ミラーマッチ解説『マリィのオーロンゲex』

ゲームの流れ

序盤はスボミー合戦。相手にサイドを取らせた後、オーロンゲexでマシマシラを取り合う展開になり、マシマシラの数的優位を維持した側が勝つゲーム。そのため、「カウンターキャッチャー」や「ボスの指令」などベンチを呼び出すカード、「夜のタンカ」や「すごいつりざお」などマシマシラを復帰させる手段はいずれもキーカードになる。

マシマシラの準備の遅延、不要なポケモンをベンチに出す、デヴォリューションケアの失念等、余計なことをした方、ケアを怠った方が負ける。

戦略の優先順位

  1. マシマシラをきぜつさせる
  2. オーロンゲexを2体同時に『デヴォリューション』をかける

基本的にマシマシラの取り合い。サブプランでオーロンゲexへの『デヴォリューション』。
ゲームに優勢であったとしても、『デヴォリューション』で同時きぜつによる逆転を防ぐために3体目のオーロンゲexの育成も考えなければならない。(つまり優勢であったとしてもベンチの使い方が求められる。)
メインプランとサブプランが絶えず交錯するこの微妙な距離感こそが、オーロンゲミラーが泥沼化しやすいと言われる所以。

ユキメノコを作らない

オーロンゲミラーはユキメノコに進化してしてしまうとマラカッチで縛られる対象になるだけでなく、盤面を圧迫するため、マシマシラの数で負けやすい。そのため、ミラーマッチはオーロンゲexとマシマシラのみで戦う。

相手の場にダメカンを残さない

《ユキメノコに進化させない=双方自前でダメカンを生成する手段を持たない》
ダメカンは分散させることなく、一箇所に固めると良い。

相手にベンチの空きを作らせない

ベンチを圧迫していると選択肢が狭まる。そのため、勝負の最終ターンまでピィやスボミーは放置して、相手のベンチに空きを作らせない。
これは自分も同じことが言える。ピィやスボミー等の勝負に関係のないポケモンは必ず負け筋になるため、場に出す際は慎重に。

サポートやシークレットボックスを温存

お互いに手札干渉の回数が多いため、ゲームの道中よく止まる。そのため、手札が潤沢でサポートを使用せずとも攻撃が成立するようなターンは、あえてサポートを使用せず温存しておいた方が勝負所への投資になる。

劣勢時『マラカッチを使う』

入れ替えるカードが入っていないため、サイドや盤面が劣勢の場合、相手のマシマシラをマラカッチで縛ることで1体ずつきぜつさせていく。この時、マシマシラの数で負けていなければダメカンを返されても問題なく押し切ることができる。
(縛られた側もダメカンを返して抗うと、ただいたずらにターンの引き伸ばしにしかならない。むしろ潔く差し出した方が被害が少ない。)

劣勢時『デヴォリューションを使う』

2体のオーロンゲexにダメカンを集めて『デヴォリューション』を狙う。マシマシラの数で負けていると、『デヴォリューション』を使う前に回復されてしまうため、マシマシラの数が少なくとも同数以上であることが条件になるが、このプランが決まると1,2ターン貰える。

まとめ

劣勢時のマラカッチ、劣勢時のデヴォリューション、いずれもマシマシラとの組み合わせに依存している。結局、何をやるにしてもマシマシラの数が物を言う。なのでゲームの方針に迷ったら、とりあえずマシマシラをきぜつさせる。ミラーマッチにおいてこれが間違いになることはない。

そして、

  1. マシマシラをきぜつさせるための「カウンターキャッチャー」の重要性
  2. 「カウンターキャッチャー」をアクティブにする方法
  3. 相手にどのようにサイドを取らせるか

つまり、相手にさりげなくサイドを取らせて、「カウンターキャッチャー」を使用する権利を得た側がゲームの主導権を握り、攻めることができる。

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