ロストギラティナの立ち位置
時が進むにつれてロストギラティナの立ち位置はどんどん悪くなってしまっている。WCS(ポケモン世界大会)の結果を見ても上位にロストギラティナは一切入っていない。ロストギラティナ自体、完成しきったデッキレシピであることが裏目に出てしまい、新要素の介入の余地があまりないことが原因である。何なら新要素どころか、未だ「ポケモンいれかえ」の数を増やしたいとか、いつまでそんなこと言ってるんだとツッコミたくなるような進歩性の無さである。
社会の規範「現状維持=衰退」をロストギラティナに当てはめて考えるならば、昨日を守っているだけの構築に留まり続ける限りロストギラティナは近いうちに環境から姿を消すであろう。
ただ、新規カードが常に強いカードであることは当然のことで、熾烈な生存競争がある以上、ロストギラティナをどうにか活かそうとここに執着しても虚しくなるだけである。(ポケカも商売であるため、前の弾よりも強いカードを刷らなければ売れるわけがない。ビジネスである以上カードパワーのインフレは避けられない。)
特にタケルライコとマッチアップすると単純にデッキポテンシャルの差を痛烈に感じる。ロストギラティナとは技術の匠という印象が強かったが、そろそろ技術だけでは埋められない差が生じてきた。
ナイトワンダラー以降ではリザードン採用のサマヨールの特性【カースドボム】でギラティナVが2ターン目の『バーニングダーク』を耐えることができなくなった。これが耐えられないとなるといよいよ次が最後の花選びかもしれない。
環境デッキに対する立ち回り
ロストギラティナ【スタンダード】
VSリザードン
サイドを取らないことを意識しないといけないため、精神的にもプレイ的にも難しいマッチアップ。ギラティナVSTARにサイド4枚ぶんのはたらきをさせなければ勝つことができない。
ピジョットexに『ロストインパクト』→リザードンexに『おとぼけスピット』→『ロストインパクト』→リザードンexに『スターレクイエム』の3体きぜつでサイドを6枚満たすパターンの立ち回りが一番多い(ような気がする。)(最初のリザードンとピジョットを倒す順番は逆でも可)
ゲームの動き出しはピジョットexに「カウンターキャッチャー」を当てながら『ロストインパクト』でゲームを進めだすのが良い。
ギラティナ側が下手にサイドを取らなければ選択肢が生まれる。問題はサイドを進めてしまって『バーニングダーク』を耐えられなくなり、ゲームの方針が定まっていないのにゲームが動き出すパターンが1番マズい。そうなってしまったら大体負ける。
…と言うより、ギラティナ側がサイドを先行して押し切って勝つ、というプランはほぼほぼ通らない。なぜなら『バーニングダーク」が耐えられなくなる他、毎ターンの「ナンジャモ」も厳しいし、「まけんきハチマキ」+かがやくリザードンの『かえんばく』でギラティナVSTARやガチグマexが倒される等、至るところに負ける要因がある。つまり勝つ方法はギリギリのところでの逆転勝利しかない。
ナイトワンダラー環境以降、サマヨールの特性【カースドボム】でギラティナVが2ターン目の『バーニングダーク』を耐えることができなくなってしまった。ここを耐えるか耐えないかは雲泥の差であったため、リザードン側の構築によってはかなりのハンデを背負ってしまう。もし後攻1ターン目の『アビスシーク』が咎められる環境になるようであればギラティナはいよいよ潮時である。
VSレジドラゴ
キュレムのワザ『トライフロスト』があるため、マナフィ置きを求められる。レジドラゴ側はギラティナ側に対して有効なワザがたくさんあるため、選択が難しい。相手の攻め方は2パターンある。
①『ファントムダイブ』を連発してくるパターン
『ファントムダイブ』一辺倒に立ち回ってくるならばレジドラゴはことギラティナに関して言えば劣化ドラパルトである。
その理由はレジドラゴ側は攻撃できるレジドラゴを3体用意することが非常に難しい。そのため、『スターレクイエム』からの『ロストインパクト』で2体抜きをしてしまえば残りはオーガポンexのみという盤面になりがち。レジドラゴ側は『トライフロスト』や『ファントムダイブ』をどのように組み合わせても最短で3回はワザ宣言が必要であるため、このパターンはレジドラゴを倒し続けたらアタッカーが枯れる。
②ミュウexも絡めて前のポケモンの飛ばし合いを挑んできたパターン
2ターン目からギラティナVSTARの『ロストインパクト』が求められるためそれなりの速度を必要とする。
レジドラゴのようなポケモンVを3体倒すだけで勝てるマッチアップはギラティナが最も得意とする倒し方であるため、小物を使って策を弄さずともギラティナで前のポケモンを倒すことに全力で動けば良い。
ただ、レジドラゴVSTARを2体なんとか乗り切っても、レジドラゴ側にはキュレムやかがやくリザードンも後ろに控えいる。なんというかもう単純にパワーが足りない。有利不利とかそういうのではなく潜在的なポテンシャル、才能のようなもので敗北している。
VSタケルライコ
ゲームが進むとガチグマexでカウンターできるため、後半に進むにつれてハードルが低くなって楽。
勝敗の行方はロストギラティナ側がいかにいかに迅速に、ロストを7枚溜めることができるかに懸かっている。ただそれにはかなり高いハードルが設定されている。
ギラティナ側は2ターン目に『ロストインパクト』を宣言すること、更に「勇気のおまもり」がついていた場合「ロストスイーパー」も用意すること、相手のバトル場が非ルールである場合、先にサイドを取るため「ボスの指令」を使わなくてはいけないこと等、色々な条件がつくため、まず先にサイドを2枚取ることはできない。つまりかなりの不利対面。
ガチグマカウンタールートを通らずとも、ウッウ、ヤミラミをこねくり回してサイドを稼ぐルートもある。相手の場にイキリンコexがいる場合は積極的に小物プランも挟んでいきたい。ちなみに手札が悪いからと言って後攻『アビスシーク』をして、それを倒されるともう逆転できない。
対タケルライコには速度も求められるし、「ロストスイーパー」も求められるし、要求値が常にロストギラティナ側の方が高く、単純にただただデッキポテンシャルの差を思い知らされる。そろそろロストギラティナが通用しなくなってきているんだなと時の経過を感じてしまう。
VSドラパルト
『スターレクイエム』『ロストインパクト』「ロストマイン』『ブラッドムーン』の4回の攻撃のゴリ押しで勝つことを目指す。対戦が長引けば長引くほど相手が有利になってくるので爆速で回すことをおすすめしたい。
相手の攻撃が始まるとびっくりするくらい速攻で負けるので、とにかく今できる攻撃を精一杯努めるしかない。ダメカンがたくさんのった瀕死状態のギラティナに『ファントムダイブ』を使わせて相手のダメージ効率を失わせるように立ち回ると多少はマシになる。(HP280のギラティナVSTARに200+200で倒させるようにする。ツツジを使ってなんとかこの倒させ方を強制したい。)
VSサーナイト
サイドをビハインド状態で追いかけていき、要所と思われるタイミングで「カウンターキャッチャー」でサーナイトexに『スターレクイエム』を当てるのが理想。
相手はサーナイトexを準備しなくてはサイドを進めることができないので、いつでも『スターレクイエム』でサーナイトを倒せるチャンスがあるのが良い。ハバタクカミが出てきてもギラティナVのワザ『アビスシーク』でロストを溜めることができるため、ハバタクカミのせいで棒立ちになる心配はほとんどない。
序盤からギラティナVSTARが前に出て戦う展開にしてしまうと、『ロストインパクト』の連発を要求されてしまう。そのため自分のサイドが3.4枚以下になるまでギラティナはバトル場に出にくい。(サーナイトexにスターレクイエム、次のターンにロストマインorロストインパクトで勝ちの見通しがないとギラティナ側は動きにくい。)
ゲームの展望はサーナイト側の盤面の完成速度で大きく立ち回りは変わってくるため、これが正解と提示することは難しい。
ただ、サーナイトはマシマシラを2体用意して小物+アドレナブレイン×2でやりたい放題攻めてくる考え方が主流となってきた。この考え方の盤面が完成してしまうとサーナイト側はほぼ倍速でサイドを詰めていくことができるので、冒頭の「サイドをビハインドで追いかけていく」、のような立ち回りは難しくなってしまった。
VSルギア
明確な苦手としているが、以前までの特性【へいきなしぼう】のカビゴン多投の白ルギアよりかはだいぶやりやすい。(カビゴンに加え、『ゲノムハック』のミュウexまで採用されていたため当時はほとんど勝つことができなかった。)
昨今のルギアはカビゴンの採用は見送られていることが多く、不利と言いながらもギラティナ側はサイドはしっかり進めることはできるので、案外いい勝負はできる。チラチーノを積極的に狙って、相手の攻撃を耐えることができるターンを作ることが重要。ギラティナ側にできることはチラチーノを枯らしてギラティナVSTAR又はガチグマexで相手の攻撃を耐えるターンを作ること、それだけに努める。
マッチアップの展望を簡単にまとめるなら、ルギアVSギラティナは先にサイドを取った方が勝ちやすい。ギラティナ側の方が先にサイドを取るのが難しいデッキであるため、そのスピードの差でやや不利、といったところ。
VSロストバレット
普通にやり合うと相手のフットワークの方が軽いため速度負けしているマッチアップであることを理解しておきたい。
サイドを1枚ずつ取り合うゲームになると初動の差で負けてしまうため、どれだけ多くのギラティナVSTARを押し付けて相手の攻撃を耐えることができるかがポイントとなってくる。
後半に進むつれて盤面にギラティナVSTARしかいない盤面を作ることができたらゲームの進め方としては上出来。「ツツジ」を使いながら『ロストインパクト』や『スターレクイエム』を連発し続ける戦法が最も勝率が高い。
アンフェアスタンプの採用
「アンフェアスタンプ」は決まればそのまま勝利に直結することから次第に評価が高まっている。相手の手札を減らす行動も強力だが、自分の手札をリフレッシュすることに助けられることも多い。
(※)上振れを狙うなら「プライムキャッチャー」より強力。「ツツジ」より早いタイミングで使えるので、毎ターン相手の手札に負荷をかけて戦うことができる。
「アンフェアスタンプ」は狙って手札に引き込んでおくことができない、「ツツジ」より前のタイミングで使用しなければならない等の制限がついているため、効果的な使用には手札が噛み合っている必要がある。この噛み合い具合を勘案して効果的な使用には「上振れ」が必要と説く。
(※)運の要素(自分の引きや相手の引きの良し悪しで、自分が良い引きをする)のこと。最初から最高の手札をアテにして、その引きを戦略に組み込んでおくことを上振れを狙う、と使う。
デッキ解説
デッキの特徴と回し方
ギラティナの強みはなんと言ってもVSTARワザ『スターレクイエム』。相手を気絶させることができる『スターレクイエム』のプレッシャーと多彩な攻撃手段で攻めるのがロストギラティナ。
特に2進化exに対してはスターレクイエムは絶大な影響力を持っており、2進化exが主流の環境になっていくに連れてギラティナVSTARの強さも相対的に増していく。
回し方で気をつける必要があるのが、このデッキはロストが溜まらないと何もできないデッキであることを留意する必要がある。そのためギラティナVのワザ『アビスシーク』やキュワワーの使い方など、ロストを溜める細かいプレイングの1つ1つが勝敗を分ける。
採用カード解説
ギラティナVSTAR
ギラティナデッキはいかにギラティナVSTARがサイド4枚分の働きをするかが重要な点となる。
このサイド4枚分の働きとは、ギラティナVSTARが相手のサイドが2枚取れるポケモンを倒し、返しの攻撃を耐え、更にそのポケモンを気絶し返すという、ギラティナ1体で相手のポケモンを2体気絶させることをいう。
ギラティナV
ワザ『アビスシーク』でロストを溜める。ジェットエネルギーが入っているので、「はなえらび」「はなえらび」「アクロマの実験」「アビスシーク」で1ターンにロストを6枚溜めることも珍しくない。
このデッキはロストが溜まらないとなにもできないデッキなので、『アビスシーク』を使うことは非常に多い。「アクロマの実験」が引けなくともなんとかなることが多いのは、この『アビスシーク』に助けられている。
キュワワー
特性【はなえらび】でロストゾーンの枚数を溜める。ジェットエネルギーと相性が良い。事前にエネルギーをつけておいて手札干渉に備えるプレイングも重要。
ウッウ
特性【ロストプロバイド】でエネルギーを必要とせずワザを使うことができる。エネルギーをつけることなく110ダメージは破格の性能。HPの低いポケモンを倒してサイドを取ったり、『ロストインパクト』の繋ぎにしたりなど用途は様々。出番がないときも多い。
ヤミラミ
ワザ『ロストマイン』はダメカンを12個ベンチのバラまくことができる。ベンチのポケモンを気絶させるのに「ボスの指令」を必要としないため、ロストインパクトで280ダメージ後の追い打ちや、その布石などに使われる。
ジラーチの特性【ステラヴェール】により、ベンチポケモンへダメカンをのせる効果を防がれてしまうが、ジラーチが出てこないマッチアップには比類なき強さを見せる。
かがやくゲッコウガ
特性【かくしふだ】とワザ「げっこうしゅりけん」で大忙しな1枚。ロストギラティナを見るとマナフィが出てくることがほとんどなので、使い道は特性【かくしふだ】の方が多い。
かがやくゲッコウガは相手にベンチにマナフィを出すことを強要する無言のプレッシャーがある。上達のテクニックとして挙げるながらば、【手張り】>【かくしふだ】であることを念頭に置いてプレイすると良い。(状況によるが基本は左記相関。)
テツノイサハex
ロスト型、アルセウス型の両デッキに採用されるカード。リザードンexの草弱点を突いて1回の攻撃できぜつさせることを目的としている。
ガチグマアカツキex
単純に使っても強力であるが、相手がガチグマexを出してきたときにはガチグマexをぶつけるのが一番強力。相手の手札を「ツツジ」や「ナンジャモ」で削りつつ、ワザ『ブラッドムーン』で240+ヤミラミのワザ『ロストマイン』で相手のポケモンを同時きぜつを狙うことができる。
ワザ『ブラッドムーン』は使ったら次のターン反動で動けない。そのため手札を減らされて入れ替えるカードを失ってしまうと、相手に逆転するチャンスを与えてしまうため使用には注意が必要。
ガチグマアカツキexのおかげでかなりエネルギーの管理が楽になった。エネルギーが足りずとも単発で活躍してくれるので最後にうまいこと帳尻を合わせてくれる。個人的には必須レベル、是非採用して欲しい。
マナフィ
特性【なみのヴェール】でベンチポケモンへのダメージを防ぐ。主にかがやくゲッコウガのワザ『げっこうしゅりけん』を防ぐために採用されている。
ジラーチ
特性【ステラヴェール】にて相手のたねポケモンからのベンチポケモンへのダメカンをのせる効果を防ぐ。
ヤミラミのワザ『ロストマイン』が防御できる代表例。ミラーマッチに強くなるが、ジラーチをかがやくゲッコウガのワザ『げっこうしゅりけん』から守るためにマナフィも用意しなければならないため、ベンチの圧迫を嫌って採用は見送られがち。ドラパルトexのワザ『ファントムダイブ』のダメカンをのせるを防ぐことはできない。
メタモン
特性【へんしんスタート】で任意のポケモンになることができる。キュワワーで対戦を始める確立を上げることができるが、特性はバトル場でしか使うことができない。
仮にこのメタモンが【ジェットエネルギー】でバトル場に出た場合、特性を使うと【ジェットエネルギー】もメタモンと一緒にトラッシュしなければならないデメリットがある。
メタモンは「なかよしポフィン」の登場により価値が上がった。ポフィンでメタモンをサーチして特性【へんしんスタート】を使うことで任意のたねポケモンをバトル場に出すことができる。
なかよしポフィン
キュワワーを2体ベンチに並べることができる。ジェットエネルギーが多めに採用されているこのデッキとの相性は良い。
カウンターキャッチャー
相手よりサイドの枚数が多いとき、サポートを使わずにベンチポケモンを呼び出すことができる。
これにより手札干渉(ツツジやナンジャモ)を使いながら相手のベンチポケモンに『スターレクイエム』を当てることができるようになった。ギラティナを倒してきそうなポケモンを処理しながら手札干渉をすることでギラティナが相手の攻撃を耐えて生き残る確率は向上する。上手にサイドを2枚ずつ取り進めて逆転したい。
いれかえカート
たねポケモン限定だが、ダメージを回復しながらポケモンと入れ替えることができる。ワザ『ロストマイン』でばらまかれたダメージや、ドラパルトexのワザ『ファントムダイブ』のダメージを回復することができる。
一見『ポケモンいれかえ』の上位カードに見えるが、ギラティナVSTARを入れ替えることはできないため必ずしもそうではない。ちなみにギラティナVSTARが逃げられなくて困ることは結構ある。
ロストスイーパー
ポケモンのどうぐ、スタジアムを破壊する。特に相手の使っていない「森の封印石」をロストすると効果的。もちろん自分のロストを溜める目的で使うのも良い。
環境デッキの多くがルギア対策のために「シンオウ神殿」を採用している。「シンオウ神殿」はロストギラティナの「ジェットエネルギー」にも刺さるため、その対策として1枚は「ロストスイーパー」を採用しておきたい。
緊急ボード
ロスト系デッキには嬉しい1枚。キュワワーのにげるエネルギーが0になるので立ち回りが楽になる。
森の封印石
任意のカードを1枚手札に加えるため事故防止に繋がる。『スターレクイエム』を使わないマッチアップで使いやすい。
しかしどんなマッチアップでも本当に『スターレクイエム』を使わない展開になるかどうか判断が難しい。判断に自信がないプレイヤーは採用しない方が良いと個人的に思っている。
『スターレクイエム』は非常に使いやすくエネルギー管理を楽にしてくれるため、「相手が小物の多いロストバレットだからスターレクイエムは使わない」、「相手がパオジアンだからスターレイクエムは使わない」等の理由付けになる展開にはあまりならない。
マキシマムベルト
ポケモンexに対して「+50」することができる。『ロストインパクト』が280→330になることによりリザードンex、ドラパルトexを射程圏内に収める。
他、ウッウの『おとぼけスピット』でHP160のイキリンコexを倒したりできる。
プライムキャッチャー
ロストデッキでは半ば必須のエーススペックとなっている。マキシマムベルトが倒すに特化したエーススペックなら、プライムキャッチャーは盤面を崩すに特化したエーススペック。「プライムキャッチャー」は相手プレイヤーがされて一番嫌なことを実行しやすい。
アンフェアスタンプ
(※)上振れを狙うなら「プライムキャッチャー」より強力。「ツツジ」が使えるタイミングより早く使えるので、毎ターン相手の手札に負荷をかけて戦うことができる。
「アンフェアスタンプ」は狙って手札に引き込んでおくことができない、「ツツジ」より前のタイミングで使用しなければならない等の制限がついているため、有効に使用するためには手札が噛み合っている必要がある。この噛み合い具合には「上振れ」が必要。
(※)運の要素(自分の引きや相手の引きの良し悪し)のこと。主に自分の引きの良さに向けて使う。最初から最高の手札をアテにして、それを戦略に組み込むことを上振れを狙う、と使う。
アクロマの実験
ロストゾーンを溜めるために必須のサポート。ロストデッキには必ず4枚採用される。
初手にあれば嬉しいカードだが、確率計算上、初手には無い場合のほうが多い。そのためキュワワーの特性【はなえらび】やギラティナのワザ『アビスシーク』などで上手に引き込む必要がある。
ロストギラティナには逆転要素がふんだんに盛り込まれているため、「アクロマの実験」が引けなくとも諦めず粘り強く戦って欲しい。
シンオウ神殿
おたがいの場の特殊エネルギーの効果をなくす。ルギアに採用される「レガシーエネルギー」対策に用いられることが一般的。他『スターレクイエム』を防ぐ「ミストエネルギー」にも有効にはたらく。
自分の「ジェットエネルギー」の効果も止まってしまうので要注意。しかもかなりの割合で手札を圧迫して邪魔になるので「シンオウ神殿」を使わないマッチアップは「ロストスイーパー」でゲームから除外したい。
ジェットエネルギー
ロスト系のデッキと相性の良いカード。ベンチのキュワワーにつける、特性【はなえらび】をする、ジェットエネルギーをコストにしてにげる、をすることでジェットエネルギー1枚で「ポケモンいれかえ」 2枚ぶんのはたらきをする。
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