【テツノブジンex】優勝デッキと回し方を解説

ポケカコラム

更新日:4/4【木】

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エンテイ型

【テツノブジンex】ジムバトル優勝デッキレシピ
4/2【火】ジムバトル優勝

ウガツホムラexやエンテイVがダメージを稼いで、足りない部分をテツノブジンexの特性【タキオンビット】で補うような戦い方をする。

単体でアタッカーとして完結しているエンテイVやウガツホムラexを軸にすることでテツノブジンexを複数展開でき、特性【タキオンビット】だけでHPが低いポケモンを倒してワザを使わずともサイドを進める強みを活かしやすくなっている。

イキリンコexの特性【イキリテイク】を使うことで、後攻1ターン目から攻撃できる機会にも恵まれている。

【先攻後攻問題について

SNSではテツノブジンexデッキはじゃんけんで勝った場合の先後の取り方について議論されており、それについての見解を述べる。

結論を先に述べると、この議論は特性【タキオンビット】を1ターン分多く使いたいか、ワザを相手より1回多く使いたいか、そのどちらを優先するかにて決する。(先攻を取れば相手より1ターン分多く【タキオンビット】を使用できるし、後攻を取れば相手より先に攻撃できるので1ターン分多く攻撃ができる。)

先攻のメリット

  • 特性【タキオンビット】が1ターン分多く使える。
  • エンテイVが攻撃に『マグマの滝壺』を必要としないため、HP230を維持できる。(HPが230を維持することはミライドンのワザ「フォトンブラスター」やトドロクツキのワザ「カラミティストーム」の射程から逃れるための重要な関心事。)

後攻のメリット

  • 後攻1ターン目から攻撃することで相手より1回多く攻撃ができる。
  • 相手がサポートを使えていないうちに攻撃できるので、盤面を崩しやすい。
  • 安定して後攻を選択できるので、構築が定まりやすい。

上記を考慮して、自分が大事だと考える要素がある方を選択すると良い。ちなみに私は【タキオンビット】を1ターン多く使えることを重要視して先攻を選択する。

(※)1ターン多く行えるという表現に語弊があるかもしれないが、自分の勝利時を終算点とすると、実質的に相手より1回多く行う機会を得て終えているため、1ターン多く行えると表現した。

オリジンパルキア型

【テツノブジンex】ジムバトル優勝デッキレシピ
3/16【土】トレカショップKCC(埼玉)準優勝

オリジンパルキアVSTARでダメージを稼いで、足りないダメージをテツノブジンexの特性【タキオンビット】で補う。考え方はエンテイ型と同じであるが、こちらはエンテイVやウガツホムラexと違って進化しなければならないため、じゃんけんに勝った場合、先攻1択である。

デッキ解説

デッキの特徴と回し方

テツノブジンexの特性【タキオンビット】を入れ替え系カードで複数回使用する。

エンテイVのような(※)単体で完結しているアタッカーで戦いつつ、テツノブジンexの特性【タキオンビット】で足りないダメージを補ったり、HPが低いポケモンを特性だけで倒してサイドを進める。

ただ、あくまでテツノブジンexは補助的な役割と考えて、継続的にワザを使うことを第一優先であることを忘れてはならない。

序盤にサイド差を大きくつけて、逃げ切るようにして勝ちたい。

(※)単体で完結しているとは、攻撃に他のポケモンの補助を必要としないことを指す。例えばパオジアンはセグレイブの特性【きょくていおん】を必要とするし、サーナイトは特性【サイコエンブレイス】ありきで作戦が組み立てられている。

エンテイやれんげきウーラオスのようなエネルギーをつけるだけで攻撃ができる、他のポケモンの特別な補助を必要としていないポケモンを単体で完結しているポケモンという。

採用カード解説

テツノブジンex

基本的には特性がメイン。

テツノブジンデッキはこの特性で与えるダメージを各所に分散して戦略を組み立てる。

イキリンコex

特性【イキリテイク】で1ターン目の動きがより強力になり、相手のHPの低いポケモンを早期に倒しやすくなる。手札事故からも脱却できる。サイド落ちを考慮して2枚採用されることがあるほど、必須カードである。

『マグマの滝壺』を引き込めなかった時など、まれにワザ「きあいをいれる」が有効な場面がある。

エンテイV

単体で完結しているアタッカーとして、たくさんのベンチ枠を必要とするテツノブジンexと相性が良い。
相手のデッキに次第でHPを230に保つことが重要な場合、『マグマの滝壺』『いれかえカート』の使い方を工夫する必要がある。

HP230はルギアVSTARのワザ「ストームダイブ」やトドロクツキの「カラミティストーム」の220ダメージを耐えるため、マッチアップによってはこの10の差は大きな意味を持つ。

大地の器

エンテイ型で、『マグマの滝壺』を用いるため、手札にエネルギーを集めてトラッシュする目的で採用される。
数少ない「手札をコストにするカード」なので、余ったポケモンをトラッシュして、相手からの手札干渉に備えたい。

既に対戦では対戦ではもう使う機会がないカードを早めにトラッシュしておくことで相手のツツジ等に備えることができる。あらかじめ対戦に必要のないカードを捨てておくことで、相手のツツジ後、少しでも博士の研究などのサポートカードを引ける確率を上げるように努める。これを強い山札を作るといい、上級プレイヤーは必ずこれを意識しながらゲームを進めている。

すごいつりざお

序盤にイキリンコexの特性【イキリテイク】や『博士の研究』でやむを得ずトラッシュしてしまったカードを復活させることができる。


炎エネルギーをトラッシュしすぎた不測の事態にも役に立つ。余裕があれば是非採用したい。

ブーストエナジー未来

テツノブジンexに付けることで特性の回数をターン毎に嵩増しできるので、ぜひ採用したい。
そしてなるべく早い段階で付けておきたい。

勇気のおまもり

エンテイVに付けてHPを上げることで『マグマの滝壺』の効果でダメカンが乗っても、ルギアVSTARのワザ「ストームダイブ」やトドロクツキのワザ「カラミティストーム」の220ダメージを耐えるようになる。つまり『マグマの滝壺』が使いやすくなるため、エネルギーの供給に貢献している。


対サーナイトではイキリンコexに付けることで、サケブシッポのワザ「ほえさけぶ」で倒されないようにする使い方もできる。

悲しいことにテツノブジンデッキは全体的に耐久力が脆弱なデッキに分類されるため、最大HPを底上げする『勇気のおまもり』は使い方次第で光る。

ワザマシン デヴォリューション

全体的にポケモンのHPが高いリザードンに対してのメタカードとして、エンテイ型に採用されることがある。

あえてサイドを取らずにダメージを蓄積させることでエンテイVがリザードンexの攻撃を耐え続け、デヴォリューションで一気にサイドを取ることで攻撃の手を止めさせる戦術が可能になる。

アクロマの実験

手札を増やせるサポートとして、『博士の研究』に次いで採用されている。
1ターン目の単純なドロー枚数で考えれば『ナンジャモ』の方が多いのだが、序盤からガンガンサイドを進めるこのデッキの特徴を考慮し、相手の終盤の手札干渉からも復帰しやすいことから、『アクロマの実験』が優先的に採用されている。

ジェットエネルギー

エンテイVのワザに必要なエネルギーが炎無なので、一枚は何のエネルギーでも構わない。
そこで、入れ替え効果が付いていて相性の良い『ジェットエネルギー』が採用されている。
終盤のエネルギーの供給が必要ない場面になると、テツノブジンexにつけるなどして入れ替え札としても運用できる。
入れ替えの効果は強制なので、ベンチのエンテイVにつけて育てておくといった使い方ができないのは玉に瑕。

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