【ルール解説】ナンジャモの裁定、効果を解説

ルール【裁定解説】

ナンジャモ

おたがいのプレイヤーは、それぞれ自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。その後、それぞれ自分のサイドの残り枚数ぶん、山札を引く。


自分の手札が、「ナンジャモ」1枚のみで、相手の手札は1枚以上あります。このとき、「ナンジャモ」を使った場合、自分は山札の下にもどすカードがありませんが、自分のサイドの残り枚数ぶん、山札を引くことができますか?

はい、できます。

ナンジャモは自分の手札がナンジャモ1枚のみでも、相手に手札が1枚以上あれば使用することできます。問題は次の裁定です。


自分の手札が、「ナンジャモ」1枚のみで、相手の手札はありません。このとき、自分は「ナンジャモ」を使うことができますか?

いいえ、できません。

ナンジャモはお互いの手札がない場合、使用することができません。

その理由はポケモンカードでは次のようなルールがあるからです。

▼ポケカ上級ルールガイド▼

◆前文に書かれている内容を1つでも行うことができた場合、「その後」に続く内容を行います。前文に書かれている効果を全く行うことができなかった場合、「その後」に続く内容は行いません。

この裁定を知った上で、ナンジャモのテキストをもう一度見てみましょう。

ナンジャモ

おたがいのプレイヤーは、それぞれ自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。その後、それぞれ自分のサイドの残り枚数ぶん、山札を引く。

お互いの手札が1枚もない場合は、前文に書かれている内容を全く行うことができなかった場合、に抵触しています。

できなかった場合、「その後」に続く内容は行いません。とあるので、お互いの手札がない状態ではナンジャモは使用不可のカードとなります。

このようにポケモンカードのルールガイドでは、ポケモンカード単体に留まらず、カードの構文1つ1つに対して適宜の裁定が与えられています。

ポケモンカードのテキストの歴史は、そのほとんどが過去に1度登場したことのある繰り返しの歴史であり、1度も見たことないようなテキストが登場することは昨今では滅多にありません。

ポケモンカードの環境は、有るものと有るものを組み合わせたにも関わらず、そこにHPやダメージ等の計算されたパラメータを与えることでまったくの新しい環境となるように常に試行錯誤を繰り返して作られています。

ポケモンカードのルールの恒久性は、過去の遺産を尊ぶことによって保たれています。


▼ポケカ環境デッキレシピまとめ▼

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