【ルール解説】ミケルゲ【しっこくのわざわい】の裁定、効果を解説

ルール【裁定解説】

ミカルゲ

特性【しっこくのわざわい】

このポケモンがいるかぎり、おたがいの場のたねポケモンの「ポケモンV」の特性は、すべてなくなる。

ぱっときえる 10

このポケモンと、ついているすべてのカードを、手札にもどす。


ミカルゲの特性【しっこくのわざわい】がはたらいているとき、【森の封印石】をつけているたねポケモンの「ポケモンV」は、VSTARパワーの特性「スターアルケミー」を使うことができますか?

はい、できます。

同様に空の封印石の特性【スターオーダー】も使うことができます。


エンペルトVの特性【エンペラーアイ】とミカルゲの特性【しっこくのわざわい】の関係

これはどちらの特性が先にはたらいていたかで特性の優先順位が決まります。

自分のバトル場にエンペルトVがいる状態で、相手がベンチにミカルゲを出した場合、エンペルトVの特性によってミケルゲの特性はなくなります。

ただし、一度でもエンペルトVがバトル場を離れてしまうと、その途端にミカルゲの特性がはたらくので、それ以降はミカルゲの特性が優先してはたらきます。

ミカルゲはベンチにいても特性ははたらきますが、エンペルトVの特性はバトル場でしかはたらかないので、例えばあなぬけのヒモやボスの指令等でエンペルトVをバトル場から移動させてしまうと、それ以降はミカルゲの特性が場を制します。

対戦開始と同時に自分のバトルポケモンがエンペルトV、相手の場にミカルゲがいた場合は?

この場合は先攻プレイヤーの特性が優先してはたらきます。

エンペルトV

特性【エンペラーアイ】

このポケモンがバトル場にいるかぎり、相手の場のたねポケモン(「ルールを持つポケモン」をのぞく)の特性は、すべてなくなる。


ワザ「ぱっときえる」の効果でミケルゲを手札に戻さないことはできますか?

いいえ、できません。

ぱっときえるを使った場合、ミカルゲを必ず手札に戻す必要があります。


※ちょっと上級ルール※

エンペルトVがバトル場とベンチにいるときにあなぬけのヒモを使った場合、エンペルトVはバトル場を離れたことになりますか?

エンペルトVがバトル場にいて、ベンチにもエンペルトVがいるときに、あなぬけのヒモを使った場合、一旦エンペルトVがバトル場を離れるという手順を踏む。

なら、そのポケモンを入れ替えるときにバトル場を離れるという手順を踏むのであれば、その瞬間にミカルゲの特性がはたらく余地が生まれるのではないか?というちょっと変わった疑問です。

これは、ポケモンの入れ替えとはどのような手順で行われているか?というポケモンの入れ替えの解釈についての問題です。

入れ替え手順については2つのパターンが考えられます。

1.一旦バトルポケモンがベンチに下がってから、ベンチのポケモンがバトル場に出る。

2.バトルポケモンとベンチポケモンを直接入れ替える。

ポケモンの入れ替えが1.のパターンで行われるのであれば、エンペルトVは一旦バトル場から離れたことになるため、ミカルゲの特性【しっこくのわざわい】が優先して場を制する余地が生まれます。

一方2.のパターンのように、エンペルトVとエンペルトVを直接入れ替えるのであれば、エンペルトVは実質ずっとバトル場を離れなかったこととなり、エンペルトVの特性【エンペラーアイ】が継続してはたらきます。

答えは…

この問題の答えは2.バトルポケモンとベンチポケモンを直接入れ替えるです。

理由は、1.のパターンでの入れ替えでは、ルール上の不都合が生じるからです。

バトルポケモンが一旦下がる、という手順を踏んでしまうと、ベンチポケモンが6匹の瞬間が生じてしまいます。

このためポケモンの入れ替えは、バトルポケモンとベンチポケモンの場所を直接、同時に入れ替えなければ成立しません。

つまり結論は、バトル場のエンペルトVとベンチのエンペルトVを入れ替えたとしても、エンペルトVは場を離れた扱いにならないので、エンペルトVの特性【エンペラーアイ】は継続します。(あなぬけのヒモに限らず、逃げるやポケモンいれかえ、ボスの指令でバトル場と入れ替えた場合も同様です)

要は対戦中はバトル場が空になっている瞬間がない、ということになります。

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