トドロクツキの立ち位置
SNS動向メモ
SNS上では「ポケモンキャッチャー」と「ジャッジマン」が採用されたトドロクツキが話題を呼んでいる。
ステラミラクルによる構築変化
無し
環境デッキに対する立ち回り方
トドロクツキex【スタンダード】
ワザ『くるいえぐる』のトドロクツキexをメインに戦う型。前環境の型は負け筋をバラマキながらの神風特攻デッキであったが、倒されてもサイドが1枚しか取られないトドロクツキをバトルに参加させることで柔軟な戦い方ができるようになった。とにかく引いて攻撃を仕掛ける回し方は健在である。
爆速で攻める一方失敗したときの裏目も大きく、育てているトドロクツキexを相手に先にダメージを与えられてしまうとワザ『くるいえぐる』を使えなくなってしまう。(使えるが自爆してしまうので、その選択肢を取ると大体負け。)
ただ、大筋のプレイ方針はどのマッチアップでも変わらないため、自分ルールを曲げずにデッキを回すことができる。正しい手順で固くプレイするように練習すれば、初心者でも上級者に勝ちやすいデッキタイプ。
ワザ『くるいえぐる』は効果によるきぜつです。効果によるきぜつは、例えば「ギフトエネルギー」「ヘビーバトン」「サバイブギプス」などの効果を無視することができます。トドロクツキを使用する際には、ワザによるきぜつと効果によるきぜつの違いを明確にしておきましょう。
VSタケルライコ
先にサイドを2枚取った方が勝つマッチアップ。先にサイドを取るとはサイドの進行を2-2-2で勝ち切るということ。なので、サイドを2枚取れるタイミングまでお互い非exのポケモンをバトル場に出し、その機会の到来が早かった方が勝つ。
その機会の到来は概ねトドロクツキ側の方が先に到来する。タケルライコ側は「プライムキャッチャー」又は「ボスの指令」を引いて来なければならないが、トドロクツキ側には「ポケモンキャッチャー」が複数採用されているため、アタッカーを用意しながらベンチポケモンを呼び出すハードルはトドロクツキ側の方が低い。
タケルライコ側にサイドを2枚先取されてしまった場合、『あだうちやばね』のトドロクツキでイキリンコexを倒して、その返しにタケルライコ側からベンチを呼ばれないことを祈るしかない。(ただし、トドロクツキと練習経験を持つプレイヤーは、トドロクツキ側にそれしか逆転の手段がないことを承知しているため、イキリンコexに「勇気のおまもり」をつけてくる。これをされると『あだうちやばね』でイキリンコexを倒すことはほぼ叶わない。)
テツノツツミの特性【ハイパーブロアー】も警戒しなければならないため、1ターン目のバトル場に差し出すための『あたうちやばね』のトドロクツキ、【ハイパーブロアー】の受けのかがやくゲッコウガはどちらも役割がある。
VSドラパルト
非常にシビアなマッチアップになる。トドロクツキ側が勝つためには手札干渉後の手札の噛み合いを要する。
トドロクツキ側はサイド2-2-2進行で勝ちたい。そのためターゲットはロトムV→キチキギスex→ドラパルトexという順番でサイドの6枚を満たす。宣言するワザは『カラミティストーム』『カラミティストーム』『くるいえぐる』となる。
トドロクツキexに『ファントムダイブ』でダメカンを3個のせられてしまうと『くるいえぐる』で自爆となってしまうため、『くるいえぐる』を宣言するターンは手札からトドロクツキexをベンチに出し、3枚エネルギーをつけてワザ宣言をする必要がある。
手札干渉後に、トドロクツキexをベンチに出して、『オーリム博士の気迫』を使って、「ダークパッチ」を使って、手札からエネルギーをつける。左記のハードルを乗り越えなければ『くるいえぐる』の宣言ができないため、このマッチアップはシビアなマッチアップと説いた。
しかもこのマッチアップはドラパルト側がロトムVやキチキギスex等をベンチに出してくれることをさもありなんとして計画が立てられている。ドラパルト側の手札満足度が高く、ロトムVやキチキギスexを使わずとも場の育成が間に合うような展開をされてしまうようならお手上げ。
VSリザードン
- トドロクツキ側がサイドを取る(サイド5-6)
- リザードンexがベンチポケモンを倒す(サイド5-4)
- リザードンexに『くるいえぐる』をする(サイド3-4)
- 特性【カースドボム】でトドロクツキexはきぜつ(サイド3-2)
- 『バーニングダーク』でゲームは終了する。(3-0)
これに抗うには「ジャッジマン」を使ってリザードン側の手札事故をお祈りするしかない。
VSサーナイト
- 『あだうちやばね』のトドロクツキでサイドを取っていく
- キルリア優先で倒していく
- サーナイトexが出てきたらすかさず倒す
- 多少手札が悪くとも攻撃ができるなら極力イキリンコexを出したくない。(イキリンコexは勇気のおまもり無しのサケブシッポの『ほえさけぶ』で即圏内であるため。サーナイト側が『あだうちやばね』のトドロクツキを躱すために、「カウンターキャッチャー」か「勇気のおまもり」のどちらかは要求したい。)
勝負の鍵はサーナイト側の手札満足度次第。
デッキ解説
デッキの特徴と回し方
トドロクツキexの強みは『くるいえぐる』で相手を強制きぜつができること。たねポケモン主体のデッキであるため安定性が高く、強制きぜつの効果によりスピード感のある勝負を仕掛けることができる。
エネルギーが付いて攻撃ができる状態のトドロクツキを3体用意する必要があるため、プレイングの方針はエネルギーのつけ方を意識しなければならない。
『オーリム博士の気迫』『ダークパッチ』を使って育成をするため、これらのカードの使用のための事前準備として悪エネルギーをいかにしてトラッシュに送ることができるかがポイント。
トラッシュに『オーリム博士の気迫』や『ダークパッチ』がなくて使えないことは頻繁にあるため、何度も練習してトラッシュと場のエネルギー配分の感覚を掴む必要がある。
採用カード解説
トドロクツキex
ワザ『くるいえぐる』は相手を強制きぜつさせるワザ。
くるいえぐるのきぜつ処理にはややこしい裁定あるため、使用前には要確認したい。【※下記リンク】
ワザ『カラミティストーム』は使い勝手がよく、多くのex,VポケモンはHP220に設定されているため、このラインを倒せるのは高評価。
トドロクツキ
トドロクツキデッキ待望の小型アタッカー。『あだうちやばね』はいい意味での規格外のワザ。倒されてもサイドが1枚しか取られないポケモンに、『あだうちやばね』のようなダメージ上限がないワザが持たされたことでトドロクツキデッキに革命が訪れた。
ワザ『あだうちやばね』はダメージも期待できる上に、HPもかなり高いカードであるため、トドロクツキデッキにとってはこれ以上ないようなサブアタッカーが追加された。
イダイナキバ
ワザ『じばんほうかい』にて相手の山札切れを狙う。不意打ち用に1枚採用されていることが多い。サブプラン中のサブプラン。
ハバタクカミ
ロストデッキに対する専用メタカード。他のデッキに対してはトドロクツキのワザ『あだうちやばね』の加点要素としてトラッシュに送られる。古代ポケモンでありながら逃げるコストが1なのも評価されている。
「アンフェアスタンプ」と絡めながら場をハバタクカミだけにする動きが強力。ロストデッキのテツノツツミの特性【ハイパーブロアー】で動かされても大丈夫なように、バトル場とベンチ両方にハバタクカミを用意しておきたい。
モモワロウex
特性【しはいのくさり】でベンチのトドロクツキをバトルポケモンと入れ替えることができる。「ダークパッチ」はベンチポケモンのみを対象としているため、「ダークパッチ」使用後トドロクツキexをバトル場に送り出すことができる。
トドロクツキexは『くるいえぐる』後、ほぼほぼ生き残ってはいないため毒のダメージもさほど気にならない。
ダークライVSTAR
特性【スターアビス】がトラッシュからグッズを2枚拾う。主に回収先は「プライムキャッチャー」や「ダークパッチ」となる。場に悪エネルギーがたくさん溜まるデッキなので、上のワザ「あくのはどう」のダメージも期待できる。
モルペコ
特性のおかげで逃げるが0になるので、「ダークパッチ」との相性が良い。「ダークパッチ」はベンチポケモンにしかエネルギーをつけられないので、いつでも逃げれるモルペコをバトル場に出しておくことで『ダークパッチ』が使いやすくなる。
イキリンコex
カードをたくさん引いてトラッシュにエネルギーを送る必要があるので、特性【イキリテイク】で序盤からどんどん動いていきたい。特に「オーリム博士の気迫」は山札を引ける枚数が少ないため、その欠点を補ってくれるのが助かる。(山札を速攻で引き切って勝つがコンセプトに対して、オーリム博士の気迫の3枚ドローはあまりに少ない。)
ミュウex
速攻を意識したスタンダードタイプのトドロクツキに採用される。特性【リスタート】で手札補充、「エネルギーつけかえ」からの『ゲノムハック』で急襲、(※)にげるが0であるため「ダークパッチ」が使いやすくなるなど、ミュウexのテキストや良いところを余すこと無く使うことができる。
(※)バトルポケモンがきぜつしたとき、とりあえずミュウexを出す。「ダークパッチ」はベンチのポケモンにしかエネルギーをつけられないため、にげるが0のミュウexをバトル場に出すことで「ダークパッチ」を任意のタイミングで使いやすくなる。
かがやくゲッコウガ
特性【かくしふだ】でエネルギーをトラッシュして2枚山札を引く。エネルギーつけかえが多めに採用されているデッキは水エネルギーも一緒に採用することでワザ『げっこうしゅりけん』が使えるようになっている。
ただあくまで一般的な運用は特性【かくしふだ】で悪エネルギーをトラッシュに送ることをメインとして使う。
ダークパッチ
トラッシュから悪エネルギーをベンチポケモンにつける。基本はこのカードでエネルギーを間に合わせる。
「オーリム博士の気迫」もエネルギー加速カードとして優秀だが、「オーリム博士の気迫」はサポートの権利を使ってしまうのが難点。このデッキはできればサポートは「ボスの指令」や「ナンジャモ」を使いたいので、グッズでエネルギーを加速できる「ダークパッチ」の優先度は高い。
エネルギーつけかえ
場の基本エネルギーを1枚、自分の別のポケモンにつけ替えることができる。「オーリム博士の気迫」でつけたエネルギーを別のポケモンにつけ替えてテンポよく攻撃する。
特に「オーリム博士の気迫」はエネルギー2枚を2匹のポケモンそれぞれにつけるため、どうしてもエネルギーが分散してしまうが、そのデメリットを解消するのに役に立つ。
大地の器
手札を1枚トラッシュして、基本エネルギーを2枚山札から加えるカード。
「ダークパッチ」や「オーリム博士の気迫」を使うために早めにトラッシュには悪エネルギーを送りたい、更にエネルギーカードを加えることもできるため、上下のテキストどちらにも恩恵がある強力カード。
「古代」のカードであるため、『あだうちやばね』の加点要素である。
ブーストエナジー古代
古代のポケモンにつけることで最大HPを「+60」、そして特殊状態ならずの破格スペック古代専用カード。
トドロクツキexにつけるとHPが290、『あだうちやばね』のトドロクツキにつけるとHPが200になる。どちらかというと、『あだうちやばね』のトドロクツキにつけて戦うことが多い。
「古代」のカードであるため、『あだうちやばね』の加点要素である。
プライムキャッチャー
このデッキは使いたいサポートが主に「オーリム博士の気迫」であるため、「ボスの指令」を使う暇がほとんどなかった。
しかしグッズでベンチポケモンを呼び出せる「プライムキャッチャー」の登場によりワザ『くるいえぐる』の殺傷性が増した。ほとんどの場合、エーススペックはこの「プライムキャッチャー」が採用されることになるだろう。
アンフェアスタンプ
上記にプライムキャッチャーと同様の理由で採用される。このデッキは使いたいサポートが主に「オーリム博士の気迫」であるため、「ナンジャモ」を使う暇がほとんどない。
ロストデッキに対してハバタクカミと組み合わて使うのが強力。
オーリム博士の気迫
トラッシュから古代のポケモン2匹にエネルギーをつけることができる。トドロクツキで攻撃するためにはこのカードを使って積極的にエネルギーをつけていかなければならない。
ちなみにエネルギーを1枚も付けることができないときは、このカードは使えない。(必ず2枚付ける必要はない。)つまり3枚引くためだけのカードとして使うことはできない。
上記のような、トラッシュにエネルギーがないため「オーリム博士の気迫」が使えないという状況は頻繁にあるため気をつけたい。「オーリム博士の気迫」が使えなくて硬直してしまったを防ぐために、トラッシュのエネルギーの枚数は細かくチェックしておく必要がある。
「古代」のカードであるため、『あだうちやばね』の加点要素である。
ポケストップ
山札の上から3枚トラッシュして、その中のグッズをすべて手札に加えるカード。このデッキには多くのグッズが多く入っているため期待値が高い。また悪エネルギーは積極的にトラッシュしたいカードであるため、悪エネルギーも当たりカードであると考えるとトラッシュとなって困るカードは少なく、デッキとの相性が良い。
スピードゲームを目指すデッキに採用されることが多い。
シンオウ神殿
相手のポケモンに「ミストエネルギー」がつくと、トドロクツキexのワザ『くるいえぐる』が無効化されてしまう。そのため「ミストエネルギー」対策として採用される。
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