更新日:4/30【火】
対象期間:4/26【金】~4/29【月】
シティリーグ入賞デッキレシピ
新弾「変幻の仮面」に登場する4色のオーガポンを中心としたデッキ。グッズ「鬼の仮面」を用いて相手のデッキや状況に合わせたオーガポンexに切り替えて戦うものと、新カード「ヤバソチャ」をメインアタッカーに据えて戦うものがある。
環境トップであるリザードンデッキに対しては草弱点をつけるほか、特性【いしずえのかまえ】が有効に働くため有利だが、環境に存在するルギアデッキ、サーナイトデッキに対しては弱点をつくことができず、「チラチーノ」「フワンテ」などで特性【いしずえのかまえ】を突破されてしまうため不利である。
今週末からのシティリーグの結果次第ではあるが、現状「変幻の仮面」環境では少々向かい風だと予想される。
Pick up
スタンダード型
「オーガポン みどりのめんex」の特性【みどりのまい】でエネルギーを付け、「鬼の仮面」を用いて相手のデッキや状況に合わせたオーガポンexに切り替えて戦う。
「オーガポン みどりのめんex」をそのままアタッカーにするにはスペックが物足りないため、基本的には強力な特性を持つ「オーガポン いしずえのめんex」で戦っていくことになる。
「オーガポン いしずえのめんex」の特性【いしずえのかまえ】を活かすために、例えばルギアに採用される「チラチーノ」のような”特性を持たないポケモン”を先んじて倒しておきたい。そのため、「ボスの指令」を多めに採用することをオススメする。
ルミナスエネルギーを自然に採用できるため、「かがやくリザードン」をアタッカーにすることもできる。かがやくリザードンを使いやすくするために、新カードの「シャリタツ」を「緊急ボード」と合わせて採用している。
変幻の仮面環境ではルギアが増加する見込みなため、メタカードとして「シンオウ神殿」の流行が予想される。そうなるとオーガポンデッキは「ルミナスエネルギー」に依存しているため、巻き添えを食らうことに。流行に合わせてスタジアムを多く採用する、もしくは基本エネルギー軸にするといった対応が求められる。
ACE SPECには「レガシーエネルギー」を採用するとすべてのタイプのエネルギーとして便利なのはもちろんのこと、オーガポンexが2体倒された後に「かがやくリザードン」「シャリタツ」「レガシーエネルギ一付きオーガポンex」のみの盤面にすることで、(※)1回ぶん、多く攻撃を求めることができる。
「ヒーローマント」を採用して、「オーガポン いしずえのめんex」をより倒されづらくするのも強力。
(※)例えば、このデッキの最短での敗北はオーガポンexを3体きぜつによる敗北。そこでレガシーエネルギーを用いることで4体目のオーガポンに戦わせることができるので、実質的に1ターン多く攻撃を求める結果を得た。
ヤバソチャ型
【ポケカ四天王ヤマノタケル使用】
「オーガポン みどりのめんex」の特性【みどりのまい】でエネルギーをつけて、「ヤバソチャ」のワザ『ぶちまけちゃ』で戦うデッキ。非exにしては1エネで最大210ダメージとそこそこコスパの良いワザで戦っていける。
1ターン目から特性【みどりのまい】で場にエネルギーを集める。次のターンにアヤシシVの特性【フロンティアロード】でエネルギーをかき集めて攻撃していく。(ドラパルトexなら8枚、ルギアVSTARなら7枚必要)
たくさんエネルギーがついたアヤシシVが倒れたらヤバソチャexのワザ『せんじがえし』で相手のシステムポケモンを狙撃していくという戦法になる。
デッキ解説
デッキの特徴と回し方
ポケモンカードゲームには弱点という要素があるため明確に苦手なデッキが生まれやすい。そんな中、オーガポンデッキは4色のオーガポンを切り替えながら戦うため、弱点の要素が不利に働きづらいというメリットがある。また、攻めの視点でもタイプを切り替えられるため、相手の弱点を利用して優位に戦うことができる。
基本的には「オーガポン みどりのめんex」の特性【みどりのまい】でエネルギーをつけて、「オーガポン いしずえのめんex」の特性【いしずえのかまえ】で相手からのダメージをシャットアウトする戦い方をする。要はオーガポン いしずえのめんexにダメージを与えることができるポケモンを倒し切ることができたら勝ち、という方針。
4/30【火】現在、現状やや力不足感が否めない。年末のハイクラスパックでオーガポン専用のACE ASEC等のテコ入れを期待したい。
環境デッキに対しての立ち回り方
リザードンex
オーガポン いしずえのめんexを押し付けることを徹底する。
リザードンデッキには特性を持たないアタッカーが基本的に存在しないため、オーガポン いしずえのめんexにはヒトカゲ、リザードでしかダメージを与えることができない。余計なポケモンを出さないことを徹底すれば自ずと勝利が見えてくる。
ごくまれにウガツホムラexが採用されている場合があるが、その場合は厳しい勝負になる。
ロストバレット
特性【いしずえのかまえ】があまり有効でないため、序盤はオーガポン みどりのめんexのまま戦っていく。
ロストバレットのアタッカーとして多く採用されている「トドロクツキex」には草弱点で、「テツノカイナex」には互いに2回の攻撃で倒し合うダメージで対等に戦うことができる。
ただ問題は「ガチグマアカツキex」。これには一方的にサイド差を付けられてしまう。そのためガチグマアカツキexが使われそうな、こちらのサイドが残り4枚以下のタイミングになったら「鬼の仮面」で「オーガポン いしずえのめんex」に切り替え、ガチグマアカツキexのワザをシャットアウトする。
後手後手に回る展開になりやすく、少々厳しいマッチアップである。
ロストギラティナ
ギラティナVSTARは特性【いしずえのかまえ】では止められず、1回の攻撃で倒されてしまうためかなり一方的にサイド差を付けられてしまう。
序盤に相手がワザ『アビスシーク』で準備している間に少しでもダメージを与えるか、サイドを進めておくようにしたい。
あわよくば序盤に「オーガポン いどのめんex」のワザ『げきりゅうポンプ』でキュワワーを殲滅し、その勢いのまま押し切って勝ちたい。
ルギアVSTAR
特性【いしずえのかまえ】を突破できるポケモンが「ルギアV」「チラチーノ」のみなので、まずはチラチーノ(チラーミィ)を集中的に攻撃して全滅させることを目標にする。
その後、なけなしで攻撃してきたルギアVの攻撃を1度耐え、「鬼の仮面」で「オーガポン かまどのめんex」に切り替えてワザ『いかりがま』で倒す。
この対面も意外とオーガポン いしずえのめんexを突破できるポケモンが少ないため、なるべく不要なポケモンは出さないで詰ませて勝つようにする。
パオジアンex
特性【いしずえのかまえ】を突破できるポケモンが全くおらず、キャンセルコロンで1度突破される程度である。そのため、オーガポン いしずえのめんexを押し付けることを徹底する。
まれにパルキアVSTARが採用されており、パルキアVがアタッカーになることがあるが、攻撃を1度耐え、「鬼の仮面」で「オーガポン かまどのめんex」に切り替えてワザ『いかりがま』で倒すことで対処する。
サーナイトex
特性を持たないアタッカーが複数存在し、すごいつりざおで何度も蘇ってくるため非常に厳しい。
相手の展開が乏しいうちにワザ『げきりゅうポンプ』で場を荒らして勝てたらラッキーといったところ。
アルセウスギラティナ
オーガポン いしずえのめんexは闘タイプではあるが、ワザ『ぶちやぶる』の効果で弱点を突くことができない。
アルセウスVSTARに対しては互いに2回の攻撃で倒し合う対等な交換になり、ギラティナVSTARには一方的に倒されてしまうため、厳しい戦いになる。
ワザ『まんようしぐれ』を多めのエネルギーで使うことで180程度のダメージを出しつつ、ワザ『げきりゅうポンプ』で複数のポケモンにダメージを与える戦い方を意識すれば勝機が見えてくる。
カビゴンLO
オーガポンexは「鬼の仮面」でトラッシュと切り替えられるため、かまどのめん、いどのめんは縛られても誤魔化しが効く。
カビゴンに対してはみどりのめんのワザ『まんようしぐれ』で150ダメージを出し、テンポよく倒すことを意識。ミミッキュに対してはいしずえのめんのワザ『ぶちやぶる』で突破する。
ガチグマアカツキexを警戒して、残りサイドが少なくなってきたら2体目のアタッカーとしていしずえのめんを準備したい。
より意識する場合は特性【しっこくのわざわい】のミカルゲの採用を検討したい。
採用カード解説
オーガポン みどりのめんex
特性【みどりのまい】でエネルギーをつけ、デッキの軸となる。
ワザ『まんようしぐれ』もそれほど悪くなく、自分のエネルギーだけでも120ダメージと最低限の仕事はできる。ルギアVSTARのようなエネルギーを多く必要とする相手に対しては、1度の攻撃で気絶させられる場合もある(ルギアVSTARの場合はエネルギーが5枚必要)。
たださすがにワザにエネルギー3枚は重くないですか?と言いたい。
オーガポン かまどのめんex
基本的にはワザ『いかりがま』を使うために採用される。
「オーガポン いしずえのめんex」が倒されづらい特性を持っているため相手のワザを1度耐える場面も多く、ダメージを抱えたまま「鬼の仮面」で「オーガポン かまどのめんex」に切り替えるとワザ『いかりがま』での大ダメージが期待できる。具体的にはルギアV、パルキアVに対して有効な戦術となる。
オーガポン いどのめんex
ワザ『げきりゅうポンプ』が強力で、HPの低いポケモンを2体同時に気絶させることでサイド2枚取りが狙える。相手が手札に余裕がなく特性【なみのヴェール】のマナフィを用意できなかった場合には、ゲームを決めるほどの制圧力がある。
ワザ『すすりなく』でマナフィのようなワザが乏しいポケモンを縛って時間を稼ぎながら、特性【みどりのまい】を重ねていくプレイングは覚えておきたい。
オーガポン いしずえのめんex
特性【いしずえのかまえ】が非常に強力で、特性を持つポケモンからのワザのダメージを全てシャットアウトできる。
これをくぐり抜けてダメージを与えられるポケモンはかなり限られるため、基本的にはこのハードルを相手に押し付けながら戦うことになる。
ワザ『ぶちやぶる』の効果も地味ながら強力で、例えばミミッキュの特性【しんぴのまもり】などを無視してダメージを与えられる。また、環境で活躍している「ピジョットex」に対しても、闘抵抗を計算せず2回の攻撃で倒すことができる。
かがやくリザードン
さまざまなタイプのポケモンを扱う関係上「ルミナスエネルギー」が自然に採用されるため、「かがやくリザードン」も自然と採用できる。
非exとしては破格のダメージとHPを持ったポケモンなので、戦術を多彩にするためにも積極的に採用したいところ。
ヤバソチャ
ワザ『ぶちまけちゃ』は場の草エネルギーをトラッシュしてダメージを出すため、オーガポン みどりのめんexの特性【みどりのまい】と相性がいい。
最大210ダメージ出すために3枚のエネルギーが必要だが、ワザ自体は1枚のエネルギーで使えるためお手軽。残りのエネルギーはオーガポンに任せる。
ワザ『のろいのしずく』も、HPが220〜230のV,exポケモンに予め1,2個ダメカンを乗せておくことでワザ『ぶちまけちゃ』の圏内に押し込む使い方ができる。
アヤシシV
オーガポン みどりのめんexの特性【みどりのまい】で貯めたエネルギーを特性【フロンティアロード】で集めて、大ダメージを狙うことができる。
Vポケモンでもあるため、各種封印石をセットで採用するのもありかもしれない。
鬼の仮面
トラッシュから状況に合わせたオーガポンに切り替えることができる、オーガポンデッキの最も特徴的なカード。
みどりのめんから各種オーガポンに切り替えるのはもちろんのこと、手札の各種オーガポンをトラッシュのみどりのめんと入れ替える、すごいつりざお的な活用法もある。
大地の器
オーガポンデッキは特性【みどりのまい】分のエネルギーと手貼り分のエネルギーで、毎ターン多くのエネルギーを必要とする。また、鬼の仮面を使うために手札の各種オーガポンexをトラッシュする必要がある。
この2つの性質に大地の器が非常に噛み合っている。
スーパーエネルギー回収
大地の器同様、毎ターン多くのエネルギーを必要とする性質とトラッシュする行為が好ましい性質に噛み合っているカード。ワザでエネルギーをトラッシュするヤバソチャ型とは特に相性が良い。
ヒーローマント
特性【いしずえのかまえ】で倒されづらい「オーガポン いしずえのめんex」のHPを底上げし、さらに堅固にする動きが強力。
サバイブギプス
一度は確実に耐える効果のおかげで、特性【みどりのまい】で付けたエネルギーを保持しながら戦うことができる。
ビーチコート
オーガポンデッキはワザに必要なエネルギーが多いため、逃げるエネルギーを支払う余裕がない。そんなかゆいところに手が届くのがこのカード。
ルミナスエネルギーに依存している関係上相手のシンオウ神殿が厳しいため、スタジアムを採用することでシンオウ神殿に対抗している。
レガシーエネルギー
すべてのタイプとしてはたらくエネルギーとしても、取られるサイドが少なくなる点もどちらも強力。
オーガポンexが3体倒されても負けなくなるため、最短の負けを潰すことができる。
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