更新日:11/12【火】
タケルライコex環境動向メモ
- リザードン、ドラパルトを下してシェア率1位のポジション。
- 勇気のおまもり採用派、不採用派がある。採用するメリットは当然ワザが耐えられるようになること。一方不採用派は逆にワザを耐えてほしくないという主張。後に「ロストスイーパー」で同時きぜつをされることでキチキギスexの特性【さかてにとる】の発動が1回ぶん減る。
- 非ルールのアタッカーの選択肢増加中。テツノイバラexやピカチュウex等、見れる範囲の広いチヲハウハネが人気。
超電ブレイカー収録カードによる構築変更
・コライドン
前の番に自分の古代のポケモンがワザを使っていたなら180ダメージを出すポケモン。非ルール枠として、スナノケガワ、チヲハウハネ、コライドンの中から1体をチョイスして採用されることが多い。
環境デッキに対する立ち回り方
オーガポンexの特性【みどりのまい】を使って場にエネルギーを溜めて、そのエネルギーを『きょくらいごう』のコストに利用して大ダメージを繰り出すデッキ。
後攻1ターン目から場に4枚以上エネルギーが溜めることができるので、最初の番から280ダメージを繰り出すことができる異次元の高火力。(ミライドンexやパオジアンex、ルギアVなどをいきなり最初の番から倒すことができる。)
1ターン目から場を整えることに走り出す速攻デッキであるため、1ターンに使うカードの数がとにかく多い。
そしてポケカの速攻デッキは比較的扱いやすい性質を持つことが多いが、そんな速攻デッキの中でもかなり難しい部類に入る。特に「オーリム博士の気迫」からのエネルギーのつけ方、『きょくらいごう』でトラッシュするエネルギーカードの選び方は普通に難しく、上級者でも間違える。
初心者にもおすすめしたいデッキではあるが、そう単純なデッキではないため、しっかりと一人回しをしてデッキへの理解度を高めて欲しい。自信がないなら同じ速攻畑であるミライドンexの方が扱いは簡単。
先攻後攻どちらを取ることにも良さがあり、先攻を取れば多くのエネルギーを盤面に用意することができるため、「オーリム博士の気迫」以外のサポートが使いやすい。(ボスの指令が使える。)
後攻であれば、相手のバトルポケモンを後攻1ターン目からきぜつさせてリードを取ることができる。先攻後攻いずれにもメリットがあり、じゃんけんの結果に固執する必要がないものこのデッキの魅力の一つ。ちなみに先攻後攻、どちらが正解かは誰にもわからないくらい難しい。(上級者でも意見が割れる。SNSを見ている感じ、アンケートを取ればおそらく先攻派が多い結果になる。)
デッキを回す上でのアドバイス
基本的な考え方として、どの対面においても1ターンに1枚以上サイドを取ることができたら、どんなに手順がめちゃくちゃでも、とりあえずプレイングとしては何でもOK。もちろん、このカードのプレイが先だった、エネルギーのトラッシュをこうすれば良かった等の課題は残るかもしれないが、それは後々学んでいくとして、プレイの方針としてはとにかく1ターンに1体きぜつ。これを意識して戦ってほしい。
VSリザードン
先にサイドを2枚取った方がゲームを有利に進めることができる。そのため肝心なのは終盤ではなく、序盤の入り方。序盤の入り方には2パターンある。
- 先にサイドを1枚取って「カウンターキャッチャー」を求める
- あえてサイドを取らず、ロトムVやネオラントVなどのサイドを2枚取れるポケモンから倒してサイドを2-2-2と進める
パターンA:リザードン側の出遅れを咎める。先にサイドを1枚取ってリザードン側にベンチの呼び出しを求める。ここでベンチを呼び出されることがなかったら、先にサイドを2枚獲得することができる。(タケルライコexのHPは240であるため、リザードンexのワザ『バーニングダーク』210を耐える。)
パターンB:サイドを取れるがあえて取らない選択。こちらがサイドを取らなければ、リザードン側は『バーニングダーク』でタケルライコexやオーガポンexをワンパンすることができない。そのため、1発耐えてからリザードンexにカウンターを仕掛ける。その代わり、特性【カースドボム】で無理やりサイドを取らされてワンパンされる裏目がある。これをされると負け確定。
上記のパターンA.Bのいずれかを成立させる+かがやくリザードンを「ボスの指令」で躱してポケモンexを倒す。これがタケルライコ側の勝利条件となる。つまり求められる要求はなかなか高い。
A.Bの優劣は、リザードン側の初動により変動する。
様々なことを考慮してあれこれとアドリブを入れたくなるマッチアップだが、序盤に「勇気のおまもり」をつけて『バーニングダーク』を耐える方針で攻めるのが一番シンプルで期待値が高い。(リザードンの序盤の手札の満足度不足を突く戦法。結局のところリザードン側にサイドを取られることなくタケルライコ側がサイド差を広げるスタイルが一番要求値が高い。つまり倒されないことをお祈りするAプラン。)
スタジアムの「ポケストップ」や「ゼロの大空洞」はリザードン側に有利にはたらくだけのパターンが多いので、もし間に合うようなら場に出さずに手札温存しておきたい。(特にポケストップはリザードン側に落ちても困るカードが少ないのでガンガン使ってくる。)
VSドラパルト
ドラパルトexの『ファントムダイブ』を3回、それを耐えるか、3回宣言される前に勝つかのマッチアップ。
『ファントムダイブ』×3のダメージ総数は(200+ばら撒き60)×3の780ダメージ。ただこれは「ボスの指令」をフル活用して、最高の効率でダメージを分散できた場合の話。
例えば『ファントムダイブ』を既に1回受けて200ダメージを負ったタケルライコに対して、「ボスの指令」を使うことができず再度『ファントムダイブ』を宣言した場合、タケルライコの残りHP40に対して、200を与えることになるため、その差160ダメージ分を損している計算となる。
タケルライコ側の総HPはどんなに少なく見積もってもタケルライコexのHP240、オーガポンexのHP210、イキリンコexのHP160=総HPは610であるため、ダメージを負ったタケルライコに2回『ファントムダイブ』を使用させただけで勝ちに一気に近づく。これに「勇気のおまもり」「いれかえカート」等の援護もあるため、ドラパルト側にかなり難しいハードルを課すことができる。
結論つまり、ダメージを負ったからといってベンチに逃がしたりせず、とにかく「オーリム博士の気迫」を使い続けて前のポケモンをきぜつさせることに尽力する。これがドラパルトに対して1番強い戦法である。
これまではアタッカーとして出てきたドラパルトexを倒し続ければエネルギーの枯渇で攻撃の手が止まって勝てる展開があったが、ステラミラクル環境以降「きらめく結晶」、「アカマツ」の登場でドラパルト側の継戦能力が改善したことでこのルートはやや勝率を落とした。(しかし他に良いプランがあるかと言われるとありません。)
1度『ファントムダイブ』の200ダメージを受けたタケルライコexがもう一度『ファントムダイブ』を食らうこと。(残りHP40に対して200のファントムダイブを使わせること)
これがドラパルト側にとって最も非効率。これは絶対原則である。
VSレジドラゴ
レジドラゴ側がプライムキャッチャー型
最速で2-2-2で取り切ることを目指すマッチアップ。とにかく「プライムキャッチャー」を大事にしなければならず、1ターン目のイキリンコexの特性【イキリテイク】で「プライムキャッチャー」を巻き込むことだけは何が何でも避けたい。(ワザ優先であるため、トラッシュすること自体はやむを得ない。)
「プライムキャッチャー」はレジドラゴ側の(※)かがやくリザードンを回避するために使う。このかがやくリザードンを攻撃することになると、無駄にエネルギーを使わされて逆転のキッカケを与えてしまう。
(※)かがやくリザードンを倒してしまうと相手のポケモンを3体倒して6枚のサイドを満たす最速勝利から遠ざかるため。かがやくリザードンを倒すことに旨みがない。
ただし、レジドラゴ側にとってこのかがやくリザードンが最後のアタッカーであることは多分にある。(レジドラゴ側がスピード勝負に終始するあまりリソース管理がうまくいかず、かがやくリザードンで攻撃できたは良いものの、後続を育てるリソースが残っていない場合がある。)
この場合は素直にかがやくリザードンを倒したほうが良い。要するにレジドラゴ側の「リソースが残っています」という主張がハッタリであるかどうかを見抜くことができれば、実質ゲーム勝ちにできる選択肢となる。これを見切れず、ベンチポケモンを呼び出してしまうとかがやくリザードンが生き残ってしまうため、再度攻撃されてしまう。
もちろん後攻1ターン目からサイドを2枚獲得できて、そのまま2枚、2枚と立て続けにきぜつさせることができるのであれば、それに越したことはない。
有利マッチと言われているが、レジドラゴ側に先に攻撃をされてしまうと普通に負ける。
レジドラゴ側がポケモン回収サイクロン型
レジドラゴ側がベンチを0にしてオンバーンexのワザ『おんみつひこう』で完封を狙ってくるため、そのアクションを実行されるまでの間に勝ち切ることができるかどうかのマッチアップとなる。
レジドラゴ側がオンバーンexのワザ『おんみつひこう』でたねポケモンからのダメージを受けなくなるため、タケルライコexはベンチのポケモンを「ボスの指令」で呼び出してベンチのポケモンを倒す動きをする。
頃合いを見てレジドラゴ側が「ポケモン回収サイクロン」+特性【レガシースター】で再度「ポケモン回収サイクロン」+サポ―ト「ボタン」「フトゥー博士のシナリオ」でベンチを0にしようと動く。ベンチが0の状態で『おんみつひこう』を宣言されるとタケルライコ側にサイドを進める手段がなくなるため、この時点で実質負け。
かと言ってレジドラゴ側がこのプランを狙ってくる以上、タケルライコ側にできることは特に無い。全力でバトル場のポケモンを倒し続けてレジドラゴ側のプラン失敗を祈る。
ちなみにレジドラゴ側はかなり山札を引くため、単独『おんみつひこう』が成功したとしても、サイドを取り切るだけの山札が残っていないこともある。レジドラゴ側に少しでも山札を引かせるためにも、タケルライコ側は攻撃の手を緩めるわけにはいかない。
VSルギア
非ルールであるチラチーノで攻められるとサイドの不利トレードが発生するため、厳しい対面。
「ギフトエネルギー」を無効化する手段もないため、相手に潤沢の選択肢を与えてしまう。その選択肢に「ボスの指令」が紛れ込んでると、省エネでサイドを進められしまうためリソース切れに追い込むことも期待できなくなってしまう。
タケルライコはどうしても直線的なデッキであるため、相手がどれだけ自分の動きについてくるかに勝敗が左右されがち。タケルライコ側に取れる選択肢は多くないので、序盤のリードを守りきれなかったらどうしても逆転を許してしまう。サーナイトもほぼ同様の試合展開となる。
VSサーナイト
ルギアと同様、相手がどれだけ自分の動きについてくるかの勝負となる。
サーナイトexが相手の場にいる場合は積極的に「ボスの指令」で呼び出して倒したい。「ボスの指令」を使うためには、「オーリム博士の気迫」を使うことなく盤面にエネルギーを残しておく必要があるため、その機会を逃さないためにもエネルギー管理は徹底して行いたい。(オーリム博士の気迫を使うことなく、いつでも350ダメージを出せる準備をしておきたい。)
キルリアも同様に倒したい。キルリアやサーナイトexを狙って相手の動きが少しでも悪くように努めるくらいしかできることはない。
また、ミミッキュの特性【しんぴのまもり】で詰まないようにするため、テツノツツミかスナノケガワかハバタクカミの採用が欲しい。
多くのデッキはテツノツツミの特性【ハイパーブロアー】で対策している。テツノツツミ、夜のタンカ、ボスの指令、ボスの指令、友達手帳、ボスの指令、ボスの指令の計6回で無理やり回避することができる。
VSソウブレイズ
ソウブレイズ側がサイドを取るより前に、先に2枚サイドを取ることができたら勝ち。できなければソウブレイズexの攻撃を耐えるように祈るしかない。耐えなければ負け。1~2ターン目の最初の立ち上がりの段階で決着は着いている。
最強プランは相手がサイドを取るより先にイキリンコexに対して「プライムキャッチャー」で強襲を仕掛けること。これが成功すればまず負けない。
先にサイドを2枚取らなければほぼ勝ち目がない。ソウブレイズ側は「ブライア」の採用があるため、サイド1-2-3進行で勝利できる。そのため、ソウブレイズ側がイキリンコexを出してくれなかったら暗雲立ち込める展開となってしまう。
VSトドロクツキ
先にサイドを2枚取った方が勝つマッチアップ。先にサイドを取るとはサイドの進行を2-2-2で勝ち切るということ。なので、サイドを2枚取れるタイミングまでお互い非exのポケモンをバトル場に出し、その機会の到来が早かった方が勝つ。
その機会の到来は概ねトドロクツキ側の方が先に到来する。タケルライコ側は「プライムキャッチャー」又は「ボスの指令」を引いて来なければならないが、トドロクツキ側には「ポケモンキャッチャー」が複数採用されているため、アタッカーを用意しながらベンチポケモンを呼び出すハードルはトドロクツキ側の方が低い。
タケルライコ側のポイントとしては「プライムキャッチャー」or「ボスの指令」でサイドが2枚取れるポケモンを倒せるようになるまでスナノケガワやかがやくゲッコウガを差し出してその機会を待つ。ベンチを呼ぶ手段としてテツノツツミの特性【ハイパーブロアー】の視点も忘れてはならない。
先に2枚獲得できれば概ね勝つことができる。ワザ『あだうちやばね』のトドロクツキでイキリンコexをきぜつさせられると嫌なので、「勇気のおまもり」はイキリンコexに必ず貼る。(ワンパン合戦なので、相手のワザを耐えるとかそういう思考のマッチではない。ワザ『あだうちやばね』でイキリンコexを倒されることはトドロクツキ側にサイドの有利トレードのきっかけを与えるだけなので、その芽をあらかじめ摘んでおく。)
VS大空洞パルキア
サイドを先に2枚取った方が勝つマッチアップ。
相手の場にパルキアVがいる場合、最初に1枚サイドを取ると、次の番からサイドを2-2-2と進められて負けてしまう。
そのため最初に取るサイドは2枚から始まるように、ベンチのポケモンを呼ぶ手段を手に入れるまで構えておきたい。この時、バトル場にはサイドを1枚しか取られないポケモンにしておく必要がある。
タケルライコ側がベンチに1体もポケモンを出さなければ、ベンチ最大の『あくうのうねり』220ダメージも耐えることができるため、状況によってはベンチにポケモンを出さずに『はじけるほうこう』で手札を整えに行く択もある。「勇気のおまもり」をつければこの動きにもう少し余裕が出る。
先にサイド2枚を取られてしまった場合、パルキア側の後続が途切れるのを祈って手札干渉をしていくしか術がない。
タケルライコ側がどうこうするというより、パルキア側がポケモンV以外のポケモンでスタートして、タケルライコ側にサイドを1枚だけ取らせることができるかどうかのマッチアップになってくる。勝負の主導権はタケルライコ側にあることが多い。
VSガケガニ+モモワロウ
ガケガニとタケルライコexのサイドの1-2不利トレードを繰り返すため勝ちにくい。
- ガケガニ側にはポケモンexやポケモンVが多いため、ガケガニを無視してサイドを2枚取れるポケモンを倒していきたい。
- ガケガニの『ヒステリックシザー』+「くさりもち」+毒状態でタケルライコexがワンパンされてしまう。「勇気のおまもり」をつけて攻撃を耐えたい。
- 「ブライア」も積極的に狙っていきたいため、オーガポンexはいつでもワザが使えるように準備する。
- ガチグマアカツキexには注意。
常に非ルールであるガケガニが突っ張ってくるため、タケルライコ側のベンチを呼び出す回数が足りずに負けることが多い。ガケガニ以外の非ルールのポケモンも多く採用されているため、テツノツツミの特性【ハイパーブロアー】も意味がない。
VSロストバレット
ロストバレットのかがやく枠がゲッコウガか、リザードンかで大きく変わってくる。
かがやくゲッコウガ型ならば、先にサイドを2枚取ることができればガチグマアカツキexにカウンターされても先にサイドを6枚取り切ることができる。小型ポケモン2体で1体をきぜつさせてくるパターンも、ガチグマexでワンパンしてくるパターンも、結局はサイド2-2の等価交換が行われているだけなので、先にサイドを2枚取れるかどうかが焦点となってくる。
リザードン型ならば非exのポケモンにサイドを2枚取られるため、サイド1-2の不利トレードが発生する。そのためリザードン型とのマッチアップは明確に不利である。
ロストバレットはプレイヤーによって「ロストスイーパー」が多かったり、少なかったり採用枚数が読めない。「ロストスイーパー」の採用が少ないことを期待して「勇気のおまもり」をタケルライコexにつけて相手の攻撃を耐えること、相手の手札が多くなってきたら「ナンジャモ」を使うこと等がポイント。
ちなみにオーガポンexはテラスタル効果によりベンチにいる限り『げっこうしゅりけん』のワザのダメージは受けない。
VSロストギラティナ
ロストギラティナ側が2ターン目に『ロストインパクト』に移行してこない限り、バトル場のポケモンを倒し続ければ勝つマッチアップ。ロストギラティナには「ロストスイーパー」の採用枚数が少ないので、「勇気のおまもり」をつけたタケルライコを突破することが非常に難しい。
ロストバレットは「ロストスイーパー」の採用が複数枚あるためガチグマexを投げ続けていたら問題ないが、ロストギラティナ側は「ロストスイーパー」の採用が比較的少ないので、どうしても『スターレクイエム』で処理しなければならないタイミングがでてくる。
要はロストギラティナ側はポケモンを育成する必要があるため、このスピードゲームにロストギラティナがどれだけついてこれるかが焦点となっている。
タケルライコ側は「ボスの指令」を使ってギラティナVを倒すことで、相手の勝ち筋も次第に無くなっていく。
ゼロの大空洞型
ゼロの大空洞により広がったベンチを活用し、システムポケモンを潤沢に配置して戦う型。
他のゼロの大空洞を用いるデッキと異なり、ゼロの大空洞にそれほど依存していないため、連戦した場合でもデッキの回りにムラが無いのが魅力。
イキリンコexに加えてビーダルもしくはヨルノズクを採用して無色ポケモンを2体用意すると「ガラスのラッパ」でエネルギーが加速でき、『きょくらいごう』のコストに用いることができる。これにより終盤までエネルギーの供給が安定する。
相手にゼロの大空洞をトラッシュされた場合、不要になったネオラントVやイキリンコexをトラッシュして負け筋を消すことができるのも嬉しい。
デッキ解説
デッキの特徴と回し方
タケルライコexの強みは?
- ワザ『きょくらいごう』の倍率が環境デッキの中で最も高いため、大ダメージが出しやすい。
- ワザ『きょくらいごう』のためのエネルギーを用意しやすい。
- HPが240と高く、相手の攻撃を耐えやすい。
等の強みがある。
変幻の仮面環境で収録されたオーガポンみどりの面exと組み合わせたデッキが一般的となっている。
採用カード解説
タケルライコex
ワザ『きょくらいごう』は自分の場のエネルギーをトラッシュした数×70ダメージを与えることができる。トラッシュするエネルギーの色の選択がやや難しい。手札や山札にあるエネルギーの総数と相談して、色が被らないように常に意識しておく必要がある。
ワザ『はじけるほうこう』も優秀で、手札事故で攻撃できないときの改善の一手となる。
オーガポンみどりのめんex
特性【みどりのまい】で場にエネルギーを溜めてタケルライコexのワザ『きょくらいごう』のエネルギーコストを作る。場にオーガポンexを出せば出すほどエネルギーを場に供給することができるため、『きょくらいごう』の倍率の相乗効果により、ダメージ最大値は環境の中でもダントツで1番。
草タイプであるため、リザードンexの弱点をつける。もしエネルギーが間に合っているのであれば、タケルライコexでカウンターするよりオーガポンexのカウンターした方が省エネで済む。(『きょくらいごう』は5エネだが、『まんようしぐれ』なら3枚でカウンターできる。)
スナノケガワ
ワザ『じばさくれつ』がエネルギー1枚で90ダメージを出すことができる。貴重な非ルールアタッカーで相手のサイドを奇数にすることを目的に使う。他ミミッキュ対策など。
ルギアのチラチーノに対しては『パワージェム』で弱点を突いて倒したい。
『じばさくれつ』は弱点を計算しないので注意。
チヲハウハネ
非ルールアタッカー枠。『ねっしょうどとう』のやけど状態が入るため、ピカチュウexの特性【がんばりハート】を貫通する。(がんばりハートで耐えさせた後、ポケモンチェックのやけどできぜつするため、実質がんばりハートを無視したことになる。)
ヨルノズク
ゼロの大空洞型に採用される。
「大地の器」、「オーリム博士の気迫」にアクセスできるため、タケルライコexで戦い続ける補助をしてくれる。
効果を発揮するには進化をする必要があるため、後攻1ターンから攻撃したいこのデッキにとってタイムラグがあるのはネック。
オーガポンいしずえのめんex
特性持ちのポケモンからダメージを受けなくなる。闘エネルギーを採用していため、無理なく採用することができる。
「オーリム博士の気迫」でエネルギーをつけることができないため、ワザ『ぶちやぶる』を使うためには3ターンかけて手張りで育てなければならない。そのため使用できる状態はオーガポンいしずえのめんexで相手の攻撃を完全にシャットアウトできる詰み盤面のみに限定される。
かがやくゲッコウガ
特性【かくしふだ】で手札を補充できるのはもちろん強力だが、序盤に「オーリム博士の気迫」で加速するためのエネルギーをトラッシュできるのが、このデッキとマッチしている。
大地の器
エネルギーが3色採用であるため、任意の色のエネルギーをサーチすることができる。特に闘、雷は枚数が少ない+1ターン目から「オーリム博士の気迫」で加速したいエネルギーの色であるため、その色をサーチできる「大地の器」は必須カードの1枚。
ポケモンキャッチャー
サポートがどうしても「オーリム博士の気迫」一辺倒になってしまうため、「ボスの指令」を使うタイミングない。それを「ポケモンキャッチャー」で補填する。
有効に決まればサイドレースを有利に進めれるだけでなく、エネルギー節約に繋がることも多いため、数枚の枠を割いて採用する価値があると考えているプレイヤーは多い。
エネルギー回収
ワザ『きょくらいごう』のコストとして使用したエネルギーを回収する。『きょくらいごう』は雷と闘エネルギーと色指定が厳しいので、その帳尻を合わせるのにも役に立つ。
「ポケストップ」でエネルギーをトラッシュして「エネルギー回収」で回収する荒業もある。ちなみこの荒業は結構使う。
ガラスのラッパ
序盤に使ったイキリンコexにエネルギーを加速して、ワザ『きょくらいごう』のコストにできる。オーガポンみどりのめんexがテラスタルのポケモンなので使用条件は満たせる。
効果を最大限に活かすために、従来から追加で無色のポケモンを採用する必要があるため、そこまでメジャーな採用にはならないだろう。
ともだちてちょう
サポート「オーリム博士の気迫」を毎ターン使用したいため採用。他にもタケルライコデッキのスタジアムは「ポケストップ」であることも多く、効果でサポートが巻き込まれた際の救済手段。
勇気のおまもり
最大HPを「+50」するカード。ブーストエナジー古代と違い、すべてのたねポケモンに対応している点で評価されている。
タケルライコexのHPが290になるのと300になるのとでは環境的にさほど大きな違いもない。
オーリム博士の気迫
タケルライコexをはじめとした古代ポケモンにエネルギーを加速しつつ、3枚ドローまで付いている非常に強力なカード。1ターン目に必ず使いたいサポートであるため、4枚採用される。タケルライコデッキは基本的には「オーリム博士の気迫」の連続である。
トラッシュからのエネルギー加速なので、かがやくゲッコウガの特性【かくしふだ】や、「大地の器」、「ハイパーボール」などで、あらかじめ基本エネルギーをトラッシュしておかなければ使用できないので要注意。
オーリム博士の気迫はエネルギーをつけることなく、山札を3枚引くことはできません。エネルギーがつけられない場合、オーリム博士の気迫を使うことはできません。
ブライア
オーガポンexで攻撃するタイミングがあるリザードン等を相手に、追加でサイドを取ることを可能にするカード。
最初にサイドを1枚取った返しにサイド2のポケモンが倒されて2-2-2で負けるゲーム展開になっても、1-2-3の進み方で先に勝ち切ることができるようになった。
ゼロの大空洞
オーガポンみどりのめんex、イキリンコex、キチキギスexなど、ベンチに置いておきたいシステムポケモンが多いため、相性のいい1枚。
デッキ構築を「ゼロの大空洞」に寄せて、これまではあまり採用されなかったネオラントV、ミュウexも併せて採用されるようになるかもしれない。
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