キルリア
特性【リファイン】
自分の番に、自分の手札を1枚トラッシュするなら、1回使える。自分の山札を2枚引く。
自分の山札が1枚もないとき、キルリアの特性【リファイン】を使うことはできますか?
いいえ、使うことはできません。
その理由をルールガイドを参照して解説します。
【リファイン】はなぜ使えない?
▼上級ルールガイド▼
1.特性の宣言
自分の場のポケモンが持つ特性の中から、使う特性を決めて相手プレイヤーに伝えます。カードの説明文に使うための条件がある場合、それに従います。条件に従うことができない場合は、その特性を宣言できません。また2.まで行った結果で状況の変化が何も起きないことがわかっている場合も、その特性は宣言できません。
2.書かれている説明文の実行
特性に書かれている説明文に従います。説明文に書いてあることは、特別な指示や処理がないかぎり、書かれている順にすべて行います。
【1.特性の宣言】では、状況の変化が何も起きないことがわかっている場合、その特性は宣言できません、とあります。
【リファイン】の効果で手札をトラッシュすることは、ルールガイドが示す状況の変化には含まれません。
以上のことから、山札が0枚のときに【リファイン】を使用した場合、状況の変化が何も起きないに該当するため、山札が0枚のときに【リファイン】を使用することはできません。(宣言できません)
自分の山札が1枚もないとき、ゾロアークGXの特性【とりひき】を使うことはできますか?
はい、使うことができます。
【リファイン】と【とりひき】は一見同じテキストのように見えますが、若干の違いがあります。それは「その後、」の有無です。
ポケモンカードのルールの解釈を深めるためには、「その後、」が持つポケモンカード固有の意味を理解することが大切です。
ゾロアークGX
特性【とりひき】
自分の番に1回使える。自分の手札を1枚トラッシュする。その後、山札を2枚引く。
【リファイン】と【とりひき】の違い
▼上級ルールガイド▼
カードの説明文に従うことができない部分があったとしても、そのワザや特性、トレーナーズを使うことができます。その場合は従える部分にのみ従い、従えない部分は行いません。
ルールガイドには、従える部分にのみ従い、従えない部分は行いません、とあります。
これを前提に解説すると、
【リファイン】の『手札を1枚トラッシュする、山札を2枚引く』は1個の動作です。
1枚トラッシュに従えても、山札を2枚引くに従えないので効果を使うことができません。(1個の動作なのですべてに従える必要がある)
【とりひき】の『手札を1枚トラッシュする、山札を2枚引く』は「その後、」により区切られた、2個の動作です。
従える部分にのみ従い、従えない部分は行わないので、手札を1枚トラッシュする、まで従います。
この理由をルールブックの文言通りに正確に示すと、
【とりひき】は従える部分にのみ従うから使える。(宣言できる)
【リファイン】は従える部分がないから使えない。(宣言できない)
という理由になります。
自分の山札が1枚のとき、リファインを使うことはできますか?
はい、使うことができます。
カードの説明文で指定される数より対象の数が少ない場合、指定された数に一番近い数を適用します。
山札が1枚の場合、指定された数に1番近い数を適用するため、手札を1枚トラッシュし、山札を1枚引きます。
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