更新日:5/7【火】
対象期間:5/5【日】~5/6【月】
シティリーグ入賞デッキ
「変幻の仮面」にて登場したドラパルトexの影響が大きく、一時は環境トップだったものの5/7【火】現在は約7%までシェアを落としている。型の分布は「ピジョット+ビーダル型」が6割、「ピジョット型」が2.5割、「ビーダル型」が1.5割となっている。
進化前のヒトカゲ、ポッポ、ビッパはHPが高いものを採用されていたり、マシマシラ、シガロコのようなカードが採用されていたりと、昨今のリザードンはドラパルトexをかなり意識した構築となっている傾向がある。ACE SPEC枠もほとんどが「マキシマムベルト」となっている。
Pick up
ピジョット型
「森の封印石」とサポート「ペパー」で初動を支えるデッキタイプとなっており、ロトムVの特性【そくせきじゅうでん】を使うことで序盤からサポートカードに触りやすく、安定度が高い。
ピジョットexの進化さえできれば、特性【マッハサーチ】で好きなカードを持ってこられることで、デッキパワーを余すことなく発揮できるようになっている。
そのため、序盤はロトムVの特性【そくせきじゅうでん】を多用して手札、盤面を整え、数枚サイドを取られてからダメージの上がったワザ『バーニングダーク』で制圧していくように戦う。
リザードンを使う側も使われる側も互いに、サイドを取り始めるターンからサイドを取り終わるターンまでをなるべく短くするように意識する必要がある(例えば、リザードンex、ピジョットexにあらかじめダメージを与えておいて、サイドを取り始めるターンから3回の攻撃でゲームを決めきれるようにする等)。
リザードンデッキはACE SPEC次第でそのデッキの基本戦術を大きく変える。これはリザードンが他のデッキよりもより逆転を意識したデッキであることから、すなわち「どのACE SPECで逆転するか」という基礎概念に直結している。
ドラパルトexやミラーマッチのような対exポケモンを意識するなら「マキシマムベルト」、バランスを見るなら「プライムキャッチャー」。「ヒーローマント」はルギアデッキに採用されているチラチーノのワザ『スペシャルころころ』を耐えられるようになるとして注目視されている。また、サーナイトデッキに対しても強く、リザードン側はどのポケモンexに「ヒーローマント」をつけても強力にはたらく。
ドラパルトexが猛威を奮っている5/7【火】現在、『ファントムダイブ』からの確定負けを防ぐためにポケモン回収サイクロンが検討されている。
ピジョット+ビーダル型
【元ポケカ四天王ヨネダタクヤ使用】
ピジョットexは特性【マッハサーチ】で場面に応じた適切なカードを使いやすいという点で優秀だが、反面手札が増えにくいことと、ピジョットexが倒された時に復帰しづらいという脆さを抱えている。
それを補うべく採用されたのが「ビーダル」。
特性【はたらくまえば】で手札を一定の枚数に保ち、デッキを動かしやすくしている。
また、「ピジョットexを倒しつつ手札干渉」という相手からのプレイングへの対抗手段にもなる。
ただあくまでもビーダルを育てる優先順位は低く、場に出せたら進化していく〜という程度なため、手札の状況によっては活躍できない試合もしばしば。
環境によって本当にビーダルを採用必要があるのかどうかは、十分に検討したい。
ビーダル型
デッキを支えるドローエンジンに「ビーダル」を起用した形。ピジョット型に比べて、ビーダルはサイドが1枚しか取られないので、負け筋になりにくいというメリットがある。
また「ビーダル型」の多くには「エンテイV」が採用されており、序盤のアタッカーになりながら、特性【しゅんそく】と「森の封印石」で序盤の安定感を底上げしてくれる。
かつてはACE SPEC枠に「プライムキャッチャー」が採用されているのも特徴的だったが、5/7【火】現在、ドラパルトの流行により「マキシマムベルト」の採用が増えている
かリザードン同士のミラー勝負で強いということで半数以上のシェアを占めていた「ビーダル型」だが、5/7【火】現在、テツノカイナを採用したルギアデッキ、変幻の仮面収録のドラパルトのワザ『ファントムダイブ』でビッパやビーダルが好き放題にやられてしまうため数を減らしている。
デッキ解説
デッキの特徴と回し方
リザードンexの強みは相手とったサイドの枚数ぶんダメージが上がる『バーニングダーク』で逆転を狙えること。その強力なカウンター性能から、相手には「あえてリザードンを攻撃をしない」という選択肢が生まれるほど、不用意な立ち回りを許さないシビアさが特徴のデッキ。
序盤にダメージが出せず、ポケモンV,exのHPにすら届かないため、序盤はしっかり盤面を育てて中盤以降に伸びたダメージで戦うのが良い。そのため、5/7【火】現在ではピジョット型のロトムVや、ビーダル型の「エヴォリューション」のように相手にサイドを先行させてでもベンチで確実に「リザードンex」を育てようとする考え方が主流になっている。(もしくはエンテイVなどの別のアタッカーを用意する方法もある。)
相手にサイドを先行されても、持ち前の耐久力で相手には4,5回の攻撃を要求し、リザードン側はサイドを取られたことで上がったダメージで、より少ない攻撃回数で勝ち切る戦い方ができる。
プレイするときの注意点は、サイドを先行されても確実にリザードンexを用意し、息切れしないように戦い続けることである。そのため5/7【火】現在ではピジョット型で毎ターン必要なカードを確実に手に入れる行動や、ビーダル型で別のたねアタッカーを用意することで連続した攻撃がしやすいよう組まれている。
環境デッキに対しての立ち回り方
ドラパルトex
ドラパルト側はヒトカゲやポッポのようなHPの低い進化前ポケモンをワザ『ファントムダイブ』の効果で倒すことで効率よくサイドを進める動きを狙っているため、これらのポケモンをあまり余分に場に出さないようにし、早急にリザードンexまで進化してしまうことが望ましい。
また動きを制限するために「カウンターキャッチャー」などでピジョットexから狙われることが多いため、「ミストエネルギー」をつけて『ファントムダイブ』でダメカンが乗らないように対策し、200(ワザ自体のダメージ)+60(ワザ効果のダメカン6個)+20(かがやくフーディン)=280で倒されないようにしたい。ただ「シンオウ神殿」、「改造ハンマー」が採用されていることがほとんどなため過信は禁物。あくまで相手の要求を一つ増やしてハードルを上げる程度のイメージ。
リザードン側の攻めの視点としては、相手の「カウンターキャッチャー」を有効にするためにもドラパルトexにダメージを刻むなどの工夫をしてなるべくサイドを先行しないようにしたい。ACE SPEC「ポケモン回収サイクロン」での裏目も存在するが、ドラパルト側のサイドの進め方が上手であれば「バーニングダーク」でドラパルトexを1回の攻撃で倒す場面は訪れないので、これは避けられないことと割り切る方が賢い選択である。
「ワザマシン デヴォリューション」による負けパターンも存在するため、終盤に盤面次第でヒトカゲを準備しておきたい。
リザードンex
ミラー戦ではワザ「バーニングダーク」がピジョットexを倒せるダメージになる頃とリザードンexを倒せるダメージになる頃がターニングポイントになっている。
まずピジョットを倒せるダメージになる頃(相手の残りサイド3~4枚)ついて。
サイドを3枚取った状態で先行してしまうと「まけんきハチマキ」の増加分も合わせてピジョットexが倒されるダメージになり、同じタイミングで「ナンジャモ」などの手札干渉を合わせられると途端に手札が細くなり厳しい展開となる。そのためこのような進め方は禁物。最も望ましいのは、相手の場に30ダメージ以上負ったリザードンexがいる状態で残りサイド2枚まで詰めること。ここまでくれば後はそのリザードンexを倒しての勝利が見えてくる。ピジョットexが場に残っている状態でもピジョットexを倒して勝つルートが見える。中盤に取りこぼした場合も最後まで粘り強く戦いたい。
続いてリザードンexを倒せるダメージになる頃(相手の残りサイド1~2枚)について。
残りサイド1枚まで進めると互いにリザードンexでリザードンexを倒せる状態となる。そのため相手サイドが3枚以上で出遅れている場合を除き、基本的に残りサイド2枚の状態からの勝ちを目指したい。
ロストバレット
ミストエネルギーのついたリザードンexはロストバレットからしてみれば非常に厄介なため、これを序盤から押し付けるようにして戦う。
exポケモンが1回の攻撃で倒せない序盤のうちはウッウ、キュワワーなどの非ルールを相手にし、中盤からexポケモンを倒す1-1-2-2のルートを辿るようにすると効率よくサイドを進められる。
ピジョットexは「ライコウV」などに簡単に倒されるため、手札の状況次第では無理に使わずピジョットexなしで戦うのもよい。
ロストギラティナ
ワザ『スターレクイエム』と「マキシマムベルト」付きの『ロストインパクト』でリザードンexが1回の攻撃で倒されてしまうため、序盤にサイドを先行できていても油断ならない相手である。
同じギラティナVSTARに『スターレクイエム』と『ロストインパクト』で戦われ続けるとリソースの消費が少なく楽をさせてしまうため、なるべくギラティナにダメージを刻んでいくようにしたい。いずれギラティナVSTARを1回の攻撃で倒せるようになるかもしれないぶんもったいなく感じるが、そうなるかどうかはギラティナ側のさじ加減であり、相手のプレイング依存になるのはあまり得策ではない。ギラティナを削ってプレッシャーをかけていく方が確実な勝負ができる。ギラティナVSTARを1回の攻撃で倒せる捲り要素は序盤の手札が芳しくなかった時用の手段と捉えるのが良い。
ルギアVSTAR
ルギア側はどれだけチラチーノでリザードンex(ピジョットex)を倒せるかに焦点を当てプレイングするため、これに対抗するように早々からチラチーノもしくはアーケオスを倒していき、エネルギーが5枚付いたチラチーノが継続できないように攻撃することが望ましい。
チラチーノとアーケオスのどちらを倒すのかの基準は「場のチラチーノ(チラーミィ)についているエネルギーの数が4個以上か」で判断するといい。既に場に4個ついている場合、アーケオスを倒しても次のターンに手貼りと【プライマルターボ】1回で5エネチラチーノと2エネチラチーノが出来上がり、チラチーノとアーケオスのどちらを倒しても続くターンに5エネチラチーノが出来上がる計算となる。この場合はアーケオスを倒してエネルギーの供給を断つよりチラチーノ自体を減らす方が得策となる。
パオジアンex
互いに理想の動きをした場合、順当な殴り合いで勝つことは難しい。そのためセグレイブかビーダルを倒すことでエネルギーもしくは手札の供給を断つことを目指す。
セグレイブとビーダルのどちらを狙うかは相手の場の状況と、相手のトラッシュのふしぎなアメの枚数で判断するとよい。リザードン側が「ビワ」を採用してあると、相手の「ふしぎなアメ」や「スーパーエネルギー回収」等があたったらそれだけで一気に勝ちに近づく。
サーナイトex
サーナイト側がリザードンex(ピジョットex)を1回の攻撃で倒すためにはフワンテかサケブシッポにどうぐを付けてHPを上げることが要される。そのため、そこに「ロストスイーパー」を使って超過したダメカンで気絶させ、同じターンにキルリアもしくはサーナイトexを倒して負荷をかけるように戦う展開を狙いたい。
相手の展開を鈍らせるためにも序盤からボスの指令でキルリアをどんどん倒していきたい。ただしサーナイトexを狙う用の残数は気にしながら。
「アンフェアスタンプ」でビタ止まりすることを防ぐためにも、サイドを進める際は盤面を十分に整えてからにする。
アルセウスギラティナ
複数のVSTARポケモンにダメージを分散されるとサイドが進まず無駄な攻撃になってしまうため、なるべくダメージは集中させるようにする。そうすることで中盤以降VSTARポケモンが1回の攻撃で倒せるほど『バーニングダーク』のダメージが上がった時に活きてくる。
「テツノイサハex」による急襲と、「マキシマムベルト」+『ロストインパクト』には要注意。積極的に「かがやくリザードン」を用いたい。
カビゴンLO
序盤はヒトカゲのワザ『ヒートタックル』の反動ダメージでヒトカゲを気絶させて相手にサイドを取らせることで、『バーニングダーク』のダメージを210まで上げ、「勇気のおまもり」付きカビゴンやロトムVが1回の攻撃で倒せる状態を目指す。それが完了したら早いうちにロトムVを倒して相手の手札供給を断ちつつ、次のターンにでも「ナンジャモ」で蓄えた手札を流させ、相手が好きなように動けない間にサイドを取りきってしまいたい。
「おはやし笛」の登場で余分なポケモンを出さされやすくなったため、これまで以上に「フトゥー博士のシナリオ」の扱いに慎重になる必要が出てきた。ヒトカゲやポッポは最悪進化させてアタッカーとして運用することとし、絶対に攻撃できないロトムV、マナフィに「フトゥー博士のシナリオ」を使うようにしたい。
採用カード解説
リザードンex
ワザ『バーニングダーク』は相手が取ったサイドの数×30ダメージ追加されるため、最大330ダメージまで上がる。いかに上手に相手にサイドを取ってもらうかが課題であると同時に、サイドを取ってもらえなかったパターンも想定しておく必要もあるため何かと考えることが多い。
特性【れんごくしはい】は炎エネルギーを3枚、自分のポケモンに好きなようにつけることができる。この特性のおかげでデッキのエネルギーの枚数を削ることができ、ピジョットやビーダルのようなシステムポケモンを多めに採用することを可能としている。
ヒトカゲ
トドロクツキexにのワザ『くるいえぐる』でリザードンexが倒された後、1エネ30ダメージで倒せるHP60のヒトカゲ。ドラパルトexのワザ『ファントムダイブ』やヤミラミのワザ『ロストマイン』を考慮してよりHPの高いHP70のヒトカゲかで採用が分かれている。
カビゴンLOに対して、ワザ『ヒートタックル』の自身へのダメージでヒトカゲをきぜつさせて相手にサイドを取らせることでワザ『バーニングダーク』のダメージを210まで上げ、「勇気のおまもり」が付いたカビゴンも倒せるようにするプレイングが重要とされる。
どのヒトカゲにもメリットがあるので、環境に合わせて複数の種類を散らして採用するのが良い。
エンテイV
サブアタッカーとして、主に「ビーダル型」に採用されている。
手札が悪くリザードンexが用意できなかったとしても、手札から2回エネルギーをつけることで最低限の攻撃できることが最大のメリット。「森の封印石」のつけ先としても良い。
ただエンテイVをアタッカー運用してしまうと、リザードン本来の「HP330の高耐久を押し付ける戦い方」がやりづらくなるのはデメリットである。
ウガツホムラex
オーガポン いしずえのめんexへの対抗手段でありながら、ダメージが高いためルギアVのようなHP190~HP260帯のポケモンを序盤から倒せるようになる良さもある。
ワザを使うにも逃げるにも多くのエネルギーを必要とするため取り回しが悪く、ウガツホムラexでなければならない場面以外では基本的に足手まとい。
マフォクシーV
ワザ『マジカルファイヤー』でバトル場とベンチのポケモン同時に攻撃を仕掛ける。サーナイトやギラティナに対して効率的にサイドを進めるため採用が見られるようになった。
事前にベンチに置いてしまうとマナフィを出されてしまうことと、エネルギーを3枚必要とすることから取り扱いが難しいが、決まればそれだけでゲームセット級の破壊力。
ピジョットex
特性【マッハサーチ】は山札から好きなカードを1枚手札に加えることができるという、非常に強力な特性。特定の相手にしか使わないようなピン採用のカードでも、この特性のおかげで採用できるようになっている。選択肢が非常に多く悩むポイントになるので、最適な選択するには普段からの練習の積み重ねを必要とする。
雷弱点であるため、「ライコウV」や「ブーストエナジー未来」が付いた「テツノカイナex」から標的にされたりと懸念要素アリ。(他特性【みなぎるせんこう】のレントラー等)
ジラーチ
特性【ステラヴェール】でヤミラミのワザ「ロストマイン」からポケモンを守る。
特にヤミラミのワザ「ロストマイン」+ギラティナVSTARのワザ「ロストインパクト」は苦手とするコンボだったので対抗策ができたのはありがたい。
ドラパルトexのワザ『ファントムダイブ』は防げないので注意。
ミカルゲ
カビゴンLOの対策として用いられる。ビーダル型であれば、ピジョット型リザードンのロトムVに対しても対策ができる。
「ジェットエネルギー」と合わせて、ワザ『ぱっときえる』で退場することで、特性【とおせんぼ】で縛られているポケモンを入れ替えることができる。
かがやくリザードン
このデッキはexポケモン主体で構成されているため、exポケモンのみで戦うとサイドカードは2枚、2枚、2枚と取られる。これだと(※)効率が悪いので相手の残りサイドが1枚(奇数)になるタイミングを作るようにサイドが1枚しか取られないアタッカーを用意したい。
特にたねのポケモンexに対して、サイドが1枚しか取られないアタッカーでサイドを2枚取る行為が非常に強力である。強力なカードだが逃げるコストが重いため、「ボスの指令」などでバトル場に縛られることを警戒しなければならない。それを懸念して枠の都合で不採用の構築も見受けられるようになった。
【※なぜ効率が悪いのか?サイドレースについては下記記事を参照】
ロトムV
特性【そくせきじゅうでん】で序盤の安定感を高める目的で、主にピジョット型に採用される。「森の封印石」にも対応しているのも嬉しいポイント。サイド落ちのケアや序盤に引きやすくする目的で2枚採用した構築もある。
ネオラントV
特性【ルミナスサイン】でサポートをサーチする。主にサポート「ペパー」が入っているデッキに採用されている事が多い。「森の封印石」にも対応しているのでデッキ安定度がグッと増す。
しかし倒されて負ける原因にもなるため、採用して安定を取るか、負け筋を消すか、の二択の意見が別れている。これは完全に人の好みによる。安定をとるか事故回避をとるかの価値観の差でしかないのでどちらが正しいとかはない。
カウンターキャッチャー
サイドの残り枚数が負けているときに、相手のベンチポケモンを呼び出すことができる。リザードンはサイドを先制することのほうが珍しいデッキなので相性が良い。
特にエヴォリューション型はサイドを先行されやすく、「ペパー」で手札に加えられるので、より相性がいい。
ロストスイーパー
ポケモンのどうぐは「森の封印石」、「ブーストエナジー古代」、「学習装置」、「サバイブギプス」など、スタジアムは相手から先に貼られた「崩れたスタジアム」などをロストするために採用される。
アンフェアスタンプ
終盤にダメージが上がる「リザードンex」と、自分のポケモンが倒された返しに手札干渉できる「アンフェアスタンプ」は逆転を目指すプレイスタイルで噛み合っている。
手札干渉自体は「ナンジャモ」でも可能だが、「アンフェアスタンプ」を採用することで「ペパー」からでも手札干渉できるようになる分安定する。また自分の手札補充の側面としても非常に強力。
ヒーローマント
ルギアデッキに採用されているチラチーノのワザ『スペシャルころころ』を耐えられるようになるとして注目視されている。サーナイトデッキに対しても強く、リザードン側はどのポケモンexに「ヒーローマント」をつけても強力にはたらく。また、ドラパルトexに対してHPを大きくすることで相手の想定をずらしながら戦うこともできる。
ただ「ヒーローマント」は「ロストスイーパー」で対策ができるので、流行してしまうと廃れてしまう性質を持つ。「ヒーローマント」が環境の意識から外れているときにしか輝けないカード。
マキシマムベルト
ポケモンexに対しるダメージを「+50」できる道具。これにより、サイドを取られていない状態でもたねのポケモンexを倒せるようになった。
また、ミラー戦においてもサイドを2枚取られている状態でピジョットexが倒せるようになったり、互いにサイド2枚で並んでいる状態でリザードンexを倒せるようになった。このカードによりミラー戦がより難解で複雑となった。
プライムキャッチャー
相手のデッキに依存せず活躍できる点で非常に汎用性が高いACE SPEC枠。サポート「ペパー」からアクセスできるのも都合がいい。入れ替えカードとしての効果を持っている点も評価できる。
こだわりベルト
サイドを3枚取られた時のリザードンのワザ「バーニングダーク」が270ダメージであるため、HP激戦区の280帯に踏み込む狙いで採用されている。(HP280にはギラティナ、ルギア、アルセウスなどの環境デッキが多い)
げんきのハチマキも採用されることもある。ちなみに『げんきのハチマキ』だと、ピジョットのワザ「ふきすさぶ」でかがやくゲッコウガが倒せたり、ミライドンexやパオジアンexのHP220に届くなどの役割がある。
かがやくリザードンでHP280のポケモンVSTARを倒すことを考えるならぜひ採用したい。並行で効果の条件やダメージが上がる対象、ダメージ量が異なる『げんきのハチマキ』、『まけんきハチマキ』の採用も検討したい。
まけんきハチマキ
自分のサイドが相手のサイドの枚数より多いとき、ダメージを「+30」することができる。ポケモンexに対して加点する要素のカード。サイドを先行してしまえば効果のないカードなので、上手にサイド枚数をコントロールする自分の立ち回り次第と言える。
サイドを先行されやすい、かつ、「ペパー」で手札に加えるポケモンのどうぐを持て余しがちなエヴォリューション型とは相性がいい。
げんきのハチマキ
無条件にダメージを上げられるため、優勢な状況(残りサイドの数が少ない)でも強く使えるのがメリット。「+10」だけでも、210→220や、270→280といった環境でよく見かけるHPに届く。ミラーマッチにてロトムVを倒せることも高評価。
ただ、「トドロクツキex」や「テツノカイナex」のようなHP230のポケモンに届かないのは残念ポイント。
ワザマシン エヴォリューション
ベンチポケモンを2匹進化させるワザを持つ。通常「ふしぎなアメ」からリザードンに進化させるが、エヴォリューションで進化を導くパターンも強力。
進化デッキであるリザードンは後攻1ターン目に使えるワザがないが、エヴォリューションは後攻での選択肢を増やした。また「ワザマシン デヴォリューション」での退化に強くなるというメリットもある。
ワザマシン デヴォリューション
ミラー戦の対策として採用されている。ピジョット型であれば「ふしぎなあめ」を多く必要とするので、中盤以降、不意に使うことでアタッカーとピジョットexを同時に壊滅させることができる。
ただ「ミストエネルギー」に防がれるのは注意。
一応パオジアンに入っているセグレイブのような、他デッキに存在する2進化ポケモンの牽制にもなる。
アクロマの実験
縦引きで最も優秀なサポート。縦引きとは、上から山札をそのまま引くことを指す。
「ナンジャモ」や「博士の研究」だと手札のすべてが入れ替わってしまうので、既に持っているパーツごと失ってしまい、新たにランダムな手札が形成される。
一方「アクロマの実験」などの縦引きの良いところは、既存の手札に上からX枚分のカードを足すことができるので、パーツが揃いやすいという特徴がある。(盤面を作る算段がつきやすい)
ペパー
グッズとポケモンのどうぐを1枚ずつ手札に加えるカード。グッズは「ふしぎなアメ」や「なかよしポフィン」。ポケモンのどうぐは「森の封印石」や「ワザマシン エヴォリューション」など。
初手に1番欲しいサポート。
暗号マニアの解読
主に特性【はたらくまえば】と組み合わせて使うことを目的として、「ビーダル型」に採用されている。
これまでは、確実に欲しいカードを加えられるわけではないというビーダル特有の欠点があったが、暗号マニアの解読の登場でその欠点を若干克服している。
ビワ
リザードンexに対しては「ふしぎなアメ」、ロスト系デッキに対しては「ミラージュゲート」「いれかえカート」「すごいつりざお」、カビゴンLOに対しては「カウンターキャッチャー」「ともだちてちょう」をトラッシュすることができれば勝ちやすくなる。様々なデッキに対して役割のあるカード。
特にロスト系デッキは手札を溜め込むデッキであるにも関わらず、「ビワ」でトラッシュされて厳しいカードが多いためチャンスがあれば狙っていきたい。ロスト目線、「ミラージュゲート」は「ビワ」を使われる前に「ミラージュゲート」を使ってしまうことである程度対策することができるが、「すごいつりざお」は使用するタイミングが限定的であるため、来るとわかっていても対策することが難しく、ヒットしやすい。
崩れたスタジアム
ロトムVやネオラントVのような、役割を完遂して不要になったポケモンを負け筋にならないようにトラッシュする目的で採用されている。
特にミラーマッチでは序盤に1回の攻撃でサイドを2枚取られる弱点になってしまうため、早々にVポケモンを退場させておきたい。また、相手にVポケモンをトラッシュさせないためにベンチが4体までのうちに先に自分から「崩れたスタジアム」を貼ってしまう、というプレイングも抑えておきたい。
ボウルタウン
積極的にヒトカゲをベンチに出したいので、スタジアムは「ボウルタウン」が採用されることが多い。
ヒトカゲがいないとせっかく手札に「ふしぎなアメ」とリザードンが揃っていても進化できないため、これらのカードを腐らせないためにも常にヒトカゲはベンチに並べておきたい。
タウンデパート
山札からポケモンのどうぐを1枚手札に加えることができる。
「エヴォリューション型」で、序盤に「ペパー」以外のサポートを使用した際にもワザ「エヴォリューション」を行いやすくする目的で採用されている。
リザードンデッキにはポケモンのどうぐが複数採用されていることが多いので腐りづらい。
Vガードエネルギー
ピジョットexがギラティナVSTARの『ロストインパクト』を耐えられるようになるという理由で採用されていたことがある。
ミストエネルギー
ドラパルトexのワザ『ファントムダイブ』やトドロクツキexのワザ『くるいえぐる』や「ワザマシン デヴォリューション」を防ぐことができる。
環境に応じて採用される。
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