【ボムパルキア】【大空洞パルキア】優勝デッキと回し方を解説

ポケカコラム

ボムパルキア、大空洞パルキアの立ち回りを各章ごとに解説しています。

VSリザードン

リザードンexへ着地させないことを目指すマッチアップ。

ゲームのポイント

  • 序盤からヨマワルを複数出す。(理想は3体。)
  • 特性【カースドボム】でマナフィを倒して、かがやくゲッコウガのワザ『げっこうしゅりけん』でヒトカゲを全滅させる。
  • ヒトカゲを全滅させたとしても「ネジキ」からの復帰があるため油断禁物。

リザードンexが出てきたとしても序盤のリザードンexのダメージではオリジンパルキアVSTARをワンパンすることはできないため焦る必要はない。

ゲームの流れ【中盤以降】

  • リザードンexは特性【カースドボム】130+『あくうのうねり』で処理をする。
  • パルキア側はバトル場のポケモンを殴るだけに終始しているため、「プライムキャッチャー」は余る。最後はガチグマexでロトムVやキチキギスex等のシステムを倒す。

リザードンexの序盤のダメージが低いことが幸いして、烈火のごとく攻め立てることができる。
オリジンパルキアVSTARがワンパンされないようにサイドを調節して立ち回れば負けることはない。

VSドラパルト

ドラパルトexの2体目を作らせないように立ち回る。

ゲームのポイント

  • 序盤からヨマワルを複数出す。(理想は3体。)
  • 『げっこうしゅりけん』でドラメシヤを倒す。

ドラパルト側に先に『ファントムダイブ』を宣言されても、特性【カースドボム】130と『あくうのうねり』でカウンターしつつ「ナンジャモ」を使うとドラパルト側が1ターン棒立ちになりやすい。

これはボムパルキアのサイド進行の速さを利用したカウンター方法。ドラパルト側にもサイドを取らせつつ、こちらも特性【カースドボム】でサイドを取らせることで、2ターン目の「ナンジャモ」で相手の手札を大きく減らすことができる。ドラパルトデッキはワザ宣言のための必要なパーツが多いデッキであるため、序盤から手札を減らされるとゲームスピードに対応することができない。

ゲームを円滑に進めるための予備知識

  • ネイティはHP50なのでサマヨールの特性【カースドボム】50で1-1交換ができる。
  • ヨマワルを出すとドラパルト側が倒してくれるので、キチキギスexの特性【さかてにとる】がはたらく。ヨマワルをデコイにして【さかてにとる】でのドロー権利を得たい。

VSレジドラゴ

先攻か後攻かで相性関係は逆転する。しかし、パルキア側は先攻を取ってようやくスタートライン。2ターン目にレジドラゴ側を壊滅させることができなければ徐々に押し込まれてしまう。

ゲームのポイント

  • レジドラゴ側に先に攻撃されると『ファントムダイブ』『トライフロスト』でヨマワルが倒されてレジドラゴVSTARを倒すことができなくなってしまう。
  • 逆にパルキア側が先に攻撃する場合、『げっこうしゅりけん』と特性【カースドボム】130×2でレジドラゴVを2体同時きぜつを目指す。これがパルキア側の最強プラン。
  • 『ファントムダイブ』『トライフロスト』警戒のため、ヨマワルはできる限り速やかに進化させたい。
  • 【カースドボム】50+130でミュウexとイキリンコexが射程圏内。コスパ良くサイドを稼げるため狙っていく。

最後はレジドラゴ側のかがやくリザードンを回避しなければならない。そのため「プライムキャッチャー」や「カウンターキャッチャー」はかがやくリザードンが出てくるタイミングまで温存しておく。

VSサーナイト

キルリアを残さないように倒していくマッチアップ。サーナイト側の立ち上がりが遅いため、かなり余裕をもって対戦に臨むことができる。

ゲームのポイント

  • ヨマワル3体ベンチに出す。パルキアVは1体だけで良い。
  • 特性【カースドボム】とかがやくゲッコウガのワザ『げっこうしゅりけん』でキルリア、ラルトスを優先的に倒していく。
  • サーナイトexを相手にするのは最後、もしくは無視。
  • ハバタクカミの特性【あんやのはばたき】でヨノワールをバトル場に縛られる可能性がある。そのためヨノワールに進化した以上は速攻で特性【カースドボム】を使用すること。
  • 上記と同じ理由でサマヨールも危険。「ふしぎなアメ」温存のために1進化であるサマヨールを挟みたいが我慢。特にサマヨールの段階では【カースドボム】を使ってもメリットがないため、この対戦でサマヨールの出番は基本的にない。(サケブシッポ、フワンテを倒す場合のみあるが、活躍する機会は少ない。)

パルキア側が一方的に攻撃をするためゲームは順調に進む。一方サーナイト側にとって唯一の勝ち筋はパルキア側が攻撃できないポケモンをバトル場に縛り付けるしか望みがないため、左記作戦を実行してくる。

そのため、ガチグマexやキチキギスex、2体目のパルキアV等はバトル場に縛るターゲットとなりやすい。ベンチの出しすぎは敗着になりかねないの選出は慎重に行う。パルキア側にミスがなければ勝ち切ることができる。

大空洞パルキア立ち回り

VSリザードン

序盤はワザ『げっこうしゅりけん』でヒトカゲやポッポを倒し、リザードン側が攻撃に転じられないようにしたい。ただこの時パルキアVにエネルギーが付いていないと次の番攻撃できなくなってしまうため、せっかく作ったアドバンテージが無駄になってしまう。あくまで『げっこうしゅりけん』はエネルギーに余裕のある時だけにしなければならない。

リザードンexはHP330とかなり高く、リザードン側のベンチが5体だとパルキア側が「ゼロの大空洞」を使ってベンチを8体並べても320ダメージで止まってしまうため、1度の攻撃で倒し切ることが難しい。(ベンチ13体×20+60=320ダメージ)

「スグリ」でダメージを上げるか、「ボスの指令」でベンチのピジョットexを狙うなどして射程圏内のポケモンexのワンパンを狙っていく。

正攻法では勝ちにくい。そのため世間の多くのデッキはテツノイサハexを採用して対策している。

VSドラパルト

ドラパルトexをワンパンをすることが難しいゲームであるため、攻めよりも守りの技術のほうが重要になってくる。

ワザ『ファントムダイブ』で効率よくサイドを取られないためのコツとして、キチキギスex、ネオラントVのようなHPが比較的低いサイドを2枚取られるポケモンを出さないことが挙げられる。

『ファントムダイブ』の効果と合わせたダメージが260なのに対してパルキアVSTARはHP280なため、若干足りないでいる。この耐久を活かしてドラパルト側により多くの攻撃回数を求めるために、HPが低いサイドを2枚取られるポケモンを出すことは望ましくない。要は何を出して、何を出さないかがパルキア側にとって最も重要なプレイの考え方となってくる。

HP満タンのホーホーやスピンロトムもかがやくフーディンの特性【ペインスプーン】やルチャブルの特性【フライングエントリー】で突然倒される可能性があるため、あと何回の攻撃でサイドを取りきられるのかという見極めをする。

VSタケルライコ

先にサイドを2枚取った方が勝つマッチアップ。タケルライコ側が最初に取るサイドの枚数を何が何でも1枚に抑えたい。

お互いにex,Vポケモンを倒すために自分のex,Vポケモンでワザを使う必要があるため逆転が難しく、先にサイドを2枚取ったプレイヤーがそのまま2-2-2でサイドを進めて勝つ試合になりやすい。そのため、サイドを2枚取れる状況になるまではスピンロトムやホーホーをバトル場に出して凌ぎたい。
(テツノツツミを考えるとベンチにもサイドを1枚しか取られないポケモンを準備したい。)

もし先にサイドを2枚取られてしまった場合は、水オーガポンexのワザ『すすりなく』でイキリンコexなどの非アタッカーexポケモンを縛りながらダメージを蓄積させていき、かがやくゲッコウガやスピンロトムで倒すことでサイドを1枚しか取られないポケモンを挟んで逆転狙うくらいしか方法はない。

VSサーナイト

序盤の『げっこうしゅりけん』を積極的に狙うマッチアップ。

サーナイトデッキに「ふしぎなあめ」の採用をしているデッキは少数派であるため、キルリアを全滅させておけば基本的に次の番に攻撃されることはない。

相手のベンチが5体、自分のベンチが8体の時に『あくうのうねり』でサーナイトexをワンパンできる。特性【サイコエンブレイス】でダメカンが乗っている時は余計に倒すハードルが下がるため、積極的に狙っていきたい。

パルキア側はミミッキュの特性【しんぴのまもり】を突破する手段に乏しい。テツノツツミや非ルールのポケモンを採用しなければ、ミミッキュが突っ張ってきた際の対処ができない。

VS大空洞パルキア【ミラーマッチ】

ミラーは単調な先攻ゲームになると思われがちだが、実際は互いが最初にサイドを2枚取られないようにするための牽制が行われることになる。ここで言う牽制とは”ベンチのポケモンを絞って『あくうのうねり』のダメージを上げないこと”にある。

具体的には、パルキアVを倒すにはお互いのベンチのポケモンが8体、パルキアVSTARを倒すには11体のポケモンが必要となる。パルキアVまでであれば「ゼロの大空洞」を貼っている状態で自己完結できるが、実際それだけのポケモン、スタジアム、エネルギーをそろえて攻撃までこぎつけるには相当のハードルがある。確証がないままベンチを広げて走り始めてしまうと、必要なカードが揃わなかった場合に致命的なカウンターを喰らう羽目になる。

秘訣は全て序盤の牽制に集約されているといっても過言ではなく、ここにプレイヤーの練度が顕著に表れる。

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