【ルール解説】ゾロアーク（げんえいへんげ）の裁定を解説します

ゾロアーク

特性【げんえいへんげ】

自分の番に1回使える。自分のトラッシュから1進化ポケモン（「ゾロアーク」をのぞく）を1枚選ぶ。その後、このポケモンと、ついているすべてのカードを、トラッシュし、このポケモンがいた場所に、選んだポケモンを出す。

ゾロアークの特性【げんえいへんげ】で1進化のポケモンexを場に出すことはできますか？

はい、出すことができます。

一方、ポケモンVSTARやポケモンVMAXは【げんえいへんげ】で場に出すことができません。

その理由は、ポケモンVSTARやポケモンVMAXは1進化ではなく、V進化ポケモンだからです。

1進化のポケモンexは【げんえいへんげ】で場に出すことができます。

その理由は、1進化ポケモンだからです。

オドリドリの特性【パッションダンス】を使い、【げんえいへんげ】の効果で直接場に出ている1進化ポケモンのHPを「20」回復することはできますか？

はい、できます。

この裁定の真意は、【げんえいへんげ】で出ている1進化ポケモンはたねポケモンではなく、あくまで進化ポケモン扱いとなります、という裁定です。

【げんえいへんげ】で出したポケモンは、1進化ポケモンとして扱います。

特性【パッションダンス】

自分の番に1回使える。自分のバトル場の進化ポケモンのHPを「20」回復する。

前の番から場に出ているゾロアークの特性【げんえいへんげ】を使って、トラッシュから1進化ポケモンをえらび、ゾロアークがいた場所に出しました。同じ番の中で、この1進化ポケモンを進化させることはできますか？

いいえ、できません。

これは【げんえいへんげ】は、このゾロアークの情報を引き継ぐか、引き継がないか、ということが論点の裁定です。

【げんえいへんげ】で出した選んで出したポケモンは、【げんえいへんげ】を使ったゾロアークの情報を引き継ぎません。

情報を引き継ぐカードの例としてサポート「ネジキ」があります。

このサポートでポケモンを入れ替えた場合、場に出ていたポケモンの情報（状態）を引き継ぐので、前の番から出ていたポケモンならば進化させることができます。

これは、前の番から出ていた、という情報を引き継いだからです。

一方ゾロアークの【げんえいへんげ】で選んで出したポケモンは、新しく出したポケモンとして取り扱います。

ネジキはダメカンや特殊状態なども引き継ぎますが、【げんえいへんげ】で選んで出したポケモンはダメカン、特殊状態など、あらゆるすべての情報を引き継ぎません。

その理由は、【げんえいへんげ】で選んで出したポケモンは、新しく出したポケモンだからです。

自分のトラッシュからたねポケモンを1枚選び、自分の場のたねポケモン1匹と入れ替える（ついているカード・ダメカン・特殊状態・効果などは、すべて引きつぐ）。入れ替えたポケモンはトラッシュする。

【※】上級者向けルール解説

【げんえいへんげ】で選んで出したポケモン、なぜ出した番に進化させることができないのか？

▼上級プレイヤー用ルールガイド▼

おたがいのプレイヤーは、自分の最初の番にはポケモンを進化させることができません。また場に出したばかりの【たね】ポケモンや進化したばかりのポケモンも、その番には進化できません。

上級プレイヤー用ルールガイドでは、進化ができないパターンを限定列挙にて示しています。

ポケモンを進化させることができないパターンは全部で3つです。

自分の最初の番
場に出したばかりの【たね】ポケモン
進化したばかりのポケモン

ルールガイドが進化できないパターンを限定列挙している以上、上記に抵触するパターン以外での進化はすべて認めるとの反対解釈が及びます。

このルールを一切の例外を許さない絶対的根拠として捉えるのであれば、1.自分の最初の番でもなく、2.場に出したばかりの【たね】ポケモンでもなく、3.進化したばかりのポケモンでもないとなり、【げんえいへんげ】で選んだ出したポケモンはどのルールにも抵触していないため、出したその番に進化させることが可能であると言えるでしょう。

ですが公式サイトQ&Aでは下記のような取り扱いとなっています。