【ギラティナVSTAR】優勝デッキと回し方を解説

ポケカコラム

更新日:4/22【月】

対象期間:4/15【月】~4/21【日】

シティリーグ入賞デッキ

4/22【月】現在「アンフェアスタンプ」は決まればそのまま勝利に直結することから次第に評価が高まっている。相手の手札を減らす行動も強力だが、自分の手札をリフレッシュすることに助けられることも多い。

(※)上振れを狙うなら「プライムキャッチャー」より強力。「ツツジ」より早いタイミングで使えるので、毎ターン相手の手札に負荷をかけて戦うことができる。

「アンフェアスタンプ」は狙って手札に引き込んでおくことができない、「ツツジ」より前のタイミングで使用しなければならない等の制限がついているため、効果的な使用には手札が噛み合っている必要がある。この噛み合い具合を勘案して効果的な使用には「上振れ」が必要と説く。

(※)運の要素(自分の引きや相手の引きの良し悪しで、自分が良い引きをする)のこと。最初から最高の手札をアテにして、その引きを戦略に組み込んでおくことを上振れを狙う、と使う。

Pick up

ロストギラティナ【スタンダード】

【ギラティナVSTAR】ジムバトル優勝デッキレシピ
4/20【土】竜星の嵐 名古屋店(愛知) 優勝

環境全体と照らしてもロストギラティナは非常に高い勝率を誇っており、複数の会場で結果を残している。

唯一ルギアデッキのみ明確な苦手としているが、ルギアは特有の事故率の高さを利用して、何もできずに一方的に負けるようなシチュエーションは幸いにも回避している。以前までのルギアはカビゴンが複数枚採用されており、このカビゴンがHPが高くワザ『ロストマイン』が効かなかったため戦いにくかった。しかし昨今のルギアはカビゴンの採用は見送られていることが多く、不利と言いながらもギラティナ側はサイドはしっかり進めることはできるので、案外いい勝負はできる。

マッチアップの展望を簡単にまとめるなら、ルギアVSギラティナは先にサイドを取った方が勝ちやすい。ギラティナ側の方が先にサイドを取るのが難しいデッキであるため、そのスピードの差でやや不利、といったところ。

クリムゾンヘイズ環境では新たな選択肢としてガチグマアカツキexと「アンフェアスタンプ」が追加された。

ガチグマアカツキexはテツノカイナexの天敵とも言えるようなスペックであり、ギラティナVSTARへの進化が遅れてもテツノカイナexに押し切られる展開を防ぐことができる。

またガチグマアカツキexを返すならガチグマアカツキexを当てるのが最適である。例えば相手のガチグマexが出てきたターンにこちらは「ツツジ」を使って手札を削りながら、相手のガチグマexに240を与える。相手のガチグマはワザの反動で動けないため、次のターンにこちらがワザ『ロストマイン』で複数同時きぜつを狙うことができる。

アルセウスV+ギラティナV

【アルセウスギラティナ】ジムバトル優勝デッキレシピ
4/14【日】チャンピオンズリーグ2024愛知 TOP8

VSTARパワーは【スターバース】を使用し、ギラティナのワザ『ロストインパクト』で相手のポケモンを1回の攻撃できぜつさせることを目指す。環境デッキの中では初心者に易しいデッキタイプ。

リザードンexのリリース前までは人気があったデッキタイプ。どうしても攻撃が単調になってしまうため、リザードンのワザ『バーニングダーク』の2体抜きを越えることができず、徐々に使用者を減らしてしまった歴史を持つが、「マキシマムベルト」を手に入れたことにより急遽環境デッキへ。

ビーダルの特性【はたらくまえば】で手札を補充しつつ、「ジャッジマン」や「ナンジャモ」の妨害との組み合わせで戦う。

テツノイサハexやギラティナVSTARが連続で攻撃するためにはワザ『トリニティノヴァ』で上手にエネルギーを加速させる必要がある。この『トリニティノヴァ』のエネルギーの付け先の選択が重要なポイント。デッキ自体のプレイ難度は易しい部類のデッキだが、この付け先の選択だけは様々なパターンを予見する能力を必要とするため、練習しなければならない。

4/22【月】現在、相性が悪いデッキが環境に増えてきたため使用者は減少傾向にある。カビゴンLOに対して有利と言われているルギアが増加し、アルセウスギラティナはルギアを得意としていないのでそれに巻き込まれる形となっている。

デッキ解説

デッキの特徴と回し方

ギラティナの強みはなんと言ってもVSTARワザ『スターレクイエム』。相手を気絶させることができる『スターレクイエム』のプレッシャーと多彩な攻撃手段で攻めるのがロストギラティナ。

特に2進化exに対してはスターレクイエムは絶大な影響力を持っており、2進化exが主流の環境になっていくに連れてギラティナVSTARの強さも相対的に増していく。

回し方で気をつける必要があるのが、このデッキはロストが溜まらないと何もできないデッキであることを留意する必要がある。そのためギラティナVのワザ『アビスシーク』やキュワワーの使い方など、ロストを溜める細かいプレイングの1つ1つが勝敗を分ける。

4/15【月】現在、ギラティナにはロスト型とアルセウス型があり、主流はロスト型となっている。

採用カード解説

ギラティナVSTAR

ギラティナデッキはいかにギラティナVSTARがサイド4枚分の働きをするかが重要な点となる。

このサイド4枚分の働きとは、ギラティナVSTARが相手のサイドが2枚取れるポケモンを倒し、返しの攻撃を耐え、更にそのポケモンを気絶し返すという、ギラティナ1体で相手のポケモンを2体気絶させることをいう。

ギラティナV

ワザ『アビスシーク』でロストを溜める。ジェットエネルギーが入っているので、「はなえらび」「はなえらび」「アクロマの実験」「アビスシーク」で1ターンにロストを6枚溜めることも珍しくない。

このデッキはロストが溜まらないとなにもできないデッキなので、『アビスシーク』を使うことは非常に多い。「アクロマの実験」が引けなくともなんとかなることが多いのは、この『アビスシーク』に助けられている。

キュワワー

特性【はなえらび】でロストゾーンの枚数を溜める。ジェットエネルギーと相性が良い。事前にエネルギーをつけておいて手札干渉に備えるプレイングも重要。

ウッウ

特性【ロストプロバイド】でエネルギーを必要とせずワザを使うことができる。エネルギーをつけることなく110ダメージは破格の性能。HPの低いポケモンを倒してサイドを取ったり、『ロストインパクト』の繋ぎにしたりなど用途は様々。出番がないときも多い。

ヤミラミ

ワザ『ロストマイン』はダメカンを12個ベンチのバラまくことができる。ベンチのポケモンを気絶させるのに「ボスの指令」を必要としないため、ロストインパクトで280ダメージ後の追い打ちや、その布石などに使われる。

ジラーチの特性【ステラヴェール】により、ベンチポケモンへダメカンをのせる効果を防がれてしまうが、ジラーチが出てこないマッチアップには比類なき強さを見せる。

かがやくゲッコウガ

特性【かくしふだ】とワザ「げっこうしゅりけん」で大忙しな1枚。ロストギラティナを見るとマナフィが出てくることがほとんどなので、使い道は特性【かくしふだ】の方が多い。

かがやくゲッコウガは相手にベンチにマナフィを出すことを強要する無言のプレッシャーがある。上達のテクニックとして挙げるながらば、【手張り】>【かくしふだ】であることを念頭に置いてプレイすると良い。(状況によるが基本は左記相関。)

テツノイサハex

ロスト型、アルセウス型の両デッキに採用されるカード。リザードンexの草弱点を突いて1回の攻撃できぜつさせることを目的としている。

ガチグマアカツキex

単純に使っても強力であるが、相手がガチグマexを出してきたときにはガチグマexをぶつけるのが一番強力。相手の手札を「ツツジ」や「ナンジャモ」で削りつつ、ワザ『ブラッドムーン』で240+ヤミラミのワザ『ロストマイン』で相手のポケモンを同時きぜつを狙うことができる。

ワザ『ブラッドムーン』は使ったら次のターン反動で動けない。そのため手札を減らされて入れ替えるカードを失ってしまうと、相手に逆転するチャンスを与えてしまうため使用には注意が必要。

マナフィ

特性【なみのヴェール】でベンチポケモンへのダメージを防ぐ。主にかがやくゲッコウガのワザ『げっこうしゅりけん』を防ぐために採用されている。

ジラーチ

特性【ステラヴェール】にて相手のたねポケモンからのベンチポケモンへのダメカンをのせる効果を防ぐ。

ヤミラミのワザ『ロストマイン』が防御できる代表例。ミラーマッチに強くなるが、ジラーチをかがやくゲッコウガのワザ『げっこうしゅりけん』から守るためにマナフィも用意しなければならないため、ベンチの圧迫を嫌って採用は見送られがち。

メタモン

特性【へんしんスタート】で任意のポケモンになることができる。キュワワーで対戦を始める確立を上げることができるが、特性はバトル場でしか使うことができない。

仮にこのメタモンが【ジェットエネルギー】でバトル場に出た場合、特性を使うと【ジェットエネルギー】もメタモンと一緒にトラッシュしなければならないデメリットがある。

メタモンは「なかよしポフィン」の登場により価値が上がった。ポフィンでメタモンをサーチして特性【へんしんスタート】を使うことで任意のたねポケモンをバトル場に出すことができる。

なかよしポフィン

キュワワーを2体ベンチに並べることができる。ジェットエネルギーが多めに採用されているこのデッキとの相性は良い。

カウンターキャッチャー

相手よりサイドの枚数が多いとき、サポートを使わずにベンチポケモンを呼び出すことができる。

これにより手札干渉(ツツジやナンジャモ)を使いながら相手のベンチポケモンに『スターレクイエム』を当てることができるようになった。ギラティナを倒してきそうなポケモンを処理しながら手札干渉をすることでギラティナが相手の攻撃を耐えて生き残る確率は向上する。上手にサイドを2枚ずつ取り進めて逆転したい。

いれかえカート

たねポケモン限定だが、ダメージを回復しながらポケモンと入れ替えることができる。ワザ『ロストマイン』でばらまかれたダメージや、テツノブジンexの特性【タキオンビット】のダメージを回復することができる。

一見『ポケモンいれかえ』の上位カードに見えるが、ギラティナVSTARを入れ替えることはできないため必ずしもそうではない。ちなみにギラティナVSTARが逃げられなくて困ることは結構ある。

緊急ボード

ロスト系デッキには嬉しい1枚。キュワワーのにげるエネルギーが0になるので立ち回りが楽になる。

マキシマムベルト

ポケモンexに対して「+50」することができる。『ロストインパクト』が280→330になることによりリザードンexのHP330を射程に収める。

他、ウッウの『おとぼけスピット』でHP160のイキリンコexを倒したりできる。

プライムキャッチャー

ロストデッキでは半ば必須のエーススペックとなっている。マキシマムベルトが倒すに特化したエーススペックなら、プライムキャッチャーは盤面を崩すに特化したエーススペック。「プライムキャッチャー」は相手プレイヤーがされて一番嫌なことを実行しやすい。

アンフェアスタンプ

(※)上振れを狙うなら「プライムキャッチャー」より強力。「ツツジ」が使えるタイミングより早く使えるので、毎ターン相手の手札に負荷をかけて戦うことができる。

「アンフェアスタンプ」は狙って手札に引き込んでおくことができない、「ツツジ」より前のタイミングで使用しなければならない等の制限がついているため、有効に使用するためには手札が噛み合っている必要がある。この噛み合い具合には「上振れ」が必要。

(※)運の要素(自分の引きや相手の引きの良し悪し)のこと。主に自分の引きの良さに向けて使う。最初から最高の手札をアテにして、それを戦略に組み込むことを上振れを狙う、と使う。

アクロマの実験

ロストゾーンを溜めるために必須のサポート。ロストデッキには必ず4枚採用される。

初手にあれば嬉しいカードだが、確率計算上、初手には無い場合のほうが多い。そのためキュワワーの特性【はなえらび】やギラティナのワザ『アビスシーク』などで上手に引き込む必要がある。

ロストギラティナには逆転要素がふんだんに盛り込まれているため、「アクロマの実験」が引けなくとも諦めず粘り強く戦って欲しい。

シンオウ神殿

おたがいの場の特殊エネルギーの効果をなくす。「ミストエネルギー」により『スターレクイエム』を無効化されてしまうのを防ぐ。自分の「ジェットエネルギー」の効果もなくなってしまうので注意。

カビゴンデッキが「ジェットエネルギー」の効果をなくすために「シンオウ神殿」を採用していることが多い。その「シンオウ神殿」をトラッシュすることができないため、ギラティナ側が「シンオウ神殿」を採用することは少ない。

ジェットエネルギー

ロスト系のデッキと相性の良いカード。ベンチのキュワワーにつける、特性【はなえらび】をする、ジェットエネルギーをコストにしてにげる、をすることでジェットエネルギー1枚で「ポケモンいれかえ」 2枚ぶんのはたらきをする。

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