【ルギアVSTAR】優勝デッキと回し方を解説

ポケカコラム

更新日:7/25【木】

ルギアの立ち位置

7/26【木】現在、新弾の「ステラミラクル」により強化を受けたリザードンと、それに強いとされるドラパルト、レジドラゴのシェア率が伸びている状況。

それらに押しつぶされるような形で、ルギアのシェア率はステラミラクル前と比較して減少傾向にある。ルギア自体はステラミラクルによる強化を一切受けていないため、他デッキの強化をただ指を咥えて見ているだけの状態となってしまっている。

ステラミラクルでの構築変化

無し

環境デッキに対する立ち回り方

ルギアVSTAR【レガシーエネルギー型】
画像
サンプルデッキレシピ

VSリザードン

HPが330と非常に高いリザードンexですらも、チラチーノに5枚のエネルギーを付ければワザ『スペシャルころころ』で倒せてしまう。これは2進化ならではの高耐久をウリにしているリザードンからしてみればかなりキツイところ。

そのため、リザードン側はなるべくリザードンexが1回の攻撃で倒されないように立ち回ってくる。例を挙げるとアーケオスから倒して5枚のエネルギーが付かないようにするか、チラチーノを狩りつくす動きを取る。

これに対してルギア側は、特性【アッセンブルスター】でアーケオスを展開するタイミングと、チラチーノ(チラーミィ)を出して多くのエネルギーを付けるターンを同時にすることで、どこが倒されてもリザードンexを1回の攻撃で倒し続けられる状況を目指したい。

直近ではヨノワールの採用がメジャーになっており、チラチーノとアーケオスを同時に倒される機会ができてしまった。(偉大な大樹を採用した構築の場合、さらに容易にされてしまう。)
これによりエネルギーの供給不足となり、リザードンexなどの高HPポケモンをチラチーノで倒しづらくなった。

チラチーノだけでゲームメイクするのが難しくなったため、序盤の非ルールのポケモンを倒すハードルが低いうちに『ごっつあんプリファイ』でサイドを稼ぎ、終盤にかけてチラチーノで詰め切るように戦いたい。

キチキギスexを倒せるように、ルギアにダブルターボエネルギーを付けないように注意。他「崩れたスタジアム」や「フトゥー博士のシナリオ」で逃げられる前にロトムVを仕留めておくのも重要。

ルギアデッキの性質上、持っている手札で戦うしかないという部分はあるが、できるなら「ボスの指令」であらかじめヨマワルを倒しておくなどで対策を講じたい。ルギアに対して特性【なみのヴェール】のマナフィを置くプレイが浸透していないうちは「オーガポンいどのめんex」も対策になる。

ステラミラクルからの新カード「ブライア」により、1-2-3のサイドプランで負けるようになってしまった。サイド枚数を気にかけられる場合は攻撃する対象を意識して、自分のサイド枚数が残り2枚にならないように注意したい。

VSタケルライコ

積極的にチラチーノでexポケモンを倒し、サイドを有利に進めていく。多少出遅れた場合でもチラチーノで戦い続け、「レガシーエネルギー」で取られるサイドを減らせられれば先に勝ち切ることができる。

「勇気のおまもり」がついたタケルライコexをワザ『スペシャルころころ』で倒すには5枚のエネルギーが必要となるため、できれば序盤からエネルギーをトラッシュしすぎないように立ち回りたい。

「ジャミングタワー」で後からHPの増加分を掻き消して倒すプレイングも一応抑えておきたい。

順当に回ればタケルライコ側は「レガシーエネルギー」がついたチラチーノとの相性が最悪であるため、このレガシーチラチーノで前のポケモンを倒し続けていれば勝てる。

VSドラパルト

「ミストエネルギー」でいかにダメカンを6個のせる効果の効率を失わせるかにかかっている。「ミストエネルギー」を上手に使えばドラパルトは200ダメージを連発することしかできない単調な激重デッキである。

基本的には6個のせられてきぜつしそうなポケモンに「ミストエネルギー」を後出しでつけることで相手のダメカンの乗せ方を難しくすることができる。

「カウンターキャッチャー」が多めに採用されているため、アーケオスが狙われやすい。そのため、エネルギーを大量に付けた無視できないチラチーノを用意し続けることで対策したい。

『ファントムダイブ』の効果によるきぜつは「レガシーエネルギー」のサイドを取る数を減らす効果を無視するため、「レガシーエネルギー」をつけるポケモンにも「ミストエネルギー」をつけたい。

ステラミラクルからの新カード「きらめく結晶」、「アカマツ」により、ドラパルト側の攻撃のしやすさが向上。エネルギーが付いているドロンチ(ドラメシア)が1体しかいない、といった状況からでもすぐさま攻撃が可能なため、チラチーノ発進の準備を怠らないように意識する。

VSサーナイト

サケブシッポのワザ『ほえさけぶ』でベンチのアーケオスが簡単に倒されてしまうため注意が必要。できればアーケオスを出すタイミングに合わせてテツノカイナexを用いたいところだが、PJCS以降のサーナイトには「改造ハンマー」が採用されるようになってきており、1枚しか存在しない「レガシーエネルギー」をトラッシュされるとテツノカイナexが棒立ちになってしまうため非常に危険。ワザが使えなくなったテツノカイナexを逃がすことができず、サケブシッポのワザ『ほえさけぶ』を連打されて負けてしまうため、早期の『ごっつぁんプリファイ』にはかなりリスクが伴うことを承知しておかなければならない。

方針としてはチラチーノにエネルギーを蓄えるようにして、アーケオスが倒されたとしてもサーナイトexを倒せる状態にしておきたい。サーナイトexを1回の攻撃で倒すことができず、「フトゥー博士のシナリオ」で手札に戻されるプレイを許してしまえば、それはルギア側の負けルートである。

たまにルギア側のハバタクカミのワザ『たたりとばす』のベンチに与えるダメカンで2体同時気絶を狙えるシーンがあるので、覚えておきたい。

状況によってはアーケオスもアタッカーとして運用して、相手にポケモンex、ポケモンVを差し出さないように努めることで序盤に作ったリードを守りきりたい。

VSレジドラゴ

ルギアはレジドラゴに対して有利に立ち回れる数少ないデッキの1つ。

対面するポケモンでレジドラゴ側は使用するワザを使い分けてくる。

基本はルギアに対してはタケルライコexの『きょくらいごう』(もしくは『ロストインパクト』)を、チラチーノに対してはヒスイヌメルゴンVSTARの『アイアンローリング』もしくはドラパルトexの『ファントムダイブ』で戦われることになる。

最も気を付けたいのが、キュレムのワザ『トライフロスト』。

チラチーノ、チラーミィ、アーケオスを『ファントムダイブ』で削られたあと、サイド複数取りを狙われてしまう。ルギアにはマナフィの採用がないため、効率の良い『トライフロスト』をモロに食らってしまうことを頭に入れておく必要がある。

チラチーノでのサイド1-2交換や「レガシーエネルギー」の取られるサイドを減らす効果で順当にゲームが進めば勝てる対面なので、最終的なキュレムの負け筋を常に考慮しながら立ち回りたい。

ルギアVSTARで攻める際は、まれに採用されているオノノクスのワザ『アックスダウン』のケアで「ミストエネルギー」を付けておきたい。

VSロストバレット

お互いにガチグマアカツキexとテツノカイナexを採用しているため、非ルール←テツノカイナex←ガチグマアカツキexの三すくみになる。この間、お互いにサイドを2枚ずつ取り合うことになるが、ルギア側は一方的に「レガシーエネルギー」で取られるサイドを減らすことができる(テツノカイナexが『くるいえぐる』で倒された場合は例外、ミストエネルギーでケア必要。)

チラチーノはワザ『げっこうしゅりけん』や『ロストマイン』で倒されやすく、ウィークポイントになってしまうため、チラチーノはあまり出さずルギアVSTARで攻撃していく。ルギアVSTARがライコウVなどに倒された場合、ガチグマアカツキexで反撃する。

なるべくHPの高いポケモンで戦うことで相手にウッウ、ヤミラミで相手にサイドを取られないようにした。最後にはテツノカイナexでのサイド2枚取りでゲームを締める。

VSロストギラティナ

「ミストエネルギー」と「Vガードエネルギー」を付けたルギアVSTARを序盤から押し付けるようにして戦う。ギラティナVSTARはこれを「シンオウ神殿」なしでは突破できず、序盤のうちはおおよそ『おとぼけスピット』で誤魔化すか『アビスシーク』で手札を整えることしかできない。ここで開いたサイド枚数の差を終盤まで維持するイメージで勝ち切る。

アタッカーに「ギフトエネルギー」と「ミストエネルギー」をセットで付けるようにするとワザの効果で気絶させられることが無くなり、「ギフトエネルギー」の効果を発動させやすくなる。

最後は『ごっつあんプリファイ』でサイド2枚取りによる勝利も見据える。

VSルギア【ミラーマッチ】

ミラーマッチは「どちらが先にアーケオスを展開するか」ということにかかっており、テクニックでの差はあまり生まれない。強いて言えば、相手が次の番に『ストームダイブ』を使えるのかどうかを予想し、ワザ『かぜよみ』で準備をするかどうかを見極めることくらい。

先に攻撃さえできればチラチーノで相手のルギアを倒し、一方的な試合展開に突入する。あまり努力が報われることはないので、練習はほどほどで良い。

VSパオジアン

どちらのデッキも青天井ワザとごっつあんプリファイを併せ持つため、バトル場がどのポケモンでもサイドを2枚ずつ進めることが可能になっている。

そのため、このマッチアップでは「どちらが先にサイドを2枚取るか」が重要になっている。裏を返せば、先に攻撃されたとしても取られるサイドが1枚であれば問題ない。チラーミィを差し出すことで先に攻撃されても勝てる展開が見込める。ただし『げっこうしゅりけん』『ごっつぁんプリファイ』には要注意。

パオジアンデッキに採用されているポケモンはオリジンパルキアVSTAR以外はガチグマアカツキexで倒せるため、チラチーノを複数準備する必要はない。

VSミライドン

後攻1ターン目からルギアVが倒される危険性があるので、用意できるなら複数用意したい。

基本的にミライドン側の方が攻撃が早く、チラチーノでexポケモンを倒して有利な交換を持ちかけても『ごっつあんプリファイ』で裏切られてしまうため、逆転が非常に困難。「ジャミングタワー」でテツノカイナexについた「ヘビーバトン」の効果を消すなどしてエネルギーの供給を鈍らせ、ミライドン側が満足に攻撃できなくなることを望む他ない。

データ分析で勝率を計算しても20%程度の勝率しか見込めない最悪のマッチアップ。

VS古代バレット

ワザ『あだうちやばね』のダメージが上がってルギアVSTARが倒される前に、序盤はルギアVSTARをアタッカーにして戦う。

中盤はサイド1-1交換を狙ってチラチーノで応戦し、終盤はかがやくゲッコウガにワザ『ごっつあんプリファイ』を当ててサイド2枚取りで締めたい。

ネオラントVはサイドを2枚取られる分負け筋になりやすく、『アクアリターン』の120ダメージがトドロクツキ(コライドン)のHPに達しないことから、ネオラントVが場から逃げたとしてもあまり意味がない。ネオラントVはなるべく出さないようにプレイしたい。

もし相手がハバタクカミでスタートした場合などでハバタクカミがバトル場にいる時、特性【あんやのはばたき】でルギアVSTARの特性【アッセンブルスター】が消えることには要注意。

VSカビゴンLO

アーケオスの特性【プライマルターボ】でどのポケモンもワザを使うことができるため、環境デッキの中で1番カビゴンLOと相性が良い。コントロール系統の相手に対して戦いやすいのが、ルギアデッキを使う要因の1つといってもいいほど。

あまり多くのエネルギーを付ける必要はない(むしろ温存しておきたい)ために、ベンチに出すアーケオスはわざと1体にする。ただピジョットexが採用されているパターンだと特性【みなぎるせんこう】のレントラーも採用されていることが多く、アーケオスが倒されて厳しい展開になるため、ポッポ、ピジョットexが見えたらアーケオスを2体出すようにする。

相手に手札を増やさせないためにもなるべくロトムVは速い段階で倒しておきたい。またこの時、カビゴンがバトル場から退くことで特性【とおせんぼ】が効かなくなるため、縛られていたポケモンを逃がすことができるのも忘れないようにしたい。

7/25【木】現在、カビゴン側に「ハンディサーキュレーター」と「おはやし笛」を3,4枚と多めに採用する構築がメジャーになっており、エネルギーを不必要なポケモンに流されやすくなったことで相性関係が怪しくなっている。

カビゴン側からのエネルギーの妨害が間に合う前に、絶え間なく攻撃し続けてサイドを取りきってしまいたい。

デッキ解説

デッキの特徴と回し方

序盤はとにかくルギアVSTARの特性【アッセンブルスター】でアーケオスを2体着地させることを目標に動く。

プレイ方針で気を付けてたいことは、無暗にアーケオスの特性【プライマルターボ】を使用しないこと。色々なポケモンにエネルギーを散らしてしまうとチラチーノのワザ『スペシャルころころ』のプレッシャーを活かせない。常にチラチーノが1回の攻撃できぜつさせてくる憂いがあるようなエネルギーのつけ方を意識したい。目的のない惰性での【プライマルターボ】は悪手である。

後は相手のバトル場のポケモンに合わせて、チラチーノとテツノカイナexもしくはオーガポン いどのめんexで効率よくサイドを取り、出遅れたとしても相手より少ない攻撃回数でサイドを取りきることで勝利を目指す。後半の爆発力にも十分期待できるため、諦めず粘り強く戦って欲しい。

エネルギーはかなり多くの枚数採用されているが、消費量もハンパじゃない。エネルギーのリソース管理には細心の注意が必要。

採用カード解説

ルギアV

ワザ『かぜよみ』がアーケオスをトラッシュできる点で非常に強力。

特性【アッセンブルスター】さえ使えばあとはアタッカーの役割をチラチーノに任せることも多く、実際の枚数はそこまで必要としない。安定に寄せて堅実に4枚採用するかは好み。

ルギアVSTAR

このデッキの根幹。特性【アッセンブルスター】でアーケオスをベンチに出すことを目的に使用する。

ワザ『ストームダイブ』も強く、一部を除くたねのV,exポケモン倒せるダメージラインになっている。またスタジアムをトラッシュできる効果も強力で、メタカードとして多く採用されている「シンオウ神殿」の対抗手段になっている。「レガシーエネルギー」の効果が封じられた場合も無色だけで使えるワザでやり過ごしながら「シンオウ神殿」をトラッシュできるのは嬉しい。

アーケオス

ポケモンカードの歴史の中でもトップクラスのぶっ壊れ特性。VSTARパワーと比べても遜色ない。

2進化だからこそ許された特性【プライマルターボ】だが、いとも簡単に場に出てしまうために強さがとんでもないことになっている。HPが若干高いことも高評価。

2枚のエネルギーを分散してつけることはできないため、そこに練度が出る。(ここくらいしか練度を出すところがないとも言える…。)

チラーミィ

強力なワザ『スペシャルころころ』を持つチラチーノの進化前であるチラーミィだが、便利なワザ『なかまをよぶ』を持っているものと、HP70のものが存在する。

変幻の仮面環境ではドラパルトが流行しているため、HP70のチラーミィを優先的に採用することをおすすめする。

チラチーノ

ワザ『スペシャルころころ』はまるでルギアVSTARのために生み出されたかのような性能をしており、付けたエネルギーの枚数に応じて大ダメージを出すことができる。チラチーノの殺意から逃れるためには開発陣がHP360のポケモンを作って流行らせるしかない。

多くの対面でどれだけチラチーノを多く使えるかが重要になるため、なるべく展開を急ぎ、エネルギーの管理も気を付けたい。

ガチグマアカツキex

HP、ワザのダメージ、必要なエネルギー、どれをとっても高スペックなポケモン。主に対ロストバレット、パオジアンで相手のテツノカイナexを倒すのに用いる。

テツノカイナex

「レガシーエネルギー」で採用されるようになった筆頭ポケモン。ワザ『ごっつあんプリファイ』で非ルール相手にもサイド2枚取れるようになった。これにより様々な対面で柔軟なプランが取れるようになった。

オーガポン いどのめんex

テツノカイナex同様、「レガシーエネルギー」で採用されるようになった。相手のポケモンを2体同時きぜつを狙うことができる。相手の場にマナフィがいると役割がないのが欠点。

ワザ『げきりゅうポンプ』はエネルギーを山札に戻せるためエネルギーの消費が少なく済む。

ハバタクカミ

ロストバレットに対して強力なだけでなく、テツノイバラexの対策にもなる。(特性【イニシャライズ】がはたらいている場でも【アッセンブルスター】を使うことができる。)

ネオラントVのワザ『アクアリターン』を使った後にバトル場に壁として差し出しやすい。

ネオラントV

特性【ルミナスサイン】で手札の状況に応じたサポートを加えられるため、アーケオスの出しやすさが向上する。「ハイパーボール」などから手札事故を解決できるのも魅力的。

レガシーエネルギーの登場でワザ『アクアリターン』が使えるようになったため、負け筋になる前に自主的に場から退くことができるようになった。

キチキギスex

ルギアデッキは基本的には「ギフトエネルギー」の効果で手札が潤沢になるが、特に終盤になるにつれてギフトエネルギーを避けるようなプレイを取られることが多い。

最終盤には相手の「シンオウ神殿」を剝がすためのスタジアムと「ボスの指令」がセットで必要になるなど複数のカードを要求される場面が多いので、キチキギスexを採用することで終盤の詰めが楽になるシーンがあるかもしれない。

ハイパーボール

アーケオスをトラッシュするのに欠かせないカード。許されるのであれば4枚より多く入れたいほどにこのデッキのハイパーボールは強力。

中盤以降もギフトエネルギーの効果を活かすために手札の不要なカードをトラッシュできるのが嬉しい。

キャプチャーアロマ

「ハイパーボール」だけではポケモンを供給するカードが足りないため、追加で採用されている。「スーパーボール」とどちらを優先して採用するかは好みが出るが、確実に1枚ポケモンを加えらることと、2枚目のアーケオスを加える確率が「スーパーボール」より高いことから「キャプチャーアロマ」が優先することが多い。

スーパーボール

「キャプチャーアロマ」と違い、ポケモンを手札に加えられない場合がある。しかしアーケオスを出した後の山札からエネルギーが減っている状態から使うと「キャプチャーアロマ」よりポケモンを手札に加えやすい。

夜のタンカ

序盤に、盤面に出すわけにはいかないが「博士の研究」などでトラッシュせざるを得なかった「ガチグマアカツキex」、「テツノカイナex」を後々回収することができるようになる。

相手としても一度トラッシュに落ちたカードは戻ってこないものと考えてプレイするため、奇襲になる。進化できずにトラッシュされたチラチーノを回収できる点も便利。

シークレットボックス

ACE SPECの枠は使ってしまうものの、序盤のアーケオスの展開に一役買ってくれる。「ハイパーボール」と同時に手札をトラッシュできるサポートを持ってくることで、アーケオスのトラッシュが確約される。

中盤以降も手札に溜まった不要なカードをトラッシュすることで「ギフトエネルギー」の効果を活かしやすくなるメリットがある。

サバイブギプス

相手のワザのダメージを1度耐えられるため、サイドを取られなくほか、エネルギーの持ちがよくなるのが強力。ほぼ相手の攻撃を耐えることができないチラチーノにつけて攻撃を耐えてもらい、2回攻撃できるように使う。

ナンジャモ

序盤にはドローカードとして使う。「博士の研究」は引ける枚数が多い+アーケオスをトラッシュすることができるが、エネルギーごとトラッシュしてしまうのがデメリットであり、絶対に使用できない場面も多々ある。「ナンジャモ」はそういったデメリットがなく、引ける枚数も多い。手札に嵩張ってしまったエネルギーを山札の下に戻す役割もある。

博士の研究

手札のアーケオスをトラッシュしつつ、7枚もの手札を引き直せるのが強力。

手札にエネルギーやチラチーノなどトラッシュしたくないカードを複数抱えているときは使いにくい。

ゼイユ

先攻1ターン目から使えることで、ネオラントVからいち早く手札事故を脱却できる。引く枚数は「博士の研究」より少ない5枚だが、そこはギフトエネルギーの存在であまり気にならない。

セレナ

手札のアーケオスをトラッシュしつつ手札補充ができるカードかつ、「ボスの指令」のような使い方もできる。ロトムVを呼び出して倒すことも多いため、環境次第で「ボスの指令」との枚数バランスを考えたい。

ジニア

アーケオスを加えて「ハイパーボール」でトラッシュする使い方がメイン。

「ヒナツ」との選択枠。「ヒナツ」の方が優秀と言われることも多いが、ルギアVSTARを手札に加えることができる点で相違。「キャプチャーアロマ」で一喜一憂したくない人は「ジニア」を選ぶと良い。

ヒナツ

「ジニア」と比較して、山札に不要なアーケオスをより多く引っこ抜いておけるのが嬉しい。チラチーノもサーチ可能。

崩れたスタジアム

序盤に使ったネオラントVを負け筋になる前にトラッシュしておくために採用される。「レガシーエネルギー」の登場でネオラントVが自主的に退けるようになったので、役割は薄くなっている。

テーブルシティ

コイントス次第でポケモンを加えられる点は便利だが、実際このカードの本質はスタジアムというカードのカテゴリそのものにある。ルギアが苦手とする「シンオウ神殿」を貼り返すという役割が非常に重要。

安定感を損なうことなく「シンオウ神殿」の対抗策になるこのカードは、環境のルギアに対するヘイトが高い時に積極的に採用したい。

ジャミングタワー

未来バレットやミライドンのテツノカイナexによく用いられる「ヘビーバトン」の効果を消す役割を筆頭に、他にも環境で活躍するさまざまなポケモンのどうぐの対処ができる便利カード。

「レガシーエネルギー」の登場でネオラントVが自主退場できることから役割が薄くなった「崩れたスタジアム」に代わり、これからのルギアのスタジアム枠はこのカードになるだろう。

ギフトエネルギー

このデッキを支える陰の立役者。場に手札を供給するポケモンを用意せずとも臨んだ動きが可能なのはこのカードの影響が大きい。逆にここを封じられてしまうと痛手なので、相手の「ボスの指令」などでギフトエネルギーのついたポケモンが避けられることも想定しておきたい。

ジェットエネルギー

ルギアVのワザ『かぜよみ』やチラーミィのワザ『なかまをよぶ』を使いたい時に重宝する。ガチグマアカツキexのワザの反動を打ち消すためにも使うので、終盤まで残すようにしたい。

ダブルターボエネルギー

ルギアVSTARで戦う時に2個分のエネルギーとして扱えるため便利。ダメージがマイナスされてしまうため注意が必要。『ストームダイブ』でポケモンVをきぜつさせたいときや、『スペシャルころころ』を使うときは気をつけなければならない。

ミストエネルギー

ドラパルトexのワザ『ファントムダイブ』やトドロクツキexのワザ『くるいえぐる』などの、ワザの効果を防ぐ役割がある。

Vガードエネルギー

Vポケモンからのダメージをマイナスできる。環境にルギア、ギラティナのようなVポケモンが増えてきた際には枚数を増やすことも検討したい。特にギラティナのワザ『ロストインパクト』をルギアVSTARが耐えるために使うことが多い。

レガシーエネルギー

レギュレーションマークEから長らく存在しなかった「すべてのタイプとして扱うエネルギー」がここにきて解禁された。様々なポケモンがルギアデッキの採用候補となり、新たな常識が生み出されていくきっかけとなるカード。

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