更新日:11/21【木】
ボムパルキア、大空洞パルキアの立ち回りを各章ごとに解説しています。
ボムパルキア立ち回り解説
先攻最強と名高いデッキ。最強ムーブは進化デッキに対して比類なき強さを見せる。
- 特性【カースドボム】でマナフィを倒しつつ、『げっこうしゅりけん』(マナフィを倒しつつ、ヒトカゲやドラメシヤを倒す。)
- 特性【カースドボム】×2で2体のポケモンVに130を与えながら『げっこうしゅりけん』(130+90)×2でサイド4枚を取る。)
上記2パターンのいずれかで進化元を一掃できるため、相手は継戦能力を失い実質勝ちを得ることができる。
パルキア側のサイドの内訳はカースドボム×3→パルキアVSTAR→ガチグマexの計7枚でサイド6枚の内訳を満たす。これはあくまで目安であり、押し切れそうならカースドボムは4回使おうが5回使おうが問題ない。
いまのトレンドはゲッコウガexが採用された型。ケロマツに特性【スターポータル】でエネルギーをつけてゲッコウガexのワザ『ぶんしんれんだ』を狙う。
VSタケルライコ
お互い2-2-2を目指すマッチアップ。使用する【カースドボム】の回数は0回又は1回。
【カースドボム】は自分のサイドを奇数枚にして、タケルライコ側のサイドの枚数が残り1枚の状況を作ることに使用する。
つまり「ナンジャモ」でタケルライコ側の手札を1枚にして、タケルライコ側が攻撃できないターンを作ることを目的に使用するため、他のマッチアップのような「物量で殲滅する」とは違う戦い方への理解が求められる。
1ターン目の入り方
先攻後攻問わず、1ターン目にパルキアVを2体出す。バトル場はヨマワル等の倒されてもサイドが1枚しか取られないポケモンが望ましい。
次のターンから分岐が現れる。タケルライコ側にサイドを1枚取られてから攻撃するパターンと、サイドを取られずパルキア側が先制攻撃を仕掛けるパターン。(サイドを2枚取られてから攻撃するパターンは既に敗北しているため省略。)
タケルライコ側にサイドを1枚取られてから攻撃するパターン
【カースドボム】を使わず、パルキア2体とガチグマexでサイド進行2-2-2を目指す。倒し損ない厳禁。「プライムキャッチャー」と「カウンターキャッチャー」は大事に使う。
サイドを取られずパルキア側が先制攻撃を仕掛けるパターン
タケルライコex最後に【カースドボム】を使用する→タケルライコ側のサイドを1枚にして「ナンジャモ」を使う。
対戦を有利に進めるためのポイント
- 「ロストスイーパー」で「ポケストップ」を破壊。
- キチキギスexを積極的に狙う。
- 【カースドボム】の準備にリソースを割かないこと。純粋な殴り合いを優先してプランを考える。対戦の道中、嫌でもヨノワールラインは手札に揃う。対戦と並行しながら準備する。
VSリザードン
リザードンexへ着地させないことを目指すマッチアップ。
ゲームのポイント
- 序盤からヨマワルを複数出す。(理想は3体。)
- 特性【カースドボム】でマナフィを倒して、かがやくゲッコウガのワザ『げっこうしゅりけん』でヒトカゲを全滅させる。
- ヒトカゲを全滅させたとしても「ネジキ」からの復帰があるため油断禁物。
リザードンexが出てきたとしても序盤のリザードンexのダメージではオリジンパルキアVSTARをワンパンすることはできないため焦る必要はない。
ゲームの流れ【中盤以降】
- リザードンexは特性【カースドボム】130+『あくうのうねり』で処理をする。
- パルキア側はバトル場のポケモンを殴るだけに終始しているため、「プライムキャッチャー」は余る。最後はガチグマexでロトムVやキチキギスex等のシステムを倒す。
リザードンexの序盤のダメージが低いことが幸いして、烈火のごとく攻め立てることができる。
オリジンパルキアVSTARがワンパンされないようにサイドを調節して立ち回れば負けることはない。
VSドラパルト
ドラパルトexの2体目を作らせないように立ち回る。
ゲームのポイント
- 序盤からヨマワルを複数出す。(理想は3体。)
- 『げっこうしゅりけん』でドラメシヤを倒す。
ドラパルト側に先に『ファントムダイブ』を宣言されても、特性【カースドボム】130と『あくうのうねり』でカウンターしつつ「ナンジャモ」を使うとドラパルト側が1ターン棒立ちになりやすい。
これはボムパルキアのサイド進行の速さを利用したカウンター方法。ドラパルト側にもサイドを取らせつつ、こちらも特性【カースドボム】でサイドを取らせることで、2ターン目の「ナンジャモ」で相手の手札を大きく減らすことができる。ドラパルトデッキはワザ宣言のための必要なパーツが多いデッキであるため、序盤から手札を減らされるとゲームスピードに対応することができない。
ゲームを円滑に進めるための予備知識
- ネイティはHP50なのでサマヨールの特性【カースドボム】50で1-1交換ができる。
- ヨマワルを出すとドラパルト側が倒してくれるので、キチキギスexの特性【さかてにとる】がはたらく。ヨマワルをデコイにして【さかてにとる】でのドロー権利を得たい。
VSレジドラゴ
先攻か後攻かで相性関係は逆転する。しかし、パルキア側は先攻を取ってようやくスタートライン。2ターン目にレジドラゴ側を壊滅させることができなければ徐々に押し込まれてしまう。
ゲームのポイント
- レジドラゴ側に先に攻撃されると『ファントムダイブ』『トライフロスト』でヨマワルが倒されてレジドラゴVSTARを倒すことができなくなってしまう。
- 逆にパルキア側が先に攻撃する場合、『げっこうしゅりけん』と特性【カースドボム】130×2でレジドラゴVを2体同時きぜつを目指す。これがパルキア側の最強プラン。
- 『ファントムダイブ』『トライフロスト』警戒のため、ヨマワルはできる限り速やかに進化させたい。
- 【カースドボム】50+130でミュウexとイキリンコexが射程圏内。コスパ良くサイドを稼げるため狙っていく。
最後はレジドラゴ側のかがやくリザードンを回避しなければならない。そのため「プライムキャッチャー」や「カウンターキャッチャー」はかがやくリザードンが出てくるタイミングまで温存しておく。
VSサーナイト
キルリアを残さないように倒していくマッチアップ。サーナイト側の立ち上がりが遅いため、かなり余裕をもって対戦に臨むことができる。
ゲームのポイント
- ヨマワル3体ベンチに出す。パルキアVは1体だけで良い。
- 特性【カースドボム】とかがやくゲッコウガのワザ『げっこうしゅりけん』でキルリア、ラルトスを優先的に倒していく。
- サーナイトexを相手にするのは最後、もしくは無視。
- ハバタクカミの特性【あんやのはばたき】でヨノワールをバトル場に縛られる可能性がある。そのためヨノワールに進化した以上は速攻で特性【カースドボム】を使用すること。
- 上記と同じ理由でサマヨールも危険。「ふしぎなアメ」温存のために1進化であるサマヨールを挟みたいが我慢。特にサマヨールの段階では【カースドボム】を使ってもメリットがないため、この対戦でサマヨールの出番は基本的にない。(サケブシッポ、フワンテを倒す場合のみあるが、活躍する機会は少ない。)
パルキア側が一方的に攻撃できるため、ゲームは順調に進む。防戦一方であるサーナイト側にとって唯一の勝ち筋はパルキア側が攻撃できないポケモンをバトル場に縛り付けるしか望みがないため、左記縛り付け作戦を実行してくる。
そのため、ガチグマexやキチキギスex、2体目のパルキアV等はバトル場に縛るターゲットとなりやすい。ベンチの出しすぎは敗着になりかねないの選出は慎重に行う。パルキア側にミスがなければ勝ち切ることができる。
VSルギア
ルギアVSTARの特性【アッセンブルスター】を使用される前にルギアVを倒すことを目指す。
ゲームのポイント
- 「ギフトエネルギー」や「レガシーエネルギー」がついているポケモンは特性【カースドボム】できぜつさせれば、効果を発動させずに倒すことができる。
- オリジンパルキアVSTARをワンパンすることができるチラチーノはサイドの不利トレードを生む要因であるため、特性【カースドボム】できぜつさせる。オリジンパルキアVSTARをワンパンすることができるチラチーノはサイドの不利トレードを生む要因であるため、特性【カースドボム】できぜつさせる。
【アッセンブルスター】を許してしまうと、ルギア側の場のHP総量が一気に増えて耐久力が上がる。こうなってしまうとオリジンパルキアとヨノワールだけでサイド6枚ぶんの攻撃を与えることが難しい。特に『ごっつぁんプリファイ』でサイドを1枚多く取られてしまうと痛恨。
ルギアデッキは、1ターン目にボールを引き込むことができず、ルギアVが1体しか置けない状況は往々にしてよくある。
「1ターン目にルギアVが1体しか置けない状況の確率又は2ターン目にアッセンブルスターを宣言することができない確率=ボムパルキア側の勝率」という認識でいても、あながち間違いではない。
VSテツノイバラ
テツノイバラ側がベンチを広げないため『あくうのうねり』のダメージが乏しい。特性【スターポータル】も使えず、ガチグマexの特性【ろうれんのわざ】もはたらかないため、パルキア側がワザ宣言をすることすら難しい。
テツノイバラexに「ブーストエナジー未来」がつくとオリジンパルキアVSTARはワンパンされてしまうため、「ロストスイーパー」は「ブーストエナジー未来」を破壊することに使う。
パルキア側の連続攻撃が難しいため、とにかく【カースドボム】主体でダメージを蓄積させていくマッチアップになる。【カースドボム】を連続で使用するためにも、テツノイバラ側に採用されている「ロストシティ」は必ず割ること。(ロストシティ下でカースドボムを使うとヨノワールライン丸ごとロストゾーンに行くため)
ゲッコウガexの採用があるとテツノイバラexの弱点を突けるため多少はマシになる。しかしテツノイバラ側には『デヴォリューション』の採用があるため、サイド6枚を取り切るほどの活躍は期待できない。
VSトドロクツキ
お互い2-2-2を目指すマッチアップ。使用する【カースドボム】の回数は0回又は1回。
VSタケルライコと同じような内容となる。しかし、トドロクツキデッキには「ポケモンキャッチャー」が複数枚採用されていることが多く、場に1体しか出せなかったパルキアVを進化前に倒されてしまったらその時点で敗色濃厚。
つまりパルキア側が勝つためには、1ターン目にパルキアVをベンチに2体出すことがスタートラインとなる。
場に2体出せることさえできたらゲームを有利に進めることができる。特に特性【カースドボム】×2+『げっこうしゅりけん』でモモワロウexやイキリンコex、キチキギスexを同時きぜつさせるプランは最強。
対戦を有利に進めるためのポイント
トドロクツキexには『くるいえぐる』を使って欲しいため、パルキアVとガチグマex以外のポケモンexを出さないことがポイント。
イキリンコexやミュウexが場に出ていると、『カラミティストーム』でサイドを2枚取れるため、『くるいえぐる』を使ってもらえない。『カラミティストーム』では倒せない高耐久のポケモンを押し付けて、『くるいえぐる』を誘発したい。『くるいえぐる』後、特性【カースドボム】でトドロクツキexをきぜつさせることができたら勝ち。
VSロストバレット
キュワワーを全滅させることを目指すマッチアップ。
ロストバレット側がゲッコウガ型、リザードン型、いずれであっても特性【カースドボム】でキュワワーを倒して、「ナンジャモ」を使う。ロストバレット側のロスト溜まらないうちに(山作りが進まないうちに)「ナンジャモ」を使ってロストバレットの手札を減らしてしまう戦法が有効。
特にロストバレットの(※)山作りが進んでないうちに「ナンジャモ」を使うことは非常に効果的。2~3ターンの時間帯にはロストバレット側の山札には多くのノイズが残っているため、「ナンジャモ」後の手札が弱くなりやすい。「ナンジャモ」プラスでキュワワーを場から全滅させておくと、ロストバレットはそれ以降手札の回復の見込みがないため動くことができなくなる。
(※)「ナンジャモ」や「ツツジ」に備えてテクニック。対戦が進むにつれて、その対戦での用途がないことが明白となったカードを山札から排除しておくことで、「ナンジャモ」や「ツツジ」でそれらを引いてくることを未然に防ぐこと。例えば、「なかよしポフィン」は、終盤だと既に対戦での使い道がなくなっていることがわかりやすい。不要となった「なかよしポフィン」をあらかじめロストしておくことで、「アクロマの実験」等の当たりカードを引いてくる確率を相対的に上げる。この当たりカードが多い山札を作ることを山作りと言う。
VS古代バレット
盤面から『あだうちやばね』のトドロクツキを消して攻撃されないターンを作る。
序盤はオリジンパルキアVSTARが戦う→サマヨール、ヨノワールが準備できた段階で『げっこうしゅりけん』と合わせてトドロクツキを一掃する。トドロクツキの2体同時処理なら『げっこうしゅりけん』+カースドボム×2回。
しかしトドロクツキを3体用意されたらそのぶん余計にカースドボムを用意しなくてはならない。
ヨノワール130でトドロクツキはきぜつしないため、トドロクツキ1体につき2回のカースボムを用意する。つまりトドロクツキを3体用意されたら、『げっこうしゅりけん』+カースドボム4回を用意しなくてはならない。
かなり要求値が高いが、このマッチアップはオリジンパルキア側がトドロクツキを一掃して、古代バレット側が攻撃できないターンを作れるかどうかのマッチアップになる。(そのため、古代バレット側がボムパルキアと対面した場合、トドロクツキをすべてベンチに出すのが一番強い動きになる。)
他のマッチアップと違い、古代バレットを詰ませるための盤面を少しずつ作っていく。そのため、リソース管理は慎重に行う。勝負のポイントはパルキア側が握っている。
大空洞パルキア立ち回り解説
VSリザードン
序盤はワザ『げっこうしゅりけん』でヒトカゲやポッポを倒し、リザードン側が攻撃に転じられないようにしたい。ただしこの時、パルキアVにエネルギーが付いていないと次の番に攻撃ができなくなってしまうため、せっかく作ったアドバンテージが無駄になってしまう。あくまで『げっこうしゅりけん』はエネルギーに余裕のある時だけにしなければならない。
リザードンexはHP330とかなり高く、リザードン側のベンチが5体だとパルキア側が「ゼロの大空洞」を使ってベンチを8体並べても320ダメージで止まってしまうため、1度の攻撃で倒し切ることが難しい。(ベンチ13体×20+60=320ダメージ)
「スグリ」でダメージを上げるか、「ボスの指令」でベンチのピジョットexを狙うなどして射程圏内のポケモンexのワンパンを狙っていく。
正攻法では勝ちにくい。そのため世間の多くのデッキはテツノイサハexを採用して対策している。
VSドラパルト
ドラパルトexをワンパンをすることが難しいゲームであるため、攻めよりも守りの技術のほうが重要になってくる。
ワザ『ファントムダイブ』で効率よくサイドを取られないためのコツとして、キチキギスex、ネオラントVのようなHPが比較的低いサイドを2枚取られるポケモンを出さないことが挙げられる。
『ファントムダイブ』の効果と合わせたダメージが260なのに対してパルキアVSTARはHP280なため、効率よく倒すには若干ダメージが足りない。(200ダメージを負ったパルキアを、次のターンベンチに下げて追撃しても20ダメージ足らずに生き残る。)
この耐久を活かしたい。
そのため、ドラパルト側により多くの攻撃回数を求めるれるよう、HPが低いサイドを2枚取られるポケモンを出すことは望ましくない。要は何を出して、何を出さないかがパルキア側にとって最も重要なプレイの考え方となってくる。
HP満タンのホーホーやスピンロトムもかがやくフーディンの特性【ペインスプーン】やルチャブルの特性【フライングエントリー】で突然倒される可能性があるため、あと何回の攻撃でサイドを取りきられるのかという見極めをする。
VSタケルライコ
先にサイドを2枚取った方が勝つマッチアップ。タケルライコ側が最初に取るサイドの枚数を何が何でも1枚に抑えたい。
お互いにex,Vポケモンを倒すために自分のex,Vポケモンでワザを使う必要があるため逆転が難しく、先にサイドを2枚取ったプレイヤーがそのまま2-2-2でサイドを進めて勝つ試合になりやすい。そのため、サイドを2枚取れる状況になるまではスピンロトムやホーホーをバトル場に出して凌ぎたい。
(テツノツツミを考えるとベンチにもサイドを1枚しか取られないポケモンを準備したい。)
もし先にサイドを2枚取られてしまった場合は、水オーガポンexのワザ『すすりなく』でイキリンコexなどの非アタッカーexポケモンを縛りながらダメージを蓄積させていき、かがやくゲッコウガやスピンロトムで倒すことでサイドを1枚しか取られないポケモンを挟んで逆転狙うくらいしか方法はない。
VSサーナイト
序盤の『げっこうしゅりけん』を積極的に狙うマッチアップ。
サーナイトデッキに「ふしぎなあめ」の採用をしているデッキは少数派であるため、キルリアを全滅させておけば基本的に次の番に攻撃されることはない。
相手のベンチが5体、自分のベンチが8体の時に『あくうのうねり』でサーナイトexをワンパンできる。特性【サイコエンブレイス】でダメカンが乗っている時は余計に倒すハードルが下がるため、積極的に狙っていきたい。
パルキア側はミミッキュの特性【しんぴのまもり】を突破する手段に乏しい。テツノツツミや非ルールのポケモンを採用しなければ、ミミッキュが突っ張ってきた際の対処ができない。
VSレジドラゴ
先に攻撃できた方が対戦を有利に進めることができるマッチアップ。
ゲームの内容は殴り合いになる。どちらの大量に引く+「プライムキャッチャー」からの強襲があるため先に攻撃できた際のアドバンテージは計り知れない。
ゲームの注意点
レジドラゴ目線、大空洞パルキアに対して最も強い戦法はベンチの数を極力減らしてナチュラルに『あくうのうねり』を耐える戦法である。こちらのベンチをフル展開したとして、20×8+60でマックス220ダメージまでしか出ない。つまり、レジドラゴVSTARのHP280を満たすためには、レジドラゴ側にも3体のポケモンを出してもらう必要がある。このベンチの3体を意識して抑えられるとオリジンパルキアVSTARではレジドラゴVSTARをワンパンできないため、最悪の結果となる。
ベンチを抑えるという戦略を、パルキア側が能動的に打開する方法はない。強い攻撃を仕掛けて、レジドラゴ側に多くのパーツを求める。結果レジドラゴ側は3体以上をベンチに出さなければならない、という結果を間接的に導かなければならない。
『ロストインパクト』や『かえんばく』でのシンプルなゲーム展開は展望を予見しやすいが、『ファントムダイブ』と『トライフロスト』の使い方にはプレイヤーの数ぶん分岐が存在する。そのため展望を予見しにくい。
「VSレジドラゴは常に最悪を想定して行動する」
このデッドラインの見積もり方にプレイヤー自身の経験値が出る。
VSルギア
お互いサイドを2-2-2と獲得していきたいマッチアップ。しかし、ルギア側にのみ『レガシーエネルギー』やチラチーノでサイドを奇数にする方法が存在するため、順当に戦えば不利な対面。
チラーミィが見えた場合は先にチラーミィを倒しておくとオリジンパルキアVSTARがワンパンされることはなくなる。そのため、チラーミィは積極的に狙っていきたいが、チラーミィを狙うとルギアVSTARのワザ『ストームダイブ』によるゴリ押しの線を残したまま戦うこととなってしまう。
パルキア側はチラチーノによるワンパン、「レガシーエネルギー」によるサイド減少、ルギアVSTARによるゴリ押し。このすべての線を予防することはできない。
「ゼロの大空洞」を採用する都合上、ルギアデッキに対するメタカード「シンオウ神殿」を採用することも難しいため、勝率を改善する余地がポケモンカードのライブラリに存在していない。
ルギア側の出遅れを咎めて、序盤でサイドの大幅リードを狙うくらいしか現実的な勝利プランがないため、練習もほどほどにして他のマッチアップへの理解を深める時間を作ったほうが良い。
VS大空洞パルキア【ミラーマッチ】
ミラーは単調な先攻ゲームになると思われがちだが、実際は互いが最初にサイドを2枚取られないようにするための牽制が行われることになる。ここで言う牽制とは”ベンチのポケモンを絞って『あくうのうねり』のダメージを上げないこと”にある。
具体的には、パルキアVを倒すにはお互いのベンチのポケモンが8体、パルキアVSTARを倒すには11体のポケモンが必要となる。パルキアVまでであれば「ゼロの大空洞」を貼っている状態で自己完結できるが、実際それだけのポケモン、スタジアム、エネルギーをそろえて攻撃までこぎつけるには相当のハードルがある。確証がないままベンチを広げて走り始めてしまうと、必要なカードが揃わなかった場合に致命的なカウンターを喰らう羽目になる。
秘訣は全て序盤の牽制に集約されているといっても過言ではなく、ここにプレイヤーの練度が顕著に表れる。
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