【ミライドンex】優勝デッキと回し方を解説

ポケカコラム

更新日:12/12【木】

ミライドンの立ち位置

ミライドンex環境動向メモ
  • テラスタルフェスex収録のスボミーの影響で立ち位置改善。
  • 苦手としていたリザードンex、タケルライコexが減少。代わりに台頭してきたサーナイトex、ドラパルトex、ルギアVSTARに対して有利に立ち回ることができる。環境動向に対してカウンターをしているのがこのミライドンex。
  • スボミーの影響で環境全体がスローペースになった。ミライドンの速度はスロー環境に対して有利にはたらく。
  • 全体の採用率は低いが、ペラップのワザ『まくしたてる』が致命的。入れ替えカードの採用がなければ「ボスの指令」でイキリンコexやラティアスex、ピカチュウex等が縛られて確実にペラップでサイドを2枚稼がれてしまう。
テラスタルフェスex収録カードによる構築変更

スボミー
ミライドン側が攻撃できない時、「ボスの指令」が使えない時に1ターン稼ぐためのカード。レアコイルの特性【かじょうほうでん】が相手にサイドを1枚渡す特性であるため、スボミーと相性が悪い。

環境デッキに対する立ち回り

ミライドンex【ゼロの大空洞】
【ミライドンex】ジムバトル優勝デッキレシピ

ミライドンexの特性【タンデムユニット】からミュウツーexを呼び、「ゼロの大空洞」で次々と【タンデムユニット】を連鎖させていく。山札からポケモンをほとんど抜き切ったあとに、「エレキジェネレーター」を使用するため、(※)雷エネルギーのヒット率が高いことがこの型の特徴。場を広く使うため、ライコウVのワザ『ライトニングロンド』もかなりの高火力となる。

(※)「博士の研究」でパーツを集めるデッキタイプは手札に雷エネルギーもろとも引き込んでしまうことが問題だった。この型は【タンデムユニット】で多くのポケモンを場に出し、更に「ペパー」で「エレキジェネレーター」と「森の封印石」のみを手札に加えるため、山札に多くの雷エネルギーが残る。ライコウVのワザ『ライトニングロンド』もミライドンexのワザ『フォトンブラスター』より省エネ+高火力を狙える。

VSサーナイト

サーナイトexに進化されない限り、すべて『ごっつぁんプリファイ』で倒せる範囲のポケモンであるため有利にゲームを進めていくことができる。ひたすらテツノカイナexにエネルギーを集めて、倒せるポケモンから倒していく。

ゲームの流れ
サーナイトex以外はテツノカイナexの『ごっつぁんプリファイ』を耐えることができないため、100%サーナイトexのワザ『ミラクルフォース』を宣言してくる。このサーナイトexを「ボスの指令」で躱し続ける。

どんなにサーナイト側が早くても2ターンはフリーで動き回ることができるため、その間にポケモンを育てきってしまい、最後に「ボスの指令」を引き込めば勝ちだけの状況を作る。

  • テツノカイナexに「ダブルターボエネルギー」をつけてしまうと、相手のクレセリア(HP120)やマシマシラ(HP110)が『ごっつぁんプリファイ』の100ダメージを耐えるようになるため、その点だけ注意が必要。「ダブルターボエネルギー」をつける際にはクレセリアが出てきても大丈夫なようにベンチを呼び出す計画も立てておく。
  • サーナイト側は勝負を急ぐため、マシマシラの特性【アドレナブレイン】を活用して加点を狙ってくる。さらに、キチキギスexの特性【さかてにとる】を封じる目的で、サイドを一気に取ることでミライドン側の手札満足度を削ぎにかかる。そのため、キルリアを狙うよりも、悪エネルギーが付いたマシマシラを優先して倒す方が有効な場合も多い。
  • ラティアスexはハバタクカミやクレッフィで特性を消されると逃げられなくなるため注意。

VSドラパルト

テツノカイナexのワザ『ごっつぁんプリファイ』を3回使用してサイドを6枚取り切るように立ち回る。テツノカイナexは、相手のワザ『ファントムダイブ』を1回耐えることができるため、テツノカイナexを場に出すタイミングが早ければ早いほど、スピードで押し切る展開が可能となる。
また、ベンチにはドロンチやネイティオなど、ダブルターボエネルギーをつけた100ダメージの『ごっつぁんプリファイ』でも倒せるポケモンが並んでいることが多い。そのため、テツノツツミの特性【ハイパーブロアー】を活用することで、サイドを効率よく進めやすい。特にスボミー環境ではドラパルト側にロトムVの採用も少ないため、テツノツツミの特性【ハイパーブロアー】の受けを作ることが難しい傾向にある。

理想のサイドの取り方は『ごっつぁんプリファイ』、『ごっつぁんプリファイ』、レアコイル特性【かじょうほうでん】からライチュウVのワザ『ダイナミックスパーク』。

「ゼロの大空洞」を「ロストスイーパー」で破壊することで、ダメージを負ったポケモンをトラッシュして負け筋を消すことができる。自分の場のエネルギーの付き具合と相談して戦略を変化させると良い。

  • テツノカイナexがワンパンされないため、場にエネルギーが残りやすい。ライチュウVのワザ『ダイナミックスパーク』も併用して『ごっつぁんプリファイ』と使い分けて戦うとより相手の選択が難しくなる。
  • ライコウVでロトムVやキチキギスexを倒すと、ライコウVは『ファントムダイブ』を耐えられないため、ミライドン側のキチキギスexの特性【さかてにとる】を強制的にはたらかせることができる。(相手の耐えられないことがメリットとしてはたらいている。)
  • 「勇気のおまもり」をつけたり、「いれかえカート」を使って回復したり、どんなに頑張ったとしても3回以上『ファントムダイブ』を耐えられることは稀有。リソース度外視で突っ走った方が勝ちやすい。

VSリザードン

ほぼ勝つことができないマッチアップ。リザードンを使用しているプレイヤーの視点では、可能であればすべてのマッチアップがミライドンであってほしいとさえ思うだろう。それほど、相手(リザードン側)からカモだと認識されている。そのため、ミライドンは本来、リザードン以外のデッキに勝利を目指す立ち位置のデッキであることを理解しておかなければならない。そもそも、ミライドンのコンセプト自体がリザードンに対して不利を取る構造になっている。

・ゲームの方針
サイドを2-2-2で取ることを目指す。しかし、リザードン側はリザードンex1体を立ててワザを宣言するだけで十分であり、ベンチにポケモンを展開する必要がない。その結果、対戦が進むにつれて『ごっつぁんプリファイ』でサイドを2枚狙えるポケモンの数が次第に減少していく。最終的には相手の場にリザードンexが1体だけ残り、結局リザードンexを突破しなければ勝利できない状況に追い込まれることも珍しくない。

レアコイルの特性【かじょうほうでん】や「がくしゅうそうち」が通って、最後にライチュウVの『ダイナミックスパーク』まで繋ぐことができれば一応勝機はある。

途中から登場するかがやくリザードンも天敵となる。これに対策して勝てるようになる相手ではないため、リザードン戦は諦めるほかない。ミライドンは柔軟性を排除し、速度特化型のデッキタイプであるため、得手不得手が明確である。もしリザードンが環境に多いと感じる場合は、無理にミライドンを使用するべきではなく、別の選択肢を検討する方が賢明である。

VSレジドラゴ

レジドラゴ側が進化ポケモンである都合上、先攻、後攻問わず先に攻撃する権利は、ミライドン側にある。相手より先に攻撃できた方がゲームを有利に進めることができるため、後攻でも攻撃権利を有するミライドン側が有利なゲームである。

レジドラゴ側にはかがやくリザードンの採用があり、特性【レガシースター】から「ナンジャモ」を使いつつかがやくリザードンの押し付けをしてくる。これをミライドン側が乗り越えたら勝ちであるが、案外乗り越えることができないため、机上ではミライドン有利マッチだが、実際対戦をすると五分五分の勝負をする。

大空洞ミライドンの場合、雷ポケモンでスタートするとレジドラゴ側が『ライトニングロンド』を警戒してベンチポケモンを並べてくれないため、初手に雷ポケモン以外を出すことができるようならミライドンデッキと見切られないポケモンを出した方が良い。

大空洞ミライドンのライコウVで攻めた場合、カウンターの『トライフロスト』×2でレジドラゴ側の最速の捲りを許してしまうため要警戒。『トライフロスト』の返しに「ロストスイーパー」で「ゼロの大空洞」を破壊してダメージを負ったポケモンをトラッシュできなければミライドン側の負け。そのため大空洞ミライドンは「ロストスイーパー」は必須カードになる。(逆にトライフロストの返しでゼロの大空洞を割ることができたらレジドラゴ側は大損であるためミライドン側の勝ち。)

攻撃は常にベンチのポケモンに対して行っていく。そのため手札確保にキチキギスexの特性【さかてにとる】は欠かせない。ミライドンexで攻撃をすると『ファントムダイブ』を耐えてしまい【さかてにとる】が使えないため、攻撃はライコウVで行うのがポイント。

VSタケルライコ

タケルライコexのHPが「240」であるため、ミライドン側は常にタケルライコexを躱してベンチのポケモンをきぜつさせなければならない。つまり3ターン連続『フォトンブラスター』+「ボスの指令」を使わなければならない。これはほぼ実現不可能であるため、ミライドン側が超絶の不利マッチである。

立ち回りでこうしたら良いとかは一切なく、『フォトンブラスター』でオーガポンexをきぜつさせるゲームであるため、自分のデッキが回るかに終止されたマッチアップ。

大空洞ミライドンならライコウVのワザ『ライトニングロンド』でタケルライコexのきぜつを狙うことができる。タケルライコ側がベンチに3体以上ポケモンを出した状態で番が返ってくると、後攻1ターン目からタケルライコexを『ライトニングロンド』で倒してそのまま最速勝利を狙える。

大空洞ミライドンの場合、雷ポケモンでスタートするとタケルライコ側が『ライトニングロンド』を警戒してベンチポケモンを並べてくれないため、初手に雷ポケモン以外を出すことができるようならミライドンデッキと見切られないポケモンを出した方が良い。

VSルギア

チャンピオンズリーグの公式集計結果でミライドンのルギアに対する勝率は80%以上であると開示された超絶有利マッチ。ルギア側は【アッセンブルスター】を宣言する前にミライドンにルギアVが倒されてしまうおそれがあるため、スタートでルギアVを2枚置かなければならない。

そのため、そのルギアVを2体倒して、『ごっつぁんプリファイ』で最後の2枚を取って勝ちが大筋の流れ。『ごっつぁんプリファイ』と『フォトンブラスター』を使い分けてサイドを2枚取れる選択肢を選び続けていれば良い。

ルギア側が【アッセンブルスター】を宣言していなくとも、ガチグマアカツキexだけは警戒しなければならない。ただ、ガチグマアカツキexが出てくるのは必ずミライドン側がサイドを取得した後になるため、ミライドン側の攻撃が継続すれば問題はない。

VS大空洞パルキア

先にサイドを2枚取った方が勝つマッチアップ。ミライドンはパルキアの弱点を突けるため超絶有利であるが、しっかりとロジックを理解しておかなければ普通に負けうる。

相手が非ルールのポケモンをバトル場に出して番を返してきた場合はテツノカイナex。ポケモンV,exで番を返してきたらライコウVで攻撃する。必ず2枚ずつサイドを取る。サイドを1枚だけ取るアクションをしてしまうと、いかに弱点で超絶有利マッチといえど敗北する。

オリジンパルキアが進化ポケモンである以上、先攻後攻問わずミライドンは必ず先に攻撃をしかけることができる。サイドを2枚取ることさえ気をつけていたら理論的に負けることはない。

VS古代バレット

サイドを2枚ずつ取り進めることができないため、かなり厳しいマッチアップ。古代バレットはミライドンやタケルライコのように、たねポケモンexを主体としたデッキに滅法強いため、不利をとってしまうのは仕方ない。

超電ブレイカー収録の闘タイプのコライドンがミライドン側の弱点をつけるため、逆に古代バレット側に簡単にサイドを取りきられてしまう。(コライドンのHPは130なので、サンダーの特性【エレキシンボル】で加点した『ごっつぁんプリファイ』で1回は返すことができる。しかし、これを2度、3度は難しい。)

古代バレット側はかがやくゲッコウガの特性【かくしふだ】が貴重なドロー手段であるため、かがやくゲッコウガに『ごっつぁんプリファイ』を当てる→何かしらのバグを期待で動くことが心もとないが最も期待値が高い。

VSサーフゴー

倒してサイドを稼ぐことができるポケモンが場にいない。リザードンデッキとマッチアップしているのと遜色ないほどの高いハードルがある。

  • サーフゴー側がベンチを広く使うようならライコウVの『ライトニングロンド』でサーフゴーexのワンパンを狙う。
  • コレクレー、かがやくゲッコウガへの『ごっつぁんプリファイ』を狙う。

サーフゴー側が『ライトニングロンド』を失念しており、『ライトニングロンド』でサーフゴーexをワンパンすることができれば勝機がある。

VSロストバレット

テツノカイナexを最速で投げることを目指す。しかし相手側にテツノカイナキラーのガチグマex、更に「ヘビーバトン」「勇気のおまもり」を破壊する「ロストスイーパー」が複数入っているので苦しいマッチアップになる。

ミライドン側がテツノカイナexを出して、それを相手のガチグマexを返してくる。そこから、そのガチグマexの攻撃を「勇気のおまもり」で耐えるか、「ヘビーバトン」でエネルギーを後ろに流して継投するか。ここまでが出来レースで、この後どうやってサイドをもぎ取っていくかが問題となる。

ただ、この時点でミライドン側がサイドを進めるために取れる選択肢はほとんど残っていない。この攻撃か、その次の攻撃でサイドを6枚取り切ることができなかったら恐らく負け盤面となっているだろう。つまりこの勝負はロストバレット側がいかにミライドンの攻撃についてくるかにかかっている。そしてそれはロストバレットにとって決して難しいことではない。

デッキ解説

デッキの特徴と回し方

ミライドンの特性【タンデムユニット】で場にポケモンを出す。そしてグッズ「エレキジェネレーター」を使ってポケモンにエネルギーを加速して、強力な攻撃が途切れないように戦うデッキ。

先攻を取ったら2ターン目からボスの指令を使って相手のメインポケモンを先にきぜつさせ、後攻を取ったら1ターン目からテツノカイナex,ライコウVで攻撃を仕掛けることができる。このように先後どちらでも強力な動きがあるのが魅力。

課題点はアタッカーの大部分がたねポケモンexであるため、倒されやすい。要はコスパが悪い。そのため攻撃が途切れないように「学習装置」や「ヘビーバトン」等でエネルギーが場からなくならないような工夫が必要。エネルギーをうまく繋いで、最後はライチュウVのワザ『ダイナミックスパーク』で相手を1回の攻撃できぜつさせて勝利することを目標としている。

採用カード解説

ミライドンex

特性【タンデムユニット】は雷タイプのたねポケモン2枚をベンチに出す。このタンデムユニットは強力なんて言葉で済ませれるものではなく、例えるなら1ターン目から使用できるアルセウスVSTARの特性【スターバース】で、たねポケモン最強の特性といっても過言ではない。この特性は雷タイプの環境永続を支える。

この特性ならワザのダメージはさぞ控えめなんだろうと思わされたが、なんと220ダメージと高出力。

▼なぜフォトンブラスターは高出力なのか?▼

200,210,220,230←このあたりの数字はポケモンのHP激戦区で、たねポケモンexはこの数字を目安にHPが設定される。なので10ダメージ違うだけで雲泥の差であり、ミライドンはこの中でも高水準の220を与えられている。(過去のポケカ設計から推察するに、特性がこれほどの汎用性ならばフォトンブラスターのダメージは抑え気味の200でもおかしくなかった。)

テツノカイナex

ワザ『ごっつあんプリファイ』できぜつさせた際にサイドを1枚多く獲得する。従来のミライドンではロスト系やサーナイトデッキにサイド1枚しか取れないポケモンでゲームを進められて苦戦することが多かったが、そんな渦中、目を疑うような救世主が現れた。

『ごっつあんプリファイ』で相手ポケモンをきぜつさせることができるチャンスが到来したら迷わずテツノカイナで攻撃したい。

ライチュウV

場から雷エネルギーを好きなだけトラッシュして、その数×60ダメージを与える。フィニッシャー要因。HPが300を超えるようなポケモンはライチュウVで倒すしかない。

「学習装置」や「ヘビーバトン」などで場からエネルギーがなくならないように工夫してワザ『ダイナミックスパーク』に繋げたい。

ライコウV

後攻1ターン目から攻撃しやすいので採用されている。序盤から盤面に出るため、森の封印石との相性が良い。その使い勝手の良さが評価されており、ミライドンexに次ぐ必須級のアタッカー。

テツノイバラex

おたがいの場のルールを持つポケモン(未来を除く)の特性をなくす特性を持つ。

相手がルールを持つポケモンの特性に依存したデッキである場合、このポケモン1体で完封も目指すことができる。ただいずれは「カウンターキャッチャー」や「ボスの指令」でバトル場から移動させられてしまうため、過信は禁物。ルギアVSTARデッキにとにかく刺さる。

レアコイル

特性【かじょうほうでん】でトラッシュからエネルギーをつけることができる。ミライドンデッキはサイド進行2-2-2で敗北するデッキであるため、サイドが1枚ぶん余っている。特性【かじょうほうでん】でライチュウVのワザ『ダイナミックスパーク』に繋ぐパターンが期待できる。

レジエレキVMAX

雷のたねポケモンのダメージを「+30」する特性を持つ。レジエレキVMAXを2体用意することでミライドンのワザ「フォトンブラスター」のダメージが280となり、環境に多いアルセウスVSTARを1回の攻撃で倒すことができる。

更にここに「マキシマムベルト」をつければ330ダメージとなり、リザードンexにも届く。採用する際にはレジエレキVMAXが複数用意できるような構築にしたい。

ピカチュウex

テラスタル要員。ミュウツーexで無理やり補われていた枠。ピカチュウexに差し替えるメリットとして、例えばタケルライコが相手だった場合、1ターン目の終わりにピカチュウexをバトル場に送って番を終えることで特性【がんばりハート】で『きょくらいごう』を耐えてくれる可能性がある。

シャリタツ

特性【きゃくよせ】でサポートをサーチできる。相手に「ナンジャモ」や「ツツジ」を使われた後の復帰として役に立つ。「緊急ボード」を貼ってベンチに待機させておきたい。

ミュウex

リリース当初はギラティナVSTARのワザ『ロストインパクト』、リザードンexのワザ『バーニングダーク』をコピーして戦う要因だったが、最近では専ら特性【リスタート】での手札補充目的で採用されている。

逃げるが0なので死に出し(バトル場のポケモンが相手のワザできぜつしたとき、次のポケモンをバトル場に出すこと)にも使われる。

「エレキジェネレーター」でエネルギーをつけることが出来ないので注意。

イキリンコex

特性【イキリテイク】で序盤の安定感を向上させる。

先攻なら2ターン目から「ボスの指令」を使って相手の盤面を崩しにいきたいし、後攻なら1ターン目からライコウVで先手を取りたい。元々逆転要素のあるデッキではないので、先行逃げ切りを狙うこのデッキとの相性が良い。

キチキギスex

ミライドンデッキには倒されてもサイドが2枚取られるポケモンのみで構成されるデッキであるため、キチキギスexはデメリット無く採用することができる。

その理由はキチキギスexを倒す理由がないからである。多くの場合、エネルギーがついたミライドンexやテツノカイナexを倒して、ミライドン側が次に攻撃するポケモンを用意しなければならないというハードルを課してくる。そのため、キチキギスexをターゲットとする理由がない。(狙っている余裕がない。)

例外を挙げれば、ミライドン側の後続にエネルギーがついたポケモンが準備万端である場合。次に攻撃するポケモンを用意しなければならないというハードルは既に解決済みであるため、キチキギスexやミュウexを狙ってくることになる。この思考はパオジアンデッキやタケルライコデッキなど、多くの速攻デッキに当てはまる。

ラティアスex

特性【スカイライン】でたねポケモンのにげるエネルギーをすべてなくすことができる。これにより「緊急ボード」や「いれかえカート」等の入れ替えカードを別の枠に充てることができるようになった。

バトルポケモンがきぜつしたらライコウVを出して、特性【しゅんそく】を忘れずに使いたい。

エレキジェネレーター

このデッキの肝となるカード。雷エネルギーが山札に残っているうちに使用したいので、使うタイミングは早ければ早いほど良い。

どのような手順で動けば雷エネルギーの当たる確率が一番高い場面を作り出すことができるか?これを考えながら行動することでプレイスキルを磨くことができる。

ヘビーバトン

テツノカイナ専用のポケモンのどうぐ。テツノカイナがきぜつしたとき、ついているエネルギーをベンチのポケモンに受け継ぐことができる。このカードがうまくはたらくとライチュウVのワザ『ダイナミックスパーク』でフィニッシュに繋ぎやすくなる。

学習装置

バトルポケモンがきぜつした際、そのポケモンがつけていたエネルギーを『学習装置』をつけているポケモンに1枚つけ替えることができる。エネルギー消費の激しいミライドンデッキで攻撃を繋ぐための生命線。

森の封印石

特性【スターアルケミー】で好きなカードを1枚手札に加える。

ポケモンVを採用するのであれば森の封印石を採用しないのは勿体ない。ライコウVが起点となり攻めることが多いので、ライコウVにつけることが多い。

勇気のおまもり

たねポケモンの最大HPが「+50」もされるポケモンのどうぐ。相手が「ロストスイーパー」の採用を妥協していると、このHP「+50」が重くのしかかる。環境の傾向を見て増減させたい。

ポケモンカードのワザのダメージは「200~220」あたりを中心に繰り出してくるポケモンが多い。

このラインが一般的なワザのダメージとしてゲーム設計されているため、「大きなおまもり」をつけることでダメージ激戦区から抜け出すことができる。

ゼロの大空洞

テラスタルのポケモンを場に出すことでベンチを8体まで広げることができる。ミライドンexの特性【タンデムユニット】と相性が良く、一気にベンチポケモンを広げてライコウVのワザ『ライトニングロンド』のダメージを底上げする。

ビーチコート

「エレキジェネレーター」はベンチのポケモンにしかエネルギーをつけることができないため、ベンチでエネルギーをつけてからバトル場にポケモンを送り出す必要がある。そのためミライドンデッキとってポケモンを入れ替えることは攻撃を途切れないようにするための生命線である。

スタジアムは相手に破壊されなければ次のターンも使えるため便利なカードであるが、相手にも利用されてしまうため、この辺のメリットデメリットの考え方のバランスが難しい。

夜のアカデミー

「エレキジェネレーター」を使う前に「夜のアカデミー」の効果を使用して手札のエネルギーを山札にもどす。ミライドンデッキはエネルギーカードが15枚以上採用されており、手札にかなりエネルギーが偏ってしまうことがあるため、そのエネルギーの渋滞を利用することができる。

ダブルターボエネルギー

テツノカイナex専用のエネルギーカード。ワザ「ごっつぁんプリファイ」が雷無無無であるため、無色部分をダブルターボエネルギーで間に合わせる。

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