナのガブリアスex


ブリジュラスex


メガブレイブ/メガシンフォニア環境
メガクチートexを採用することで、残りサイド2枚を比較的簡単に取れるようになった。
しかし、サーフゴーやバクフーン、メガサーナイトなど不利な対面が多く、環境における立ち位置は良いとは言えない。
ただ、ブリジュラスデッキは”強力な押し付け”や”再現性”で勝負するデッキのため、不利対面の多さは関係ないといえば関係ないし、関係あるといえば関係ある。要するに、相性差に左右されにくい堅実なデッキである。
新カード「危ない廃墟」を採用することで、マシマシラのダメカンを能動的に生成できるようになった。
Tier4【Cランク】
ヒビキのバクフーン


ブースターex


バシャーモex


メガガルーラex


Nのゾロアークex


ゼクロムex+シビビール

