エクストラレギュレーションとは?
エクストラレギュレーションとは、「スカーレット&バイオレット」「ソード&シールド」シリーズの他に、「サン&ムーン」「XY」「BW」シリーズのカードも入れて対戦するレギュレーションのことです。
エクストラレギュレーションには禁止カードや注意事項があります。
必須カード【使わずに対戦するのが難しい】
デデンネGX
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の手札をすべてトラッシュして山札を6枚引く。この番、すでに別の「デデチェンジ」を使っていたなら、この特性は使えない。
特性【デデチェンジ】は、手札を捨てて新しく6枚引く特性。エクストラでのドローの役割を担っており、基本的にエクストラではこの特性でガンガンデッキを回していくことになる。
【デデチェンジ】は番に1回しか使えないので注意。
クロバットV
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の手札が6枚になるように山札を引く。この番、すでに別の「ナイトアセット」を使っていたなら、この特性は使えない。
特性【ナイトアセット】は、手札が6枚になるまで山札を引く。デデンネGXの特性【デデチェンジ】と併用し山札をどんどん引いていて自分の強みを押し付けていくのがエクストラレギュレーション。
カプ・テテフGX
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の山札にあるサポートを1枚、相手に見せてから手札に加える。
エクストラのデッキは、基本的にサポートは1種類ずつの採用にして、カプ・テテフGXでサーチする。再使用したい場合はバトルサーチャーで使い回すという戦い方をするため、ピンポイントでサポートをサーチできるカプ・テテフGXの役割は大きい。
ネオラントVの特性【ルミナスサイン】と同じ効果を持つが、ソーナンスの特性【がまんのかべ】で特性が止まらない、ミステリートレジャーでサーチできるなど、何かとカプ・テテフGXのほうが優れている点が多い。
ワザ【エナジードライブ】も強力であるため、ネラオントVを起用する特別な理由がない限りカプテテフGXが優先される。
タマタマ
この特性は、このカードがトラッシュにあるなら、自分の番に1回使える。このカードを自分の手札に戻す。
ハイパーボールやクイックボールのコストを無限に作ることができる。スカイフィールドを利用したオリジンパルキアVSTARのワザ【あくうのうねり】等の加点要素にも加わることも。
自分の番に1回使える。とあるが、タマタマを手札に戻すとリセットされるので、文字通り無限。
タマタマがトラッシュにある限り何回でも使えます。1回使える、という表記が紛らわしいですね。
ダストダス
このポケモンに『ポケモンのどうぐ』がついているなら、おたがいの場、手札、トラッシュのカードに書かれている特性(ダストオキシンはのぞく)は、すべてなくなる。
ポケモンのどうぐをつけることで、お互いのポケモンの特性をなくす特性を持つ。頂への雪道と違う点は、このカードはルールを持たないポケモンにも特性の効果が及ぶ。
エクストラを代表する妨害カード。後にも先にもダストダスより強い特性ロックのカードが生まれることはほぼ無い。
ミュウ
このポケモンは、自分の番のたねポケモンが持つワザをすべて使える。(ワザを使うためのエネルギーは必要)
特性【はじまりのきおく】にて自分の場のたねポケモンのワザを使うことができる。たねポケモン主体のデッキを組む場合に採用される。(マッドパーティ等)
にげるエネルギーが0で使いやすい。ミュウツー&ミュウGXの特性【パーフェクション】と混同しがちだが、このポケモンがワザをコピーするにはベンチに出している必要があるので注意。
パソコン通信
このカードは、自分の手札を2枚トラッシュしなければ使えない。自分の山札から好きなカードを1枚選び、手札に加える。
超強力な効果ですが、このカードはACE SPECと呼ばれるカードです。ACE SPECとはデッキに1枚しか入れることのできないグッズのことを指し、そのACE SPEC代表がこのパソコン通信。
このACE SPEC枠、どれも強力で選択が難しいのですが、パソコン通信を採用しないことに理由が必要なくらいパソコン通信は強力。スタンダードデッキでエクストラバトルの日に出るなら、迷わずこのカードを採用したい。
バトルサーチャー
自分のトラッシュからサポートを1枚選び、相手に見せてから手札に加える。
トラッシュのサポートを手札に加えることができる。状況によって、ドロー系サポートを加えて場を整えることもでき、ボスの指令やグズマ等の攻撃的なサポートを加えることが可能。
バトルコンプレッサーでサポートをトラッシュに落としてバトルサーチャーで使うコンボが強力。
エクストラのデッキのサポートの配分がほとんど1枚ずつなのは、このカードで使い回すことを前提としているため。このカードが入っていないデッキはかなり珍しい。
バトルコンプレッサー
自分の山札から好きなカードを3枚まで選び、トラッシュする。そして山札を切る。
山札からカードを3枚トラッシュすることができる。ポケモンカードはトラッシュにカードがあることを活用するデッキがたくさんあり、それらのデッキの根幹を支える。
例として代表的なのがマッドパーティ、Vunion等が挙げられる。
かるいし
このカードをつけているポケモンのにげるために必要なエネルギーはすべてなくなる。
にげるために必要なエネルギーをすべでなくすポケモンのどうぐ。エクストラ頻出のサポート【グズマ】との相性も良いため、採用率の高いカード。逃げるためのカードを採用したいと思ったら真っ先に思い浮かぶ。
ダストダスやTAG TEAMなど、エクストラにはにげるが重たいポケモンが多いので集めておきたい。
トレーナーズポスト
山札の上から4枚見る。その中からトレーナーズ(トレーナーズポストをのぞく)を1枚手札に加える。残りのカードは山札に戻し、山札を切る。
トレーナーズなら何が当たっても嬉しい、そんなぶん回し系のデッキに用いられることが多い。
バトルコンプレッサーが入ってるデッキは、とにかくバトルコンプレッサーを引かなければ初動が悪くなってしまうので、それを引くために入ってることが多い。
バトルコンプレッサーで不要なカードをトラッシュすればするほどトレーナーズポストで引きたいカードの当たる確率が上がるので、これらを組み合わせた専用デッキは驚異的な回転を見せる。
タッグコール
自分の山札にある『TAG TEAM』のカードを2枚まで選び、相手に見せてから手札に加える。そして山札を切る。
ノーコストでTAG TEAMポケモンを手札に加えることができ、更に対象はTAG TEAMのサポートまで対象です。(例,グズマ&ハラ、シロナ&カトレアなど)
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXがエクストラ環境にいる以上、集めておきたいカード。
【タッグコールで三神、グズマ&ハラを持ってくる。グズマ&ハラでダブルドラゴンエネルギーとかるいしを持ってくることで、後攻1ターン目からオルタージェネシスが宣言できる。(タッグコール1枚でこの動きが完成しているから強力)】
レスキュータンカ
自分のトラッシュにあるポケモンを1枚、相手に見せてから手札に加える。またはトラッシュにあるポケモンを3枚、相手に見せてから山札に戻して切る。
主に手札に加える効果を使うことの方が多い。即効性があり、とにかく便利で使いやすい。
(すごい釣り竿やふつうの釣り竿は一度山札に戻してから、その後にボール等でサーチする必要がある。1枚で完結しているレスキュータンカの評価は高い)
フィールドブロアー
場にある「ポケモンのどうぐ」または「スタジアム」を、2枚までトラッシュする。
ダストダスの特性【ダストオキシン】やサイレントラボの対策となるカード。
サイレントラボ以外にもエクストラには強力なスタジアムが多い。何が飛び出てくるかわからない以上、1枚は採用しておきたいカード。特性への依存度が高いほど採用枚数が多くなる。3枚、4枚入っていてもおかしくない。
N
お互いのプレイヤーはそれぞれ手札をすべて山札に戻し、山札を切る。その後、それぞれ自分のサイドの残り枚数ぶん、山札を引く。
序盤はドローカードとして、後半は妨害カードとして利用する。負けているゲームを逆転するには、大体の場合はNを使って相手が何も引かないことをお祈りするパターンがほとんどである。
グズマ
相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。その後、自分のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える。
ボスの指令に自分のベンチポケモンと入れ替えることができる効果が付与されたもの。使い方次第で入れ替えカードとしても使うことができる。
ただ相手のベンチがいない場合、自分のポケモンの入れ替えのみを行うことはできないので注意。(相手を入れ替える。その後、自分を入れ替える)
グズマ&ハラ
自分の山札にある「スタジアム」を1枚、相手に見せてから手札に加える。そして山札をよく切る。
追加で、このカードを使うときに、自分の手札を2枚トラッシュしてよい。その場合、「ポケモンのどうぐ」と「特殊エネルギー」も1枚ずつ手札に加えられる。
普通に使えばスタジアムだけを手札に加える。カードを2枚トラッシュすればポケモンのどうぐと特殊エネルギーを手札に加えることができるカード。(任意)
スタジアムを持ってくればサイレントラボを破壊できるし、かるいしを持ってくれば逃げることができるし、特殊エネルギーを持ってくれば攻撃にも繋がる。あらゆる状況の打破に対応しているカード。
特に特殊エネルギーをサーチできる効果はエクストラでも珍しい。
タッグコールでグズマ&ハラをサーチできることもお忘れなく。
スカイフィールド
お互いのプレイヤーがベンチに出せるポケモンの数は8匹になる。
ベンチを広げて様々なポケモンの特性を好き放題使いたいデッキに採用される。オリジンパルキアVSTARのワザ【あくうのうねり】のダメージ底上げ、ゲノセクトの特性【フュージョンシステム】で最大9枚ドローなど。
フュージョンシステム9枚ドローって…。何度見てもおかしい…。
サイレントラボ
おたがいの場・手札・トラッシュにあるたねポケモンの特性はすべてなくなる。
おたがいのたねポケモンの特性がなくなるカード。
スタジアムでお手軽に妨害できるとして色々なデッキに組み込まれている。
エクストラではデデンネGX、カプ・テテフGX等のたねポケモンの特性でガンガン回していくことが多いため、それらを止めれるサイレントラボの役割は大きい。フィールドブロアーで対策したい。
ダブル無色エネルギー
このカードは無色エネルギー2個ぶんとしてはたらく。
スタンダードではお馴染み、ダブルターボエネルギーの-20しないバージョン。エクストラバトルの日に出場する際、もしダブルターボエネルギーが入ったデッキを使用するのであれば迷わす差し替えて下さい。
やり込めばいつか絶対必要となるカード
ソーナンス
このポケモンがバトル場にいる限り、お互いの場・手札・トラッシュにあるポケモン(超ポケモンはのぞく)の特性は、すべてなくなる。
序盤に相手の特性を止めれることを期待して番の終わりにバトル場に差し出されることが多い。相手がもし止まってくれたら嬉しい。
カイリューEX
この特性は、このカードを手札からベンチに出したとき1回使える。自分のトラッシュからたねポケモン(カイリューEXをのぞく)を2枚まで選び、相手に見せてから手札に加える。
アマージョVのワザ【クイーンオーダー】にてトラッシュされたポケモンを手札に加えることが多い。
他に相性がいいカードはアンノーンの特性【おきてがみ】など。
カプ・コケコ◇【プリズムスター】
このポケモンがベンチにいるなら、自分の番に1回使える。自分のベンチポケモン2匹に、トラッシュにあるかみなりエネルギーを1枚ずつつける。その後、このカードをロストゾーンに置く。(ついているカードは、すべてトラッシュする。)
エネルギー加速要因として使われる。
かみなりエネルギー限定だが、色の指定が無い場合、カプ・コケコ◇の特性で無理やり穴埋めする使い方もできる。
ウソッキー
このポケモンがいるかぎり、相手がベンチに出せるポケモンの数は、4匹になる。相手のベンチに5匹以上いる場合は、相手はベンチが4匹になるまでポケモンをトラッシュする。[ベンチの数を変更する効果は、少ない数が優先される。]
ウソッキーを出すだけでスカイフィールドを利用したデッキを抑制することができる。
エクストラは場を惜しみなく広げるデッキが多いので、スカイフィールドに限らずウソッキーを出されて困ることは多い。サイレントラボで特性が消えてしまうので注意。
ダウジングマシン【ACE SPEC】
このカードは、自分の手札を2枚トラッシュしなければ使えない。自分のトラッシュからトレーナーズを1枚選び、相手に見せてから、手札に加える。
パソコン通信と同様、ACE SPECのグッズ。相手の速攻を耐えることを目的としているデッキに採用されることが多い。
ポケモン回収サイクロン【ACE SPEC】
自分の場のポケモンを1匹選び、そのポケモンと、ついているすべてのカードを手札に戻す。
本来ポケモンを手札に回収するには【アセロラ】や【AZ】等のサポートの権利を使用しなければ回収できないが、このカード使えばグッズで回収できる。
負け筋を消すために回収したり、デデンネGX等の特性を再利用するために回収したり、用途は多岐に渡る。多くの場合は回復手段として、相手の攻撃を耐えることを想定しているデッキに採用される。
ちからのハチマキ
このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+20」される。
例えば、【こだわりベルト】【こだわりハチマキ】等のカードはVポケモンやGXポケモンに「+30」を付与することができるが、「+10」多い代わりに対象が限定されている。
このカードはVポケモンやGXポケモンはもちろんのこと、非V,GX,EXのポケモン等のすべてのポケモンに「+20」されるので使いやすい。
しかしこの「+10」の差が勝負の命運を分けることもあるので、上手に使い分ける必要がある。
ミステリートレジャー
このカードは、自分の手札を1枚トラッシュしなければ使えない。自分の山札にある超ポケモンまたはドラゴンポケモンを1枚、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
サーチできるポケモンが超とドラゴンにタイプが限定されているが、ハイパーボールよりも少ないコストで使うことができる。デッキが超やドラゴン軸ならばミステリートレジャーの方が使いやすい。
ピーピーマックス
自分の山札を上から6枚見て、その中の基本エネルギーを1枚選び、自分のベンチのたねポケモンにつける。残りのカードは山札にもどし、山札を切る。
- 基本エネルギーであること
- ベンチのたねポケモンにつけること
特にたねポケモンにしか付けられないことは間違えられやすい。基本エネルギーが多めに採用された速攻デッキに使われている。【悪タイプデッキ、ピカチュウ&ゼクロムGXなど】
どくさいみん光線
相手のバトル場ポケモンをどくにする。コインを投げて表なら、更にそのポケモンをねむりにする。
特殊状態を利用したコンボに使用される。【ダークライGX,ラッタ等】
どく状態では相手の番の終了時にダメカンが1個乗るので、実質「+10」の加点として使われることもある。
スペシャルチャージ
自分のトラッシュから特殊エネルギーを2枚選び、相手に見せてから、山札に戻す。そして山札を切る。
マッドパーティのような特殊エネルギーカード1枚をパッと付けて攻撃する、攻撃が単発の繰り返しのようなデッキに1枚入れていると安心なカード。
アクロマ
自分の手札をすべて山札にもどし、山札を切る。その後、おたがいのベンチポケモンの数ぶん、自分の山札を引く。
自分がスカイフィールドを使ったコンセプトデッキの場合に採用される。スカイフィールドを出してベンチを8体フル展開した後にアクロマを使うと最低でも8枚ドローできる。
スカイフィールドを使ったデッキは環境でも多いのでテキストだけでも頭に入れておきたい。
アセロラ
ダメカンが乗っている自分のポケモン1匹と、付いているすべてのカードを手札に戻す。
1回の攻撃で気絶させられないような高いHPのポケモンを戦わせて、攻撃を耐えた後にアセロラで回収する。攻撃を耐えられること自体がエクストラでは致命的であり、更にそれを回復されるとなると、それはもう二重で痛い。VMAXのような高HPポケモンと相性が良い。
ミツル
自分の場のポケモン1匹(「ポケモンEX」をのぞく)から進化するカードを、自分の山札から1枚選び、そのポケモンにのせて進化させる。そして山札を切る。(最初の自分の番や、出したばかりのポケモンにも使える。)
通常、自分の番に出したばかりのポケモンは次の自分の番でないと進化できない。しかしこのミツルを使うことによって出したばかりのポケモンも進化することができる。
テキストに(ポケモンEXをのぞく)とあるが、ポケモンGX、ポケモンVは進化可能なため、このカードで後攻1ターン目からVSTAR、VMAXに進化して攻撃する。
ポケモンレンジャー
お互いのプレイヤーと、お互いのポケモンにかかっているワザの効果は、すべてなくなる。
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXのワザ【オルタージェネシスGX】を消すために使われることが多い。
他にはクワガノンVやガマゲロゲEXのグッズロックの解除にも使われる。何に効果があって何に無いのか誤解が生じやすいので、自分が使う場合は事前に調べておくと良い。
混沌のうねり
おたがいのプレイヤーが、手札から別の名前のスタジアムを場に出したとき、このスタジアムをトラッシュしたあと、そのスタジアムもトラッシュする。(新しく出たスタジアムの効果ははたらかない。)
例えば、場に混沌のうねりが出ている状態でスタジアム【嵐の山脈】をプレイすると…
- 混沌のうねりをトラッシュする
- 嵐の山脈をトラッシュする
つまり、嵐の山脈を場に出したいのならば、混沌のうねりをフィールドブロアー等でトラッシュするか、次のターン再度【嵐の山脈】を場に出す必要がある。
自分のデッキと相性の良いスタジアムカードが無い場合、申し訳程度に1枚採用されるパターンが多い。
ダブルドラゴンエネルギー
このカードはドラゴンポケモンにしかつけられず、ついているかぎりすべてのタイプのエネルギー2個ぶんとしてはたらく。(このカードがドラゴンポケモン以外についているなら、トラッシュする。)
ダブル無色エネルギーの全色対応している版。ドラゴンポケモンは攻撃するためのエネルギーの色指定が厳しいのが難点だが、エクストラではこの1枚で解決することができる。
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