【メガブレイブ/メガシンフォニア】収録カード解説

メガフシギバナex

オーガポン みどりのめんexで場にエネルギーを出し、特性【ソーラートランス】で自在に付け替え可能。

メガフシギバナexが持つ自身のサイド3枚の価値以上の成果を挙げるためにも、メガフシギバナexで相手の攻撃を2回以上耐えなければ、メガフシギバナexをアタッカーとして起用することは難しい。
目を見張るほどの耐久力だが、210ダメージ以上の攻撃を2回連続で宣言されると、簡単に2回の攻撃で倒されてしまう。回復系のサポートカードを使用して、なんとか2回の攻撃を受けきり、できるだけ長くバトル場で活躍してもらいたい。

メガバクーダex

1進化で高耐久、1枚のエネルギーでやけど込み260ダメージとコストパフォーマンスの高いポケモン。
ただ、コスパは良いが、コスパが良いだけで何もワンパンすることができない。

メガバクーダex単体では相手をやけど状態にすることもできない。
強く使うための補助が必要な割に、スペックが物足りない印象。

メガルカリオex

エネルギーの軽さと使いやすさがアピールポイントのポケモン。『はどうづき』で加速できるエネルギーの枚数が多く、アタッカーを複数体育てることができる。
「パワープロテイン」によるバフもありダメージも申し分なく、単純にメガルカリオexを2体用意して『はどうづき』を宣言しながら「フトゥー博士のシナリオ」でメガルカリオexをぐるぐる使い回すだけでも強い。

テキスト自体は、さすがメガシンカと言うべきクオリティだが、タケルライコとのサイドレースに勝ちにくいことや、サーナイトex、メガサーナイトexの存在は無視できないため、メガルカリオexを全面に押し出す戦い方で環境を制することは不可能。

『はどうづき』で加速して育てたポケモンがよっぽど強いか、メガルカリオexを容易にワンパンできない環境が到来しない限り、Tier1に入り込むことは難しい。

しかし、だからといってサブに甘んじるには勿体ないほどのスペック。今は時期が悪いとしか

メガアブソルex

『デスピリオド』は2回の【アドレナブレイン】で満たすことができるが、マシマシラが2体完成している段階だと『デスピリオド』に舵を切らずとも、別の戦い方を模索した方が強そうな感じはする。(2体のマシマシラが健在の時点で盤面は強い。『デスピリオド』は妥協の末の消極的選択肢になりそうな予感。マシマシラが2体いる場なら、常にもっと良い選択肢がありそう)

『あくのかぎづめ』も効果的に使用するにはお膳立てが必要であり、サイドを3枚取られるメガシンカポケモンの行動としては物足りない。

メガクチートex

自分が取ったサイドの枚数に応じてダメージが上がるワザを持つ。『がっつく』により終盤のサイドをもぎ取るパワーは期待できるが、『ビッグバイト』の性能がいまいちなため序盤に課題が残り、メガクチートex単体でデッキを組むことは難しいと評価した。

序盤からサイドを先行しやすいブリジュラスexと相性が良く、ブリジュラスexに不足していた後半のダメージを補っているため、ブリジュラスexとは相互に役割を補完しているように見える。

まあ、メガクチートexの採用先がどうなるかは保留として、とりあえず『がっつく』の評価はすこぶる高い。たねポケモンが2枚のエネルギーで繰り出せるダメージではない。

アイアンディフェンダー

鋼ポケモン全員がワザのダメージ「-30」を得る。効果は重複する。

このカードを手札に集めることもそうだが、鋼ポケモンのみで盤面を固めること自体が難しい。メガメタグロスexの性能に期待?

パワープロテイン

ワザのダメージを「+30」する効果。「パワープロテイン」と同様の効果を持ち、過去に収録されたエレキパワーパワータブレットは、積極的に4枚採用したいカードだった。

どのように強いカードかと言うと、自身の上振れの幅が大きく強化される。
自身のポケモンが相手の攻撃を耐えるかどうかは、お互いプレイヤーにとって大きな関心事。
相手が1回、攻撃を耐えることを想定していたポケモンをワンパンできれば、相手のエネルギーテンポや、進化のテンポを破壊することができる。
エネルギーテンポや進化のテンポを破壊できれば、その瞬間に実質勝ちという展開を無理やり手繰り寄せる。

相手のポケモンをワンパンするということは、サイド獲得以上に大きな価値を含んでいる場合があり、「このターンにパワープロテインをX枚以上使えたら実質勝ち!」という特殊な勝利条件を自身に付与する。(例えば本来プール上ではなし得ない後攻ワンキルの実現)

ファイトゴング

闘タイプのたねポケモンか、基本闘エネルギーをサーチできるグッズ。
汎用性が高く、今後の闘デッキでは必須パーツとなる。

マチスの取引

お互いにサイドを獲得するか、自分が4ドローするかを相手が選ぶサポート。今までにない面白い効果だが、効果の選択権が相手にある以上、状況に応じて噛み合わない効果を選ばされる。

なお「マチスの取引」の効果は自分の場のポケモンの育成が完了していることが前提であるため、自分が有利な時にしか使えない。(自身のポケモンの攻撃が担保されていなければ、サイドを1枚取り合ったあとに攻撃できずに番を終えることになる)

リーリエの決心

リソースを温存しながら戦うことができる。「博士の研究」が採用されている枠と選択。

危ない廃墟

悪タイプ以外のたねポケモンが出るたびに、ダメカンを2個乗せるスタジアム。悪タイプデッキだけでなく、ダメカンを能動的に生成できる点からマシマシラとも相性が良い。

メガニウム

「活力の森」でいきなり出てきてオーガポンみどりのめんexをワンパンアタッカーへと変貌させる。下手なことせずオーガポンみどりのめんexにエネルギーを集めるだけで強そう。

メガユキノオーex

『アバランチハンマー』とカイオーガを組み合わせた専用デッキの登場を予感させるが、安定した攻撃にはセグレイブの特性【きょくていおん】が必要であり、要求が重く安定させづらい。

メガライボルトex

シビビールをエネルギー源とした雷系デッキの選択肢として入ってくる。
にげるコストがゼロで、ワザ『ライオットブラスター』のダメージも高い。ややゼクロムexと役割が被ってる感があるが、メガライボルトexは高耐久なのが魅力。

『フラッシュレイ』はタケルライコに対して有効(と言われていた時期があった)だが、ワザの効果はメガライボルトexをベンチに下げられると解除されてしまう。(プライムキャッチャー+ボスの指令で解除)
この「たねポケモンからのワザのダメージを受けない」効果は、タケルライコに対してあまりアテにならなかった事例があるため、『フラッシュレイ』に対して過度な期待はできない。現状『フラッシュレイ』はおまけ程度。

メガサーナイトex

既存のサーナイトexと相性が良く、場にエネルギーを溜めることで高ダメージを狙える。自身でもエネルギー加速は可能だが、『メガシンフォニア』を連続で使ってサイドを4枚以上を取得する成果を挙げるためにも、やはりエネルギー加速は他所に任せる構築が望ましい。

既存のサーナイトデッキへメガサーナイトexが採用されるかどうかは諸説あるが、ゲーム終盤にいきなりメガサーナイトexへ進化→「ナンジャモ」→最後に「メガサーナイトexをワンパンできますか?」と問いかけるハードルの作り方は、シンプルながら最強のプレッシャー。なんだかんだ1枚以上の採用はマストになってくるのではないだろうか。

メガラティアスex

ラティオスと組み合わせることで300ダメージを出す。奇襲性能は高いが、たねポケモン+高ダメージコンセプトの頂点であるタケルライコに劣った仕上がりになってしまい、差別化が難しい。

サブアタッカーでの運用も試みられているが、エネルギーの色が合うデッキがなく、現状のプールではサブとしても厳しい。

メガガルーラex

ラティアスexの特性【スカイライン】と合わせて死に出しで特性【おつかいダッシュ】を使いたい。
タケルライコデッキに刺しても良さそうな1枚。宝石なし型タケルライコの方が強く使えるかも?

あやしい時計

アセロラのいたずら

1ターン、自分の場のポケモンに「exからダメージや効果を受けない」という効果を付与できるサポート。上手く使えば試合をひっくり返せるパワーを持つカードだが、ベンチのポケモンを狙われるだけで突破されてしまう。

ドラパルトデッキのように、相手にサイドを1枚ずつ取らせながら場を作っていくデッキなら採用の余地あり。(キチキギスexを置けない点は気になるが)

ミツルの思いやり

この系統の効果にしては珍しく、回復後にエネルギーを手札に戻すことができる。(大体エネルギーは回復と引き換えにトラッシュに行くイメージが強い)。ワザのコストが軽いメガシンカポケモンなら、メガシンカならではの耐久力を活かして長時間バトル場で活躍することができる。

メガシンカポケモンはHPがかなり高いため、環境次第ではこのカードに詰まされるデッキも出てきそう。

活力の森

最初のターン以外で、草ポケモンをターン制限なく自由に進化させられるスタジアム。たねポケモンを出したターンからでもすぐに進化させることができるため、アタッカーを即座に作って攻撃したり、システムポケモンを一気に育てる等の使い道がある。
1進化ポケモンや2進化ポケモンをふんだんに採用した複雑な進化コンセプトも無理やり成立させることも期待できる。

草タイプには、進化ポケモンも手札に加えられるグッズ「虫取りセット」があり、強力な草タイプポケモンが増えれば増えるほど強化される。

破れた時空」然り、「巨大植物の森」然り、即進化スタジアムは常に禁制級の強さ。今後の草タイプの開拓に大いに期待したい。

なみのりビーチ

「ボウルタウン」や「ジャミングタワー」など、基礎を支える効果を持つスタジアムが多いため、これらを押しのけて採用されるには専用構築で組む必要がある。例えば水タイプ版のキュワワーの特性【はなえらび】など。

イルカマンとはシナジーあり。

ミステリーガーデン

スタジアムの効果であるにも関わらず、最大で6枚ドローできる。プリズムスター「ヒートファクトリー」を彷彿させ、それと遜色ないスペック。

手札干渉をする際、「ミステリーガーデン」が貼られていると超エネルギーも復帰する当たりカードとなるため、「ミステリーガーデン」も破壊しなければならず、手札干渉する側のハードルが1個増える。

サーナイトはスペックを存分に引き出すフルパワーデッキへと進化するため、新環境はサーナイトを中心とした環境形成が行われるだろう。

ラプラスex

ジムバトルで配布されるプロモーションカード。『ハイドロターン』はワザのダメージが青天井にも関わらず、自分をベンチポケモンと入れ替えることができる。
クレッフィミミッキュと入れ替えながら戦いたい。

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